キューのバレンタイン
明日はフェイとクカとミルのバレンタインを投稿します。
部屋でチョコを食べている時に飲み物が欲しくなり、一度部屋から出ていき調理場の冷蔵庫まで行った。
「あれキューここで何してるんだ」
調理場の着くとキューが居た事に気づいて声をかけた。
「あ、ユメさん今バレンタインのチョコを作ってるんですよ」
「まさかそれを俺にくれるのか」
「いいえこれは他の皆さんの分です」
するとキューは冷蔵庫から箱を出し俺に渡してきた。
「これがユメさんの分です」
「開けてもいいか」
「いいですよ」
キューの了承を得て、俺が箱の中を開けてみるとそこにはチョコケーキが入っていた。
「普通ケーキなんて誕生日とかに、皆と食べるんでしょうが、これは私からユメさんにあげるバレンタインチョコです」
まさかチョコケーキをバレンタインに渡してくるとは。
「さすがキューだな、でもこれを一人で食べきる自信はないから、皆のチョコが出来たら二人で食べないか」
部屋に皆から貰ったチョコがあることや、これからフェイのチョコを食べる事を考えたら流石にこれは一人で食べきれない。
「それならちょっと待ってください、後少しで溶かし終わるので」
キューは溶かしていたチョコを見に行った、キューがチョコを作り終わるまでに、俺はキューが作ってくれたチョコケーキを二人分に切っていた。
「よし、これぐらいかな」
キューはチョコを溶かし終えて、型を取り冷蔵庫に入れていた。
「お待たせしました」
キューは俺が座っている隣の席に座った、二人分のチョコケーキをキューに渡して、さっき欲しかった飲み物も牛乳を二人分置いておいた。
「それじゃあいただきます」
俺はフォークでチョコケーキを一口食べると、アルさんのチョコとは別の甘さがあった。
「どうですか」
「うん甘くて美味しいよ」
俺が言うとキューは微笑んだ。
「それなら良かったです」
キューもチョコケーキを一口食べると、また笑顔になった、二人でチョコケーキを食べ終わり俺は立ち上がった。
「それじゃあ俺は部屋に戻るよ」
「私は皆さんにチョコを配らないといけないので、ユメさんとはここでお別れですね」
「そうだなキューありがとな、今度またチョコケーキ作ってくれると嬉しいぞ」
俺はキューにお礼を言って調理場から出ていった。
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