フェイは学校に着く
今日は1話だけです。
お兄ちゃんと一緒に学校の道を歩いている時に、私はお兄ちゃんの手を握っていいのか、考えていたどうせ私がお兄ちゃんの事が大好きだと知られるのは、時間の問題だろうと思うと、お兄ちゃんの手を握った、お兄ちゃんは手を握ったまま歩いてくれた。
「やっぱりお兄ちゃんは優しいよね」
私が手を握っても嫌な顔せずに歩いてくれる、私は優しいお兄ちゃんが大好きだ、そんな事を考えていると学校に着いたようだ。
「ほら今日からフェイもここで、一緒に通う事になるんだぞ」
お兄ちゃんは私の顔を見ながら答え、私達は学校の敷地に入っていく。
「入学式は体育館で行われるから、こっちだぞフェイ」
お兄ちゃんの案内で迷うことなく体育館に着く事が出来て、入ってみると既に多くの入学生が、体育館に入っていた。
「こんなに多くの入学生が、居るんだねお兄ちゃん」
「多分だが、あの人のファンの奴が入ってきたりしてるんじゃないかな」
「有名な人でも居るの」
「ああ、フェイもアイドルのシルミは知ってるだろ、その人がこの学校の上級生なんだよ」
「へーそうだったんだ」
私がこの学校に入学するのを決めたのは、お兄ちゃんが一緒だったからだ、それ以外には興味がなかったので今初めて知った。
「それよりフェイそろそろ手離すぞ」
お兄ちゃんが言うと、握っていた手を離された。
「それじゃあ俺は保護者席に座ってるから、フェイは自分のクラスが、どこか聞いて席に座れ」
「わかったよお兄ちゃん、ちゃんと見ててよね」
私はお兄ちゃんに言い体育館の席に座っている、受付の先生に、自分の名前を言ってクラスを聞いた。
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