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フェイは母さんに話す

今日は後2話投稿します。


「ちょっとあなた達こんなに遅くまで何してたのよ」


家に帰ると母さんは俺達の事を心配していた。


「二人で人間界に行ってたんだよ」


俺が言うと、母さんは溜め息を吐いた。


「まさか人間界に行ってるなんて、それよりフェイのバッグと服は買ってくれたの」


母さんに言われると、フェイは袋から服を出した。


「うん、お兄ちゃんがバッグを選んでくれたから、気に入ったよ、服は適当に皆が着そうな服を、私が選んだんだ」


フェイは母さんにバッグと服を渡していた。


「そうなの、それでフェイ今日は楽しかったの」


「お兄ちゃんと一緒だったから、今日はずっと楽しかったよ、でもお兄ちゃんに迷惑かけたかな」


フェイが言っているのは、人間界で捕まってしまった事だろう、もう少し俺が遅れていればフェイは、知らない誰かに物として買われていただろうが、本当に無事で良かった。


「それでねお母さん人間界でお兄ちゃんがいい物を買ってくれたんだ」


フェイは外に置いていたドラゴンの卵を取りに行き母さんに見せていた。


「お兄ちゃんがねドラゴンの卵を買ってくれたんだよ」


フェイは笑顔で母さんに話している。


「ちょっと待って、なんでドラゴンの卵なんて買ってきたの」


「人間界に行ったら生物の卵を売っている人が居て、私の入学祝いでお兄ちゃんが買ってくれたんだ」


「フェイまさかドラゴンを孵化させる気じゃないよね」


「えっダメなのお母さん」


「だってドラゴンなんて孵化させたら、いつか大きくなってこの家なんて簡単に壊されるわよ」


「その時は住む場所を考えてあげるし、ちゃんと自分でお世話するよお母さん」


「でも」


「まあ母さん、フェイもこう言ってるし、いいんじゃないかな」


「じゃあユメも一緒に面倒みなさい、それなら母さん許してあげる」


「買ったのは俺だし、面倒はみてあげるよ」


「それならいいわよ、それじゃあ二人とも早く手洗って来なさい、もうすぐご飯も出来るから」


母さんが許してくれると、フェイは笑顔になり手を洗いに行った、俺も一緒に行こうとした時に母さんに呼び止められた。


「ユメ、フェイを喜ばせてくれてありがとね、あの子ユメと一緒に居る時だけは、楽しそうに笑うから」


「まあ、フェイは妹だし、当然だよ」


「まあいいわ、ほらあなたも洗いに行きなさい、今日はフェイの為に美味しいご飯を、作ったんだから」


俺は母さんに言われ手を洗いに行く。

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