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ユメはフェイを助ける

今日も1話だけです。


「今宵集まってくれた皆さん感謝致します、これよりオークションを始めさせていただきます」


大きな声で始まり、私は牢屋みたいな所に閉じ込められた、私の事を見てくる人間が数人いた。


「本当ならこれは最後に出そうと考えていたのですが、本日は身分の高い人達も集まっているので、最初から盛り上げる為に、この魔族の少女を最初の出品にしたいと思います」


私を連れてきた大きな大人が話していると、私の牢屋の上から明るくなった。


「ほーまさか魔族を出品するとは、さすが商売人」


「これは欲しい」


「皆さん落ち着いて下さい、それではオークションを始めるので」


「ちょっと待った」


今から始めようとした時にドアが開く音がして、私が見るとそこにお兄ちゃんが立っていた。


「そこで捕まってるのは俺の妹だ、解放してくれ」


「なんで魔族が俺のオークションに、入ってきてるんだ」


「なあ聞いてるか、早くフェイを解放しろ」


お兄ちゃんは怒っているみたいで、私を連れてきた大きな大人に話しかけていた。


「嫌だね、これはもう俺の商品になったんだよ、だから邪魔するな」


大きな大人はお兄ちゃんに向けて攻撃しようとしたが、お兄ちゃんは止めていた。


「フェイは商品なんかじゃないんだよ、俺の妹だ」


すると次はお兄ちゃんが大きな大人に向けて闇の魔法を打っていた、その直後に大きな大人は倒れていた。


「重力の魔法だフェイと俺が逃げたら、魔法は解除する」


お兄ちゃんが私の牢屋に近づいて来ると、牢屋を強引に開けて、私は解放された。


「ごめんなフェイ怖かっただろ」


お兄ちゃんは私に抱きついて来て、優しく頭を撫でてくれた。


「うん、だけどお兄ちゃんが助けてくれたから」


私は涙を堪え笑顔を見せていた。


「さあもうこんな所から出て家に帰ろう」


お兄ちゃんに手を繋がれ、そのまま出ていこうとした所を私は止めた。


「待ってお兄ちゃん」


お兄ちゃんは出ていくのを止めると私を見てきた、私はお兄ちゃんの手を離し、大きな大人の所まで行きある物を探した、だが見つからず私は近くを探すとドラゴンの卵を見つけた、私はそれを持ちお兄ちゃんの所まで戻る。


「それじゃあもうここに用はないな」


さっきまで座って居た大人達は居なくなり、もう私とお兄ちゃんと大きな大人しか居なかった、私はお兄ちゃんの手を繋ぎ二人一緒にフードを被り外に出た。

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