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フェイは騙された事に気づく


「お兄ちゃん遅いな」


私は大人達に連れてこられて、暗い部屋でお兄ちゃんを待っているんだが、お兄ちゃんは全然現れなかった、それに大人達はドラゴンの卵を返してくれなかった。


「お兄ちゃんまだ来ないの」


私はドラゴンの卵を持っている大人に聞くが、その大人はどこかに行ってしまった、するとそのすぐ後に大きな大人が来た。


「嘘だと思ったが、本当に魔族を連れてきたようだな」


その大人の横にドラゴンの卵を持った大人も居た。


「ええ、それでこの二つはどれ位の価値がありますか」


「そうだな、魔族の方はまだ幼いからな、まあオークションに出せばいい値段で買う奴がいるんじゃないか」


「ドラゴンの卵の方はどうですか」


「それは俺が買う、オークションになんか出させるだけで勿体ない」


「それでは後は任せます、魔族の方が売れた場合は連絡を下さい」


大人同士の話が終わると、ドラゴンの卵を大きな大人の方に渡すと、さっきまで居た大人達が出ていった。


「あれ、どこに行くのお兄ちゃんを連れてくるんじゃないの」


私は追いかけようとしたが、大きな大人にドアを塞がれた。


「まあ待て、お前には連れて行く場所があるんだ、付いてこい」


私はそのまま大きな大人に連れていかれてしまった。


「もしかして、私、騙されたの」


さっき出ていった大人達に騙された事に気がついた、連れていかれた場所は明るく、そこには何人もの大人達が座って居た。


「なんだろう、ここ嫌な雰囲気がある」


私は逃げる事を考えているが、私はまだ魔法も習っていないし、どうしたらいいのか考えるが何も思い浮かばない。


「お兄ちゃん怖いよ」


私の体は震えだし、お兄ちゃんの事を考えていた。

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