ユメはホットドッグを買う
今日も1話だけです。
俺とフェイはドラゴンの卵を買って、フェイはもう既に卵をフードの中に入れて温めていた。
「フェイそんなに早く孵化なんてしないぞ」
「そんなの知ってるけど、こうやって温めていればいつか産まれるでしょ」
「まあそうだな、それでフェイは後行きたい場所はあるか」
「私はもう無いよ」
「そうか、なら後はこの近くで出店でも探して、食べてから帰るか」
「そうだ人間界の食べ物を食べるんだったね」
俺は出店を探しちょうどいい所にホットドッグの出店があった。
「フェイはここで待ってろ、俺が買ってくるから」
俺はフェイに声をかけ出店の方まで走っていった、男の店主にホットドッグを二個貰い、フェイが居た所まで戻ってみたがフェイは居なかった。
「あれ、フェイはここで待っていたはずだが」
キョロキョロと見るが、フェイは居なかった、俺が言ったのでどこかにも行かないはずだが、もう少しここで待ってみるか、そのままフェイを待っていると夜になってしまった、ホットドッグも冷めてしまって俺は街中を走り出した。
「なんで気づかなかった、ここは人間界なんだぞ」
俺はさっきの所で、通りすがりの人間の女性に聞いた、俺がホットドッグを買っている間、フードを被った子が何人かの大人に連れていかれたと。
俺はそれがフェイだと確信して、人間の女性がフェイを連れていった大人達がどこに行ったか聞いて、その人間の女性に言われた方向を俺は走っていた。
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