フェイ達は人間界に行く
今日も1話だけです。
「私オシャレには興味ないけど、人間の女の子達がどんな服を着てるのか気になる」
「服か、まあ着たりしなければバレないだろ」
俺は辺りを見て服が売ってそうな店を見つけた。
「よし、あそこに行くぞフェイ」
俺は歩き出し後ろからフェイが付いてきた、俺達が店に入ると何故か皆こちらを見てきた、俺達がフードを被っているので、皆怪しんでいるのか。
「まあ、気にせず行くぞフェイ」
俺はフェイに声をかけると、人間の女子用の服のコーナーを見つけた。
「それじゃあ俺はこの辺で待っているから、フェイは色々見てきていいぞ」
「お兄ちゃんは自分のを見ないの」
「ああ、俺は別にな、フェイは欲しいのがあったら俺に言えよ買ってやるから」
「でもお母さんから貰ったお金もう無いよね」
「まあな、だから俺が出してやるよ」
「そんな私が自分で出さなきゃいけないのに」
「いいから甘えてろ、こんな特別な事をするのは今日だけなんだから、ほら早く服を見てこい」
俺がフェイに言うと、フェイは服を見に行った、そのまま少しの時間が経つとフェイが戻ってきた。
「どうした欲しい物、無かったのか」
「うんさっき服も買ったし、やっぱりお兄ちゃんにお金を出して貰うのなんだか嫌だから」
「それなら違う店を探すか」
俺達は外に出て、俺はある場所を見つけた。
「おい、フェイ」
「なにお兄ちゃん何か見つけたの」
俺は指を指しフェイはその方向を見た。
「あれって市場かな」
「そうだな、あそこなら色々な物が売ってる筈だ、行くぞフェイ」
俺は歩き出すと、フェイが手を握ってきた。
「どうかしたのか」
「ううんなんでもないよお兄ちゃん」
「それならいいけどな」
俺達二人は手を握りながら市場を見ていた。
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