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クカはミルと話す

今日も1話だけです。


ヒューム達のアジトに着いた時、私はまずヒューム達に言って気絶しているユーをベッドに運んだ、ユーは私が背負い出してから起きる気配が無く一応確認したが息はしていた。


「ユーはこのまま寝ていてもいいからね、後もう少しで戻る事が出来るから」


私はユーの頭を撫でベッドから離れる、多分もう少ししたら、フェイちゃん達がユーの事を助けに来るだろうが、私がそんな事はさせない、するとヒューム達のアジトから大きな音がした、フェイちゃん達が来たのだろう


「全くフェイちゃんも仕方ないね」


フェイちゃんは小さい頃からユーの後を付けてきて私とも遊んでいたが、結局の所あまり仲良くはできなかった、だがそれも後もう少しで終わる私があれを使ったら、もう誰にも邪魔される事無くユーを独り占め出来る。


「クカさん、お兄さんはどこですか」


「なんだフェイちゃんじゃなくミルが来たのね」


「そうですよ、私達はお兄さんを取り戻しに来たんですが、フェイさんのワープでもお兄さんが居る場所までは行けませんでした」


「そっかだけど、ここにもユーは居ないよ」


「ええわかっています、私も今は皆とはぐれてしまってお兄さんを一人で探していた所ですから」


「そうみたいだね、だったらわかってるよね私に会ってしまったら終わりだって」


私は微笑んでミルの所まで歩き出した、私が最初にミルと会った時は人間だったが、今は彼女も魔族の仲間になってしまった。


「貴女達にユーは助け出せないよ」


私はミルに言って、自分の体にある魔法を使った、もう既にユーにも使っていたが、この魔法は私自身が使わない限り発動しない。


「それじゃあね、ミル今度は会えるかどうかわからないけど、会った時は友達になれるかな」


私が言うと私の体は光出した、私がこうなってるなら魔法は発動したみたいだ、後は自分の記憶が残るかどうかだがそんなのはどうでもよかった。


「私とユーはもうここから居なくなるから、私の勝ちだね」


ミルは私がなにを言っているのか、わかってないみたいだったがすぐにわかる筈だ私とユーが消えたら、私は遂にミルの事が見えなくなってしまった。

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