ミル達はアル達の所にワープする
今日も1話だけです。
私とフェイさんはワープするとそこにはアルさん達が座っていて私達が来たことに気づくと立ち上がった。
「フェイ様、あのユメ様がいないんです、フェイ様にワープさせて貰ってから、探したんですがどこにもいなくて」
「落ち着いてアル全部話すから」
するとフェイさん魔王城で起きた事を話した、フェイさんが話終えた時アルさんは崩れ落ちた。
「そんなユメ様がまた捕まってしまうなんて、それにフェイ様が敵わない相手がいたなんて」
「まさかシミル姉さんが敵側に行くなんて、予想してなかったけど」
「それよりも今からどうするんですか、ユメさんを取り戻すんですか」
「確かに今考える事はお兄ちゃんを取り戻す事だけど、それにはここにいる全員で行かないと無理な気がする」
「私は賛成です、お兄さんは絶対に取り戻して見せます」
ミルは賛成してくれたが、他の皆はあまりいい雰囲気ではなかった。
「私も賛成したいですが、フェイ様が敵わない相手に私達だけで、どうにかなるんですか」
「今の私はクカお姉ちゃんから、魔王の称号を取り戻したから、今度は絶対に負けないはずだよ」
クカお姉ちゃんが何故、私に魔王の称号を還してくれたのかはわからないが今の私ならば、シルミに負けない、私がクカお姉ちゃんに油断して倒れて寝ていた時はずっとお兄ちゃんが私を守ってくれてたんだ、今度は私が助ける番だ。
「それに皆が行かなくても私は自力でお兄ちゃんを探すよ」
私が皆に言うとミルは付いてきてくれるみたいだが、他の皆はまだ考えていた。
「皆さんはそれでいいんですか」
するとミルが急に喋り出した。
「皆さんはお兄さんの事が大切な筈ですよね、なら助けましょうよ」
ミルが言い出すと、皆の顔はまだ賛成できる顔ではなかった。
「まさか皆さんがそんなに臆病だったとは思いませんでした、フェイさんお兄さんの事は二人で助け出しましょ」
ミルは歩いてドアから出て行ったので、私はその後を追った、ミルを追いかけているとミルが森の中に入っていくのを見て、私は追いかけたが見失ってしまった、私はワープを使いミルの後ろにワープしたミルを見るとミルから涙声が聞こえてきた。
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