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ミルのお正月

遅くなってしまい申し訳ありません、今日から本編に戻ります。


私はファオさん達と一緒に街を出て、魔族と対峙していた。


「まさかこんな所に勇者が居るとはな、魔王が代わって以来、俺達魔族は人を殺せなくなってイライラしているが勇者なら別に構わないよな」


対峙している魔族は不適に笑うと、こちらに向かってきた、ファオさんはすぐに対応して魔族の体に剣を突き刺した、魔族はまだ戦えるみたいだがもう既に瀕死に近いレベルになっていた。


「お前みたいなやつなんて相手にもならないぜ」


ファオさんが魔族の前に立つと体に刺した剣を引き抜いた、魔族の体から血が出てる事に気づいた私は魔族の前に近づき治癒魔法を使い始めた。


「おい、ミルなにやってんだ、そんな魔族助けなくていいんだぞ」


ファオさんは私に話しかけてきたが私は聞いている暇がなく、私は治癒魔法を使って魔族から出ていた血は止まった、魔族は気を失っているので、私が立ち上がるとファオさんが私の事を見てきた。


「ミルなんで魔族なんか助けたんだ、俺達は勇者なんだ普通は魔族を倒すんだよ」


「私は魔族と人間は一緒に仲良くできると思います、それに今日はお正月ですよ魔族でもこんな日に死にたくなんてないはずですよ」


「最初に仕掛けてきたのはこいつの方だ、それにあんな言い方じゃ殺されても文句は言えない」


「それでもです、今日は見逃してあげましょう」


私は魔族に斬りかかろうとするファオさんに止めると、魔族は気がつき私は逃げるように言った。


「ミルお前も勇者なら魔族に感情移入はするな」


魔族が逃げたのでファオさんは斬りかかるのを止めて落ち着いて、私に言ってきた、私はさっきの魔族を見て考える、今私を助けてくれた魔族の人はどうしてるのか、家族と一緒に過ごしているのだろうか

、それとも人間を襲っているのか後者なら私は許せないが、あの人は絶対に人間を襲ったりしない人だと私は考える。


「まあもう過ぎた事はいい、それよりミルここから君の故郷が近い筈だが帰らないのか」


「ええ、今は探したい人が居るので私は帰りません」


「そうか、なら今日は皆で餅でも食べよう、この前の街でいい餅があったから買っていたんだ」


「いいですね、それじゃあ餅を焼いて醤油で食べましょう、私の家では毎年そうしてるんです」


「そうなのか、ならこの餅はミルに預ける」


私は餅を預り皆の分を焼く、私が餅を焼き終わり皆に配ると皆は美味しいと言ってくれた、私も餅を食べ今年初めての夜は野宿になった。

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