魔王の兄の誕生日
今日も1話だけです。
私が街を歩いていると雑貨屋が在り入ってみると色々な物が売っていた、もしかしたらここにユメ様が喜びそうな物が売っているかもしれないと、思い私は店内を見回した。
「ふむ、これなら今ユメ様には必要だろうな」
私は冬物のコーナーで冬に必要な物を見ていると、ユメ様に似合うマフラーがあった、これならばと思い私は購入して、フェイ様が約束した時間に迎えに来てくれて魔王城まで戻った。
「これはなんですかフェイ様」
私はフェイ様に魔王城の一角に連れられそこには立ち入り禁止と書かれていたが、そこに入ると大きくお兄ちゃん誕生日おめでとうと書かれた。
「いいでしょ私が考えたお兄ちゃんの誕生日パーティーだよ」
既にそこにはユメ様を抜いたフェイ様の部下が動き回っていた。
「後必要な物はケーキだけだったから、これでいつでも始められるね、ならお兄ちゃん呼んでくるね」
するとフェイ様はすぐにユメ様を呼びに行ってしまった、私はユメ様のプレゼントを持ち待っている事しかできなかったので、待っているとライトが消え暗くなってしまった、私の近くにキューが来て説明してくれた。
「もうすぐフェイ様がユメさんを連れて来るのでこれを持ってください」
キューが私になにかを渡してきたので受け取るとそれはクラッカーだった、どうやらユメ様が来たらこれでビックリさせるらしい、そうして待っていると遂にフェイ様が現れた、ユメ様は暗くなっていることに驚いていて、急に明るくなると私達はクラッカーを鳴らした。
「お兄ちゃん、誕生日おめでとう」
フェイ様の合図で私達もおめでとうと言ってユメ様は最初は驚いていたが、次第に笑顔になりサプライズは大成功だった、そしてユメ様の誕生日パーティーが始まった。
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