キューはふらふら
今日は短いです
「えっと、これはどういう状況だ」
俺はいつの間にか寝ていたらしく、目を覚ましたらアルさんが俺の上で寝ていた。
「アルさん起きて下さい」
俺はアルさんの体を揺らすが、全然反応はなかったちゃんと寝息は聞こえるので、寝ている事は確かなのだが。
「皆が寝ている部屋に連れて行くか」
俺はアルさんを背負うのは危険と思い、抱っこの形で連れて行くことにした、フェイ達が寝ている部屋に着くと、そこではフェイとキューがちゃんと眠っていた、俺はアルさんをベッドに寝かせると、一度部屋から出た。
「まあ、アルさんは起きてトイレでもいった時に、寝る部屋を間違えたんだろ」
俺はアルさんの勘違いだと思い、時間を確認するともう夕方になっていた。
「そろそろフェイ達の夜ご飯を作らないといけないな」
俺は厨房に行き、作り物を考えていると誰かの視線を感じた、俺が振り返るとキューが居た。
「私もお手伝いしますユメさん」
キューはふらふらとしながら俺の方へと近づいてきた。
「ちゃんと休んでろキュー」
俺はふらふらのキューを抱き止めると、キューに言った。
「私なら平気ですよ」
キューは言っているが、平気そうではなかった。
「平気そうには、見えないけどな」
俺はキューの額を確認したが、まだ熱かった。
「ほらまだ、熱があるじゃないか」
俺はキューを背負いフェイ達の部屋に連れていった。
面白ければブックマーク&評価をよろしくお願いします。