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魔王の兄はフェイ達にあーんをする

今日も1話だけです。


三人にお粥とゼリーを持っていくと、三人は起きられないと言って俺が食べさせる事になった。


「ほらフェイあーん」


俺はお粥を冷ましながら、フェイの口にお粥を食べさせるとフェイは笑顔になっていた、するとアルさんが俺に声をかけてきた。


「ユメ様、私にもしてくれますか」


「わかってます、フェイが終わったら、次はアルさんに食べさせますよ」


フェイが食べ終わり、次にアルさんの所へと行こうとした時に、フェイが服の裾を掴んできた。


「お兄ちゃん頭撫でて」


フェイが俺に言ってきたので、俺は頭を撫でてやると、フェイは安心したような顔になっていた。


「アルさん、熱くないですか」


俺はアルさんにお粥を食べさせていると、お粥が熱くないか確認した。


「さすがはユメ様ですね、なんだか胸が暖かくなります」


「それなら良かった、後でゼリーもあるので、食べさせますね」


「ありがとうございます」


アルさんは何故か俺の頭を撫でてきた。


「あの、アルさん」


「すみません、何故かこうしたくなって」


アルさんに声をかけると撫でるのを止めた、多分だが、これも医者が言った妹移りの影響だろうと考えると、お粥がなくなったので俺はゼリーを取るとアルさんに食べさせた。


「ありがとうございました、ユメ様」


アルさんも食べ終わり、アルさんはフェイみたくなにも言ってこず、俺は最後のキューの所へと行くと、キューは起き上がってきた。


「ほら、キュー」


俺はあーんを言わずに、キューに食べさせるとキューはなにか不満なのか、怖い顔をしていた。


「私にはあーんを言ってくれないのですね」


「仕方ないだろ、こっちだって恥ずかしいんだからそれより食べてくれよ」


キューはそっぽを向いてしまい、お粥を食べるのを止めてしまった。


「わかった言うから、ちゃんと食べてくれ」


そう言うとキューはこちらに笑顔を向けてきた。


「ほら、あーん」


「あーん」


するとキューは声を出しお粥を食べた、何故だかキューは微笑みを浮かべながらお粥を食べていた、三人に食べさせ終わると俺は片付けをするため、一旦使った食器を厨房の洗い場へと置いていた、洗い物も終わり、俺が三人の様子を見に部屋に行くと三人はすやすやと、寝息をたてながら寝ていた、俺は安心して少し自分の部屋へと戻りベッドで横になった。


「あれ」


俺はいつの間にか寝ていたらしく、目を覚ました、すると何故だか俺の体の上に誰かの感触があった、またフェイ辺りが俺のベッドに侵入してきたのかと考えながら見てみると、そこに居たのはアルさんだった。

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