妹魔王様の兄の夜はこれから始まる
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私達は西の森を歩いていた。
「お兄さん大丈夫ですか?」
私がお兄さんに聞くと、お兄さんは大丈夫と答えた。
「それにしても、もうそろそろフェイが来ても安全なんじゃないか?」
お兄さんは私に聞いてきたが私はまだ安心できませんと答えた。
私はもう安全な所に来ていることを知っているが、私はお兄さんに嘘をついた、だって安全な所についたらフェイさんが来るからお兄さんと二人きりじゃなくなるから。
「だけどそろそろ日が暮れるから何処かで休まないか?」
「それならここをもう少し進んだら水辺があるのでその近くで休みましょう」
私はまだお兄さんと二人きりがよかったが、そろそろ日が暮れるので私達はそこで休んでいた。
「たぶん休んでいたらフェイが来るはずだよ」
お兄さんが言ってすぐにワープが出来てフェイさんが出てきた。
「お兄ちゃん大丈夫だった」
フェイさんはワープから出るとお兄さんに抱きついていた、私はいいなと思っていた。
「ねえ、ミルお兄ちゃんと何か話してよね」
フェイさんは私に聞いてきた。
「えっと何の事ですか?」
私はフェイさんに嘘をついた。
「ふーん、嘘つくんだ私はずっとお兄ちゃんを見てたからね」
私はドキドキした、まさか私達の話を聞かれたと思っていた。
「まあ、見るだけで声は聞こえ無かったんだけどお兄ちゃんが、悲しい顔をしてたんだミルが何かしたの?」
フェイさんから何かオーラが出ていた。
「おいフェイ、ミルになんて事を言うんだ謝れ」
お兄さんはフェイさんに言うがフェイさんは聞こえてないのか私に近づいてきていた。
「ミル貴女がお兄ちゃんに悲しい顔をさせたの」
フェイさんは私に近づいて言うと、今度はお兄さんの方に近づいていた。
「お兄ちゃんは何でミルの事を気にしてるの、この子はお兄ちゃんに悲しい顔をさせたんだよ」
「だからミルは俺に何もしてない俺が勝手にミルと一緒に話をして俺が悲しい顔になったんだ」
「そうなのミル?」
フェイさんが私に聞いてくると、私はそうですと答えた。
「それなら、いいんだけど私はお兄ちゃんの悲しい顔は二度と見たくないからね」
フェイさんはそう言うとお兄さんにすり寄っていた。
「それにしても、ちょっと遅くなっちゃたね」
「一応この近くに水辺があるので、そこで一夜過ごそうと考えています」
「わかったけど、私は後で魔王城に戻るよ魔王が居なくなったら大変だからね」
「わかりました戻れるならお兄さんも戻って下さい私は一人でも大丈夫ですから」
私は二人に言うとお兄さんが私に近づいていた。
「俺は此処に残るよミル一人を此処で寝かせられないからね」
お兄さんは私に言うがフェイさんの方が反対していた。
「お兄ちゃんは私と戻らないとダメ」
フェイさんが泣いていたそんなフェイさんにお兄さんは大丈夫だと言って抱きしめていた
「大丈夫だよ今日眠らなければ、明日にはレンベリーで悪夢魔法を消す方法がわかるんだ」
「だったら魔王城に戻れば、少し位休めるよだって私ならお兄ちゃんを寝かせないもん」
フェイは俺に言うが俺はミルを一人にするわけにはいかなかった。
「どうしてお兄ちゃんは人間達に優しくできるの」
フェイが俺に泣きながら聞いてきた、俺はわかんないやと答えた
「ねえミルお兄ちゃんを眠らせないようにできる」
フェイさんが私に聞いてきた私はできると答えた。
「それなら、今日はミルにお兄ちゃんを任せるよ」
そう私に言うとフェイさんはお兄さんに近づいて頬にキスしていた。
「お兄ちゃんはフェイが守るからね」
そう言ってフェイさんはワープを作り魔王城に戻っていた。
「さて、夜はまだ始まってもいないんだこれからが本番だミルよろしく頼むよ」
私は、はいと答えた。
今日は後でもう一話だします。