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シハルは目を覚ます

今日は1話だけです。


「そんな事言ってフェイさんお兄さんをどこかに連れて行くんでしょ」


ミルは私に聞いてきた。


「連れて行かないからそれにお兄ちゃんは私の物ってさっき言ったでしょ」


「あなた達なにやってるの」


私達が話してるとお母さんがやって来た。


「別になんでもないよそれじゃあ私は部屋に戻るから」


そう言って私はお兄ちゃんを連れて部屋へと戻った。


「あの、フェイここ俺の部屋じゃないんだけど」


「そうだよ、だってお兄ちゃんは私と一緒にここで寝るんだから」


私は言うとお兄ちゃんをベッドに寝かせた。


「ほら、お兄ちゃんも眠たいでしょ」


私もベッドに寝てお兄ちゃんの顔を見た。


「いや、俺は別に眠くは」


お兄ちゃんが話そうとした時に部屋にノックが聞こえた。


「フェイここに居るの?」


どうやらお母さんのようだ。


「いるけどどうかしたのお母さん?」


「あの子達があなた達を探してるから来なさいそれに寝ていた子達も起きたみたいよ」


「シルミさんとシハルが目を覚ましたの母さん」


お母さんが言うとお兄ちゃんはベッドから起き上がった、お兄ちゃんと私が手錠に繋がっているので私もお兄ちゃんにつられ起き上がった。


「今は皆ユメの部屋に集まってるからあなた達もすぐに行きなさい」


お母さんは言うと戻っていった。


「ほら、フェイ母さんが言ったんだから今すぐに行くぞ」


「はあ、わかったよお兄ちゃん」


私はしぶしぶベッドから出てお兄ちゃんと一緒にお兄ちゃんの部屋へと向かった。


部屋に入るとシハルはご飯を食べていた。


「はあお腹いっぱい食べた食べた」


するとシハルはもう食べ終わっていたみたいだった。


「あ、兄ちゃん久しぶりー」


シハルはお兄ちゃんに気がつくと手を振った、そしたら皆も私達に気づいた。


「大丈夫ですかお兄さんフェイさんに酷いことされなかったですか」


すぐにミルがお兄ちゃんに近づいて聞いていた。


「大丈夫だけどそれでこれはなにがあったんだ?」


「それがシルミさんが起きて暴れまわってしまったんです」


「それでかそれでシルミさんは?」


「すぐにアルさんが眠らせました」


「ああ、ありがとな」


お兄ちゃんが片方の手でミルの頭を撫でていた。


「あ、なんだかこれ久しぶりな感じがします」


ミルはすぐに顔が赤くなっていた。


「それで今はシハルが目を覚ましたのか」


「はい、それですぐにお腹が減ったと言っていたのでお母様が料理を作ってくれたんです」


「そうか、ほらフェイ、シハルに謝る事があるだろ」


「わかってるよお兄ちゃん」


私はシハルの傍まで行き頭を下げた。


「あの時は傷つけてごめんなさい」


「その事ならもういいですよ」


シハルはすぐに許してくれた。


「シハルごめんなあの時はフェイを助けたまではよかったんだが、まさかあんな事になるとは予想してなくて」


お兄ちゃんも私と一緒に頭を下げていた。


「私ならもう平気ですよまああんな事になるなんて予想してませんでしたが」


「本当にごめん」


私達が謝ると皆が集まった。


「それでは今日はもう遅いし寝ましょう」


アルが言うと。


「ああ、それなら皆はもう出てフェイの部屋で」


「なに言ってるのお兄ちゃん?」


「えっ」


「私はお兄ちゃんと一緒に寝るに決まってるでしょ」


私の一言で誰がお兄ちゃんと寝るかを決めることになる

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