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アルさんは妹魔王様に嫉妬している

今日は特別編としてまずアルさんを出したいと思います。今日は後でもう一話出す予定です。

これはまだアルがユメを好きになる前の話


魔王城執務室にてアルは書類を確認していた。


「これはフェイ様に見て貰うやつでこっちはフェイ様が魔族に魔法を放つと言う苦情か、書類を確認してもすべてフェイ様に関連するものばかりです」


アルは現魔王であるフェイの秘書をやっているんだが、フェイにはいつも困らせられる魔王ユキが死んで魔王ユキは死ぬ前に、フェイに魔王の称号をあげたのでフェイは魔王になったんだが、アルは現在の魔王をあまり気に入ってなかった。


前魔王ユキは仕事はちゃんとする人だったので、アルは困らなかったが現魔王フェイは仕事をするどころか、兄であるユメにしか興味がないようで仕事は全て秘書であるアルに任せていたのだ。


そして今もアルは魔王がすべき仕事を自分でしていた。


「まったくフェイ様にも困ったものだ、いくらユメ様が好きだからって、魔王城に住まわせたりするだろうか」


アルがそんな事を言っているとドアから誰か入ってきた。


「あの、アルさん今サンドイッチを作って皆に配っているんですが一ついかがですか」


入ってきたのはユメだった、アルはまさか私が言っている事を聞かれたか不安になるが、聞こえてなかったようでユメはアルにサンドイッチを差し入れにきた。


「すいませんユメ様、今私はフェイ様の書類を確認していて今手が離せないんです」


私が言うとユメ様はそうですかと言って部屋から出ていった。


「あの、アルさん手伝う事はないですか?」


ユメはそう言って部屋に入ってきた。


「あのユメ様、貴方はフェイ様の兄なのですから何もしないで大丈夫ですよ」


私が言ってもユメ様は聞かずに私から書類を奪っていった。


「だってこの書類はフェイがやらなければいけない仕事でしょ、フェイがやらないなら兄である俺がやりますよ」


ユメ様が言うと私はあることに気づいた。


「そう言えばユメ様は確か皆にサンドイッチを差し入れていたのでは?」


「それなら、さっき此処にフェイが通りかかったので、フェイに皆に食べさせるようにと言って渡しました」


ユメ様はそう言うがフェイ様に渡すと絶対に内緒で全部一人で食べるはずだと私はユメ様に言った。


「多分フェイ様は全部一人で食べるはずですよ」


私がそう言うとユメ様はそれはないと言ったが、書類整理が終わった頃に皆に聞くと食べてないといった。


「アルさんは凄いですねいつもあんなに仕事があるんですか?」


「今日はユメ様が手伝ってくれたおかげで今日は早く終わりました、ユメ様今日は本当にありかとうございました」


私はユメ様に言ったが、ユメ様はフェイがやるはずだった仕事を俺がやっただけですと言っていた。


「本当はフェイ様に確認して貰いたい書類はまだあるのですが」


「それなら俺がフェイに渡しておきますよ」


ユメ様がそう言ったので私はユメ様に書類を渡した。


「それじゃあアルさん、また今度手伝う事があったら俺を頼ってくださいね、俺は此処に住まわせて貰っている身ですから、何か手伝える事があるなら手伝いたいので」


「ユメ様は変な人ですね、皆にサンドイッチを差し入れたり、私の事を手伝ったり」


私はユメ様の事を誤解していたのかもしれない、フェイ様の兄だからフェイ様みたいに何もしないんじゃないかと思ってたが。


後から聞くとユメ様は魔王城の皆から頼りにされていた、私はあまりユメ様の事を聞かないので私は少し魔王様に嫉妬した。


私にも兄がいるんだが、私の兄は厳しく私は兄から褒めてもらったことやご飯を作ってもらった事すらない、だから私はフェイ様にこんな優しい兄がいることに嫉妬していた。


「それじゃあアルさん今度は休んでいる時にご飯を作って行くので今度は食べてくださいね」


ユメ様は私に言うと部屋に帰ろうとしていた。


「あの、ユメ様私はオムライスが好きなので今度はオムライスを作ってくれませんか?」


私がユメ様に言うとユメ様はわかりましたと言って帰っていった。


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