フェイは手錠を嵌める
「そんなお母さん私が可愛いなんて」
ミルが言うとキューとアルさんも言っていた。
「お母さん私少しお兄ちゃんと話があるから部屋から出ていくね」
フェイは皆と全然違う顔になっていて、俺はフェイに連れられ部屋から出ていくと、フェイは自分の部屋に俺を入れた。
「さあお兄ちゃん、何がいい?」
するとフェイはどこからか手錠や首輪を出してきた。
「あの、フェイ今なに持ってるんだ」
俺はフェイに聞いてみると。
「お兄ちゃん私が寝ている間に皆と何かあったみたいだから、少し痛い目にあわないといけないと思って、それでお兄ちゃんはどうしたい?」
俺は別に皆と何かあったわけじゃないがフェイは聞く耳を持たないと思い俺は仕方なく手錠を選んだ。
するとフェイは俺の手首に手錠を嵌めると自らも手錠を嵌めた。
「なあフェイ聞いてもいいか?」
俺は気になってフェイに聞くと。
「なにお兄ちゃん?」
「なんでフェイも手錠を嵌めるんだ?」
「それはお兄ちゃんは私の物だって皆に見せるから」
フェイはそう言うと部屋から出ると俺も一緒に手錠に繋がられているので連れていかれた、フェイは皆が居る部屋に戻り俺が部屋に入ると皆は手錠に目がいった。
「お兄さん何故手錠を嵌めているんですか?」
ミルが聞くのも頷ける俺は言い訳しようとするとフェイが話始めた。
「お兄ちゃんは私の物だから皆は手を出さないで」
フェイが言うと部屋は静かになった。
「母さん用事思い出したから出ていくわね」
すると母さんが部屋から出ていった。
「それじゃあクカについて話そうか」
俺は元の話に戻そうとしたが話を出来る空気にはならなかった。
「それでフェイ様は何故ユメ様と一緒に手錠に繋がられているのですか?」
「これは私がお兄ちゃんの物でお兄ちゃんは私の物って言う証」
「そうですか」
アルさんがフェイに聞くとフェイは手錠を見せつけ答えた。
俺はどうしようか考えていたまさかこんな空気になるとは思ってもみなかった。
すると家のチャイムがなった母さんが出ていくと思うので、俺はこの空気をどうすれば戻るか考えていた。
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