フェイは家にワープする
今日は1話だけです。
私はアルの家にワープするとお兄ちゃんの膝の上に座った。
「それでフェイ、クカとは話せたのか?」
お兄ちゃんは私が戻ってくると話してきた。
「ううん、クカお姉ちゃん、今はおかしくなってた」
私はクカお姉ちゃんの部屋から持ってきた写真をお兄ちゃんに見せた。
「俺の写真?」
「確かに普通に見たら写真だけどこれが壁一面にいっぱい貼られてたんだ」
「そうなのか、それでクカは今どんな様子だった」
「クカお姉ちゃん今お兄ちゃんを取り戻す為に必死で探してたよ、私が戻ってくる時には場所がわかったとか言ってたけど」
「まさかここがバレたのか」
「ここがバレても今は私がいるしそれにすぐに逃げれば平気だよお兄ちゃん」
私はお兄ちゃんが焦っているのを落ち着かせた。
「そうだな、それじゃあどこに逃げるんだ?」
「そうだね」
私は考えているがどこも思い付かなかった。
「ユメ様の家とかどうでしょうか?」
私が考えているとアルが言ってきた。
「俺の家はダメだクカにもバレてるしそれにクカも予想して家は誰かに見張らせてるだろ」
「待ってお兄ちゃん私のワープなら家の中まで行けるよ」
「それはそうだが」
「それにここの場所がバレたんならすぐに逃げないとクカお姉ちゃんならすぐにくるよ」
「仕方ない、今は家に戻るか」
「よしそれじゃあワープするからそこで寝かせてある子達も連れてきて」
私が言うとアルとキューが連れてきた、そして私はワープを作り全員を家へとワープさせた。
「ここにユー達が居るの?」
私はハミルに聞いてみた。
「確かに私はここで少し話したので間違いないと思いますよ」
私達が魔馬でアルさんの家の前に着くとドアが開いた。
「あらあら魔王クカ様ようこそいらっしゃいました」
ドアから女の魔族が出てきた。
「貴女は誰?」
私はその人に聞くと。
「私はこの家の者ですそれよりも魔王様が何故こんな所に」
「別に少し家の中を見せて貰ってもいい?」
「どうぞ」
私は家の中に入ると少し見ていくとある部屋で止まった。
「ここからユーの匂いがする」
私は部屋のドアを開けるとそこには誰もいない。
「まさか逃げたのユー」
まだユーの匂いが残ってるのならそんなに遠くには行ってないはず、私はすぐにその家から出ていき探すがどこにもいない。
「どうかしたんですか?」
するとハミルが私を追いかけてきていた。
「なんでもないそれよりもハミル貴女に頼み事があるんだけど」
確かに部屋にはユーの匂いが残っていた、それにこれだけ探しても見つからないとなるとある可能性が出てきた。
「ちょっと貴女に向かってほしい場所があるんだ」
私はハミルに頼み事を言った。
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