妹魔王様は勇者だと知らずに自己紹介する
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私は今魔王城に居るんだが、私は床に正座させられていた。
「フェイ止めろって言ったのになんでこの子に魔法を使おうとしたんだ?」
お兄ちゃんがそう聞いてきていたが、私は速く悪夢魔法を消す方法が知りたいので、一緒に連れてきた女の方に近づいた。
「貴女、悪夢魔法を消せる方法を知ってるの?」
女はビクビクと震えていた、私の方を向いた。
「私は、悪夢魔法の事を知っているだけで消せる方法は私にもわかりません」
私はがっかりしたこの女は悪夢魔法を知っていたので、もしかしたら消せると思ったが全然役にたたなかった。
「おいフェイちゃんと聞いてるのか」
お兄ちゃんは今も私に怒っていた、どうやらお兄ちゃんはこの女に魔法を使おうとしていた事を、今も怒っているようだった。
「全く俺に魔法を喰らわすのはいいが他の人に魔法を使うんじゃあない」
お兄ちゃんはそう言っていたが私はどうしたらお兄ちゃんの悪夢魔法を消せるか考えていた。
「あのもしかしたら、私の家にある本に悪夢魔法を消せる魔法が載っているかもしれません」
女はそう言った。
「貴女の家には悪夢魔法を消せる本があるの?」
「私は家にある本は全般読みましたが、いろいろと本には破けているページがあったりで、私も読めないんです」
女はもしかしたら破けているページに、悪夢魔法を消す方法が載っていると考えているらしい。
「それなら早く言って貴女の家は何処にあるの?」
私は女に聞くと、女は私の家はレンベリーにあると言った、そう言うとお兄ちゃんが何かつぶやいていた。
「レンベリー確か俺が昔行ったような」
お兄ちゃんがそうつぶやくと私はお兄ちゃんの頬を見ていた、お兄ちゃんが眠ってしまったら悪夢魔法が発動してしまうので、私は急いでレンベリーに向かおうとしたんだが、私はまだレンベリーを見たことがないのでまだワープを使えない事に気づいた。
「此処からレンベリーまでどのくらいあるの?」
私が女に聞いたが女は此処が何処かも知らないと女は私に聞いてきた。
「そう言えばまだ自己紹介もしてなかったね私の名前はフェイ一応此処は魔王城で私はこれでも魔王です」
「俺はこいつの兄でユメだよろしく」
私たちが自己紹介をすると女は尻餅をついていた
「貴女が魔王なの」
女は尻餅をつくと私に聞いてきた、私はそうだよと言うと女はビクビクしながら自分の名前を言ってきた
「私の名前はミルです」
ミルがビクビクしながら言うと私は急いでレンベリーに向かう準備をしていた。
「此処が魔王城ならレンベリーの場所まではわからないです」
ミルがそう言っていた、私はレンベリーまでの道はわからないので、どうしたものか考えているとミルが何か思いついたらしい
「さっきの街ならレンベリーまでならすぐですよ」
ミルが言ったが私にはさっきの街と聞いてもピンとこなかった、お兄ちゃんはピンときたみたいだが、お兄ちゃんは難しい顔になっていた。
「さっきの街はまさか勇者が居る街か?」
お兄ちゃんはミルに聞いていた、私は勇者が街に居ることに気づかなかったようだ。
「はい、さっきの街からならレンベリーまでは1日で行けます」
ミルはそんな事を言っていたが、私はどうしようか迷っていたまさか街に勇者が居るとは私は魔王だからもしかしたら、街に行けば私は殺されるかもしれないそう考えて、私はお兄ちゃんの方を向いたら私は悪夢魔法で死んでしまうお兄ちゃんの事を想像してしまった。
「どうするんだフェイさっきの街に戻るならお前のワープで行けるはずだが」
お兄ちゃんが私に聞いてきたが私は考えて答えを出した。
「街に勇者が居るんなら私は行けない、だけど私はお兄ちゃんが居る場所なら何処でもワープできるから、お兄ちゃん達をさっきの街にワープさせて安全な所に行ったら私がワープしてお兄ちゃんに会うよ」
私はそう答えた、するとミルが小声で言っていた。
「やったユメさんと二人きりになれるんだ」
私はミルの事をまだあまり知らないので疑っていたが、今は疑うよりもお兄ちゃんを悪夢魔法から助ける事が大事だと考えた。
明日も2話投稿します、何か感想があれば言ってください