妹魔王様は怒っている
新作だします。
みんな聞いてくれ。今、俺の前に怒っているフェイがいるんだが、こいつをどうにかする方法を聞きたい。
「お兄ちゃん、私は今怒っています。」
フェイがそんな事を俺に言ってきた。
「私が怒っているのは、お兄ちゃんと一緒の時間がないからです。」
妹がなぜそんな事で怒っているのか俺にはわからなかったし、うるさそうなので俺は自分の部屋に行こうとしたが妹がワープしてきた。
「お兄ちゃん私がこんなにもお兄ちゃんとの事で考えているのにどこに行こうとしているのですか?」
俺は自分の部屋に行きたいだけなのに、妹は行くのを許してくれないようだ。そんな事を思っていると妹が変なことを言ってきた。
「まさか、またあの女の所に行くのですね?そんな事は断じて許しません。」
俺の妹はなぜこういろいろといらない想像をしてしまうのだろうと考えていると妹は俺にすり寄って来た。
「お兄ちゃんは私のお兄ちゃんだもん、誰にもあげないもん。」
こんな妹でもこいつは俺の妹なのだ。しかもいつの間にか魔族の王にまで登り詰めていた。それを聞いた時は俺も驚きを隠せなかった。王様なので確かに自由には出来ないがこうやって一緒に住めているだけで俺は幸せ者だ。そんな事を考えていると妹はなにかつぶやいていた。
「だからお兄ちゃん、私は魔王を辞めてお兄ちゃんと結婚しようと考えているのですがどうですか?」
また変な事を言ってきたので俺は妹の頭にチョップしながらダメだと言うのだ。