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生産だって冒険だよね  作者: ネルシュ
でっきるっかなでっきるっかな
19/236

2-5 話が大きく

誤字修正

 ダッシュで店に帰って、早速作り始める。

 ちなみに、スキルはSPが1しかないので取得していない。狙っていた魔力増加や魔力制御はSP2だもの。

 閉店までの6時間少々で作れたのは、(小)300(中)150。唱えた“クリエイトウォータ”の数は200を超える。

 あー、水を運ぶ回数が減ると効率が違うね。

 “鑑定”が使える人を手配してくれたトルークさんの上司?には感謝しかない。

 ちなみに、トルークさんはポム店長の手伝いと店番をしてくれていたので、これは純粋なる俺の実力ってやつだ。もしかしたら、【薬剤】のレベルが上がると、成功率だけでなく作業速度も上がるのかも。そうだと嬉しいな。

 ポム店長はなぜかほとんど(中)を作っていた。(小)は昨日から作っていた100個だけだ。

 夕食は再度3人で。でじゃぶー。


「さて、これもお主の作品じゃの、ギースト」


 売らないコーナーに置いてあったはずの(大)と(微)が食後の机に置かれる。

 プ、プライバシーの侵害よ!……心の中で受けないギャグをするのはむなしいなぁ。


「そうです。

 こちらの濃いピンクが初心者回復薬(大)で回復80、淡いピンクが(微)で回復10です」


 自分で作った物だし、“鑑定”も済んでラベルに効果を記入してるから言うまでも無いけどね。


「そうか」


 トルークさんが言いよどむ。


「悪いが、これから時間をもらえんか?」


 嫌な予感はするけど、ここで断るって道はない。


「ええ大丈夫ですよ」


 そう答えると、トルークさんが立ち上がる。


「ではついてきてくれ」


 ……ここじゃないの?なんかトラブルの予感。



 はい。大変な事態です。


「気楽にするがよい。公式ではないし、忙しい中わざわざ足を運んでもらったのだ」


 はいそうですか。とは言えないよね。

 改めて目の前に座る女性を見る。

 柔らかな金髪は夜灯の光を浴びて淡く輝いている。顔つきも穏やかで身体は細く、一見して深窓の令嬢としか思えない。

 年は自分と同じか若いぐらいだが、落ち着いた服装と声もよく似合っている。

 こっちは、NPCとはいえ若い美人さんと正面に座っているので緊張している。

 ……ええ、それだけです。

 トルークさんがこの室内に入るなり扉横で待機して、完全に護衛の体勢だからではないです。

 お嬢さんの目が光ると自分が輪切りにされている気がするからではないです。

 ワンマン社長と相向かいで商談した時よりも強い圧力を感じるからではないです。

 口調がどう聞いても偉いおっさんだからではないのです。



 トルークさんに連れられて来たのは、北道の真ん中にあった大きな館。あの図書館の向かいだ。

 たしか、領主の館。

 執事に通されたのは小さな部屋。って言っても、薬屋の離れよりも広く、内装はシンプルでも豪華。

 そこにいたのが、前述の美女である。

 はい。アーク領主は若い美女みたいです。



「単刀直入に言おう。貴君の作った初心者回復薬のレシピ。こちらを我が街アークに譲ってほしい」

「はあ」


 なんか話が大きくなって実感が湧かない。ポム店長に売る話もどうなったのかな。


「今すぐとは言わない。貴君がいる薬剤店との話も聞いておる。

 こちらとしても用意があるのでな」


 一度言葉を切ると、アーキン様は紅茶で口を湿らせる。

 音声と映像があまりマッチしないな。もっと偉そうなおっさんなら違和感ないのに。


「ここだけの話だ。

 今、アークに生産ギルドを作る計画がある。薬剤だけではなく、木工や裁縫、鍛冶までできる生産ギルドだ。

 そこが完成した暁に購入する」


 そういえばアークに生産ギルドがなかったのを忘れてた。だから生産職が不遇なんだったな。


「大きな話ですね」


 そこまで大きいともう他人事です。つーか、俺関係なくない?


「貴君の助力がなければできんことよ。

 生産ギルド予定地近くに倉庫があってな。それなりの大きさだが、所有者が手放すことになっている。そこに貴君の家を建てよう。できあがりは生産ギルドと同時だな。

 それまでの間、我が部下3名を弟子としてそちらに送るから一通り教育してほしい。雑用役の衛兵もだ。ギルド完成までに弟子が作った物は薬剤店と同じ金額で購入する」


 レシピの対価に家ですか。


「我が街の税は販売額の1割だが、これはギルド完成まで免除しよう。その後も、ギルドへの販売であれば半分とする。街の通行料や図書館入館料は貴君に限り無料だ。ギルドは我が支配下ではないからそこまではできんが、便宜を図ってはくれるだろう」

「……それはすごいですね」


 俺の言葉にアーキン様は笑顔になった。


「本来ならもっと支払うべきと思うが、この価値がわからん者もいてな」

「正直、私もわかりません」


 これくらいのレシピ、βプレーヤーが知ってるはずだ。


「ふむ。では具体的に計算するか。

 今、最低一日1000個の(中)がアークでは販売されている。最低でだ。

 うち、6割が(大)に移れば、一日6万Gの差額がでる。税額6000Gとなるな。

 お主の屋敷と報酬に3百万Gかかったとしても、500日、つまり2年かからず回収ができる」


 アーキン様が少し身体を前に倒す。

 顔が近づくとドギマギします。はい。


「(小)は駆け出し冒険者が大量に購入する。差額を埋めるほどには数が増えるだろう。

 (微)は今まで買わなかった住民が購入するようになる。こちらも差額分を考える必要はあるまい。

 流通する瓶も薬草も増える。流通が増えれば、税も増える。

 それだけではない。(大)であれば、よその街から購入している回復薬の代わりにもなる。アーク内で金が動くなら、そこでも税収入になる。

 それらを考慮すれば、需要増を考えなくても1年足らずで回収できよう」


 アーキン様の語り口に力が入る。

 えーっと。そんなに近づかないでください。


「金だけではない。

 薬の分馬車が空けば代わりに食料品や贅沢品の仕入れも増やせる。貧富を問わず、住民の利益になろう。

 薬をここで作れば備蓄可能期間も延びる。自作なら経費も減るから衛兵の魔物狩りでも気兼ねなく使用できようし、高効果の薬があれば冒険者も長く居着く。

 低効果の薬で住民の死傷が減れば、それは街の力となる。

 これは、貴君の薬レシピだけの効果だ。

 この街には小さくとも鉱山がある。豊かな森と獣がいる。そこに新たな薬剤があれば十分ギルドとしてやっていけよう。ギルドができれば、裁縫、石工、木工、鍛冶、ありとあらゆる生産分野で同じ事が起こる」


 そこまで一息に言って、少し椅子に背もたれへと寄りかかる。


「ま、成功すればだがね」


 その言葉は万が一を考えているのではない。これは自信の裏返しだ。


「貴君が今いる薬剤店についても、考慮しよう。

 向こう10年は無税とするし、ギルドの役員にもなってもらう。

 で、どうだ?」

「え?」


 急に聞かれたから思わず聞き返してしまった。


「ふむ。足らぬか。

 騎士爵なら与えられるが貴君は戦いには慣れておらんようだしな。文官として雇おうにも、祝福の冒険者であれば常時仕事とはいくまい。礼金として出そうにも白金貨1枚では足るまいし……」


 白金貨ってたぶん金貨の上だよな。具体的にいくらかは想像もつかないけど。


「……いやいや。そんなにいりませんよ」

「では白金貨1枚で」

「いやですから、家とかで十分です。あまり目立ちたくないので」


 まだゲームが始まってから1週間も経ってない。今以上の金は正直必要ないし、そんな状況で騎士爵とはいえ爵位なんて貰いたくない。

 ……ありがたみがないじゃん。


「交渉の真似事くらいはするべきと思うがな。

 わかった。貴君が良いのであれば家と土地、後は目立たん程度の支援としよう。

 詳細はそこのトルークと詰めてくれ。

 悪いがまだ公にはできん。相談にはこの部屋を使うと良い」


 そこまで言うと、まだ仕事があるからとアーキン様は部屋から出て行った。

 十分遠ざかったことを確認すると、やっと直立不動だったトルークさんが向かいのソファー……ではなく、壁際から木椅子を持ってきて座った。

 疲れから恨めしくジト目を向けると、申し訳なさそうな苦笑で謝られた。


「すまんの。謁見よりもこの方が良いかと思ったんだがな」


 そう言われれば怒れない。

 確かに、他の貴族なんていたらもっとひどいことになってそうだ。


「お主のレシピの価値からするともっと報いたいとも思うが」


 疲れたようにトルークさんがこぼす。


「いや、十分です」

「いいや、わかっとらん。

 今まで50Gする(中)を常備薬にできた家庭は少ない。半月ほどしか持たないからの。薬1つ常備で年1,000Gだ。安くない出費だ。

 それが15G、瓶を持ち込めば10Gで、年200Gで常備できるなら、どれだけの住民が助かるか。

 セックから買う50回復する回復薬は輸送料を考えれば200G。こちらで作れば、80回復で手間代込みでも50Gもかからん。店で買っても100Gだ。効果半減でも40回復。輸送期間がないから保存も利くし、輸送料も不要。

 どれだけの衛兵が助かると思う?

 衛兵と冒険者の活動が活発になれば、魔物の被害も減る。どれだけの命が助かるか。

 お主のレシピはそういうものだ」


 即答で熱く語られた。

 ……どれだけの命が助かるか、か。そう言われるとお礼も断りにくい。


「大人しく生活していたいだけなんですが」

「無理じゃな」


 そうですね。

 現状を考えると難しそうです。


「生産ギルドは衛兵の詰め所の隣、とある貴族の空いた別邸を作り変える。

 その裏手にある空いた倉庫がお主の家になる」


 確か詰め所は問屋街と貴族街の角にあったはず。そこの貴族街側に生産ギルド、問屋街側に俺の家ですか。

 目立つなぁ。


「ま、先々の話だ。建物ができなくては、移りようがあるまい。

 それまでは手伝いも来るし、できたものは街が買い取る手はずとなっている。 アーキン様は他にも考えておられよう。お主が気にしなくても良い。

 そうそう、間取りに何か要望はあるかね?元は倉庫だから完全に建て替えるのでな」


 あ、ゲームっぽい。

 そこまでのちょっと生々しい話とは一転して、トルークさんがそう言った途端、目の前にウィンドウが立ち上がる。間取り作成ソフトっぽい。サイズはっと、横15メートル奥30メートルで2階までか。でかいな。

 そうだな。訓練場にもなるし、馬車が数台入れる前庭は必須だな。井戸の位置も考えると、三分の一が庭か。両端は菜園にするか。一階はリビング、台所、食料庫、武器庫、倉庫、トイレと風呂……ってさすがに無理か。待てよ、魔法で水と炎を出せば風呂も沸かせるよな。今みたいに濡れタオルで拭くだけってのは嫌なんだよな。よし、風呂場と脱衣所だけを作っておこう。あの道具が使えれば、だけど。

 洗濯機はないから、洗濯は井戸のそばだな。出入り口も工夫して、井戸まで屋根下を通れる形にすれば楽だよな。

 地下は……あ、小さいけどできるな。これも【土魔術】あたりを頑張れば自分で拡張できるかも。よし、書庫として作っておこう。

 二階は寝室。ただ、それだけだと部屋数がすごいことになるけど、他に浮かばないから約5メートル四方で8部屋か。

 あ、肝心の生産部屋がない。でも2階は面倒だし、庭の隅に作るか。サイズは部屋より広い5×8。ここでの作業は薬剤と錬金がメインかな。鍛冶とか新しいことなら生産ギルドでやれば良いし。

 門の位置を工夫してっと。


「ほう、なかなか良いではないか。ただ、この庭では馬車が1台しか入らんが良いのか?」

「え?詰めれば4台はいけると思ったんですが」


 『提案』を選択したら、それまで停止していたトルークさんが熱心に机に広げた図面を見ていた。べんりー。


「入れるだけならの。馬車は回転しなくては出しにくいぞ」


 車とは違って、バックは難しいか。でも、まあ、今のところ馬車が1台入れば。いざとなったらインベントリに入れても良いし。


「まあ、訓練場と考えていましたからそれでも」

「それならの。それと、ここは風呂か?」

「あ、魔法で水を温めようかと」

「排水はどうする?」


 その質問を待ってました。


「塵壷ってありますよね。非生物を徐々に魔力に変換して周囲に放出する壷です」


 トルークさんは少し首をひねってから口を開く。


「魔力変化の壷のことか?」

「そう、それです。あれって、非生物なら何でも分解するじゃないですか。

 あれで風呂釜を作れば、排水の手間っていらないですよね」

「かなり高価な風呂になりそうだの」


 なんと、塵壷はかなり高価らしい。特殊な魔法が封じられていて、生産が独占されているからだ。輸送中に壊れる可能性も考えると、一個の値段はかなりするとのこと。

 無駄使いですか。そうですか。呆れた表情からわかる。でもね、日本人には重要なんですよ、お風呂。輸送中に壊れる可能性も考慮して2個注文してほしいな。

 個人使いなら風呂釜の中で洗えば掃除もいらないでしょ。


「台所も貯蔵庫もあり、個室や書庫もある。問題なかろう。

 ならば、塵壷、机や棚、ベッドなどはこちらで用意しよう。製薬道具は期待するがいい。アーキン様は奮発するつもりだ」


 本当にここの領主は大丈夫ですか?一介の冒険者にそこまで資金をつぎ込んで。


「ギルドの設立には白金貨で20枚は必要になる。この要望であればお主にかける金額は2枚にも満たん。誤差にすぎんよ。

 それにアーキン様も言っておったろう。屋敷と報酬で白金貨3枚はと」


 えーっと、銅貨1G銀貨100G金貨1万G白金貨100万G。はい、新知識来ました。インベントリに入れると数字化しちゃうから関係ないしー。知らなくてもしょうが無いよね。

 それにしても、生産ギルドが1G100円で20億円ですか。一から作ることを考えると当然なのかな。ごうかだねー。

 現実では縁がないから実感がわかないや。


「衛兵用として当面は(微)を日に20。(小)20、(中)20、(大)30をお願いしたい。ギルドができたら、各店舗に割り振って購入することになろう。

 それはそれとして、価格は(微)15G(小)25G(中)50G(大)150G。瓶をこちらで準備するから少し割り引いてくれると助かる」


 経費削減はどこでも命題ですよね。瓶1個5G引きましょう。

 あ、ポム店長に瓶代を払うようにすれば、手持ちの金を減らせるな。いや、瓶は俺が大量注文すれば良いのか。残ったお金は魔力草や魔力薬系を買いあさるってのも手だな。


「生産ギルドが設立されるまでの購入となるし、店での独占販売もそこまでとなる。そこは了解してほしい。

 代わりと言ってはなんだが、ギルド設立までの税免除と設立後のギルドへの販売は税半額。

 領主お抱えの3名が交互に学びに来るから、弟子としても使うといい」

「いたれりつくせりですね」

「何度も言うが、それでもこちらとしては格安で無理を言っているレベルだぞ。

 お主は日に1万Gを稼いでいる。このまま行けば2万Gだって夢ではない。

 こちらが提示している額は1年もせずに叩き出せるだろう。他の生産ギルドへ持ち込めば、白金貨10枚は固い」


 ここ数日、ポム店長は息子と一緒に働いていた頃の倍を稼いだ。俺の2万Gを除いてだ。

 その御蔭で、こっちは他のこともできないし、他のお店にも影響が出ている。

 良くも悪くもちょうどいいタイミングかもしれない。

 生産は楽しいけど、俺だって時には別の冒険もしたいのだ。


「ただの。元々ポポロ君が戻ってくるまでの手伝いとしてお願いしたからの。

 さすがにこれ以上大変になるとポム殿も困るだろう。儂が手伝えるのは、店番に水汲みくらいだ」


 はい。そうですね。最初の依頼をすっかり忘れていました。いつの間にか作るのメインになってました。

 でも、トルークさんはもっと役に立ってます。なんたって、“鑑定”してもらってるからね。今日は他の皆さんも手伝ってくれたし。


「しかし、アーキン様は時間は貴重と考えておられる。明日にでもポポロ君を迎えに行く小隊が出発する。

 工事もすぐに始まるだろう。早くなればなるほどお主の利益が減るのは申し訳ないが」


 馬鹿正直に言わなくても。でも、そこまで言ってくれるから協力しようと思える。契約に誠実さは重要だよね。

 いや~出会ったのがトルークさんでよかった。


「では、話はこれでまとまったと。

 いやはや疲れたわい」


 トルークさんは、直接顔を知る数少ない衛兵として、ほぼ全権委任状態で仕事を渡されたらしい。領主無茶しすぎ。

 (大)と(微)についてポム店長に聞いてから、即日でここまでの道筋が決められたらしい。ほんと無茶しすぎ。

 2時間に及んだ話し合いは一応の決着を見た。

 向こう持ちで良い家を建ててくれて、それまで薬を大量買いをしてくれると。ありがたいけど、早めに終わりにしたい話だ。

 今日の残り時間はあと4時間。薬屋に帰ったらスキル経験値のためにも(大)と(微)を中心に作りますか。



 今日の結果(微)600(小)200(中)200(大)100。ポム店長作成分を除く。

 手持ちの初心者魔力薬は全て飲み干し、全部“鑑定”にぶち込んだ。水汲みは複数の衛兵さん。良いのか仕事は?いや、領主命令なら仕事なのか。

 大量に作成・鑑定したので、どれも完成時に品質と効果がわかるようになった。(微)の大量“鑑定”でわかったけど、トルークさんの言うように鑑定数をこなすと作成と同様にどんな物かわかるようになるみたいだ。ただ、確定したのは名称と効果だけ。作成回数では効果と品質両方が確定する。生産者支援の機能だね。

 追加で買った薬草100枚も消費してしまった。

 (微)は5G、(大)は100Gでポム店長が買い取る。売値はそれぞれ15Gと150Gだ。薬草代と瓶代がポム店長持ちだから、差額は委託販売手数料ってところか。

 街への納品分は明日にポム店長が作成する予定で、レシピ使用料は一律5G。計算が面倒なので。

 恐るべき収入は、先払いで計36,550G。薬草代の支払い込みだ。

 ……所持金が4万Gを超えました。もう少しで5万Gです。

 使い道がありません。本当に、魔力草を買い占めようかな。

 考えるのも面倒なのでログアウト。明日にしよう。

成功がでかいと影響もでかい。

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― 新着の感想 ―
額が額だし20と2じゃ誤差って程じゃないと思うんだが。
[一言]  数字が一杯で頭が痛くなりそうですが、革命的な事が起こったのはなんとなくわかりました。  こういう成功の仕方もあるんですねぇ
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