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鬼畜暴君のヒプノシス  作者: ホルモン
6/9

町でも鬼畜暴君③

「ここ」


と、扉指を指した


「入って」


「へぇ、中はこうなってるんだな」


中は古臭い木製の小屋だが、床には六角形の術式が書かれている、その端には台の上に本が並べられていた。


「そこの真ん中に立って」


「ん?ここか」


「まずは魔力の質を調べる。精霊を使ってる時点で質は相当の物だけれど一応。」


「あぁ、構わないよ」


彼女は圭の前に立ち、片手を圭に向けて目を閉じた。


突然術式が眩い光を放つ。


少しの間があく


「おかしい」


『どうかしたの?』


「魔力が感じられない」


『つまり?』


「魔力が無いってこと」


(そうか、俺には魔法が使えないのか。当然っちゃ当然か)


そう、なにせ圭は地球生まれの純日本人である。魔力などあるはずがないのだ。


『あはっ、残念ね圭』


「残念ですませれる事じゃない」


魔法少女は深刻な顔をしている。


「私達人間は少なからず絶対に魔力は持っている物。こんなのイレギュラー」


事は圭達が考えているより深刻な事らしい。


「魔力を使えないで、なぜ精霊を使えてるの?」


「クロはずっといる、それに精霊なんて物じゃないからな」


『私も圭に好きでついて行ってるの』


彼女の頭には[?]がいくつも付いているようだ。


「精霊じゃない??」


『あはっ、だって私も魔法なんて使えないもの』


「???」


これ以上話しても、余計彼女を悩ませるだけだろう。


「まっ、そう言う事だ。じゃあな」


圭もまた余計な事を聞かれない様に店を出ることにした


「待って、あなたは何者なの?」


「ただの人間だよ」


「あなたの目を知ってる。私の… …大事な友達にいたから… …あなたは… …何を失ったの?」


「ははははははっ!俺は何も失う物なんてない。」


圭はいきなり高笑いをする。あの目だ、トリガーが外れた時の目。


「!?」


「俺は欲しい物は全て手に入るからな、この世界は俺に何をくれるのかな。はははっ」


「そう… …あなた世界に絶望してしまったのね… …」


彼女がそういい終わる前に、圭達は店を出た。


「いいぜ、手に入れてやるよ。この世界全てを。はははっ!」


「あはっ!やっぱり圭はこうじゃないとね」

やっとここで圭の目的が決まりました。

圭のトリガーが外れる条件がまだバラバラですね。


続きます

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