フラグが立っても鬼畜暴君
新キャラ登場です。
今、圭は学校の屋上にいる。
普通の学生ならこの時間は授業中だが、圭にとって学校とは青空の下で気持ち良く寝れる唯一の場所。
もっとも圭は馬鹿なわけではない、いやむしろ凄い、なにせ圭は学年トップの成績だ、それゆえ授業にでなくても教師はなにも言わないし言えないのだ。
下手な事を言って退学でもされたら学校の評価は落ちるだろう。
それほど圭は有名人、だが学年トップの顔はおろか名前すら知っている人は少ない。
圭もまた自分がそれほど有名人だとは知らない、密かに広められた圭の呼び名は、通称ゴーストップ。
一体誰が最初に広めたかわわからないが、この名前を言えばこの学校では知らない人はいないだろう。
へたしたら他の学校まで広まっていることもある。
圭はこの特別な一時を過ごしていた。
「今日も静かだなぁ」
圭はよくこのような事を口にする、暇、と言っているわけでわない。
圭は眠りにつく。
「やぁ、クロ」
『あは!圭、ごきげんよう』
圭の中には2人の精神がいる、夢の中でしか会えないがよく助言などをもらっている。
「シロは元気か?」
『しらな〜い、シロなんて滅多に現れないし、来たとしてもいつの間にか居なくなってるから』
「そうか」
『また殺したんだね』
「めんどくさかったからな」
『あはっ、圭はトリガーが外れると狂っちゃうからね』
クロは150cmのゴシック系のドレスを着ている。
『もうすぐ、来るよ』
「来る?なにがだ」
突然の助言に意味を聞く。
『圭の人生が大きく変わるフラグ。
さすがの圭でもこれは逆らえない』
「それはめんどくさいのか?」
『あはっ、やっぱり圭はそこを気にするんだね。凄くめんどくさいよ』
「はぁ、めんどくさいのか」
『あはっ、でも私が楽しめるの、私の為にお願いね』
「めんどくさ…」
『も少しで会えるね』
「は?」
チャイムが鳴り響く、圭はその音で目を覚ました
「放課後か。」
ひらひらと空から一つの手紙が降ってくる
「はぁ、これがそれだよなぁ、これって無視すらばフラグ折れるんじゃね」
圭は立ち上がり、扉へと進む
「やっぱりついて来るよな…」
圭の後ろをひらひらとついて来る、はたから見ればなんともおかしな光景だ。
ドゴッ
圭は何食わぬ顔で手紙を蹴った、その瞬間手紙から眩い光が辺りを包む。
光が止む頃しは圭の姿はない、しかし光が止む前に何かが聞こえた。
「はぁ、めんどくさ…」
はい、次回で異世界入りになります。個人的にはこの、クロとシロがお気に入りです。
コメントでこうしたらいいよなど、注意点かありましたら是非とも参考したいです。よろしくお願いします