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なめたけとぶなしめじのシチュー

なめたけとぶなしめじ 1年2組 篠崎鉄平


うちにはよくなめたけがでる。


お母さんが毎日毎日そのままだすからだ。


おかげで僕は毎日なめたけをむさぼっている。


でもお金持ちの家では基本ぶなしめじだそうだ。


ぶなしめじ生だそうだ。


お金持ちはすごい。


まさしく金の塊だ。


僕も将来は金と権力とぶなしめじを手に入れて見せる。


貧乏ななめたけにはなりたくない。


僕は自由を探してさびれたこの街からの脱出を試みた。


とにかくとおくへ走った。


遠くへ走ればいつかぶなしめじになれる。そんな気がして。


でも現実はそんなに甘くはなかった。


いつまでたってもなめたけのままだった。


いくら都会から逃げたって、夢を追ったって、自由を求めたって。


いつだってそうだった。


僕は幼いころから一人だった。


先生「いや君小学1ね…」


周りにはだれもいなくて、つねに孤独の中にいた。


先生「言い回し小学1年生かお前!?」


する事もなくひたすらになめたけをむさぼる毎日だった。


ぶなしめじを食べている連中を恨めしく見つめていたんだ…


そんな僕が今年、キノコ狩りに行った。


とても楽しいなぁと、おもいました。


おわり


先生「最後だけ小学生テイストでしたね。はい拍手!」


パチパチ


先生「じゃあ次は貴博君」


貴博「はい!」


しいたけとえのきだけ 1年2組木下貴博


先生「なんだこのクラス…」

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