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迷宮戦闘(ダンジョンバトル)  作者: 轟号剛


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開幕

「いよいよ始まりました!

 迷宮戦闘!!

 司会は私、Mr.ミクロが務めさせていただきます!!」


巨大なドームの会場の中、小さな気球に乗った一人の男性がマイクを通して会場中に声を届けていた。


ミクロはド派手なカラフルな衣装に身を包みピンク色と青色の混ざった髪色をしており、誰よりも目立つ容姿である。


「厳正なる抽選によって選ばれた今回の挑戦者達は総勢128人!そして、この戦いを見に来た観客はこの日本一を誇る収容数を誇るジャパンドームを満員に埋め尽くす10万人になります!」


司会の言葉に観客達は大きな歓声を送る。


10万人の熱気は会場の温度を数度上げる程だ。


そしてドームの中央には360度全ての観客席から見えるように円柱のスクリーンがあり、現在は128人の挑戦者の顔が映し出されている。


「更に今回この場に来れなかった方のために、こちらの戦いをネットに配信中です。只今の同接も既に100万人を超えているとの事です!」


今回の戦いはネットでチケットを購入すれば誰でも見られるようになっている。


しかし、この戦いは現地に来ないと味わえない要素が強い。


「さぁ、そろそろ選手が入場し始まります!

 会場の皆さんはお手元にあるヘルメットのご準備を!」


この会場の観客席には一人一台のヘルメットが備え付けられている。


それはゲームの中の世界へ入るための媒体となる。


「いよいよ選手の入場です!

 皆さん暖かな拍手を!!」


煩い程の拍手の中、128名の選手がゲートから歩いてくる。


「こいつらが今回の選ばれし勇者達だ!

 果たしてこの中で優勝して1000万を勝ち取る者は誰なのか!?」


全員がドームの中心へと案内されると、スクリーンにドアップでそれぞれの顔が映し出される。


「改めて迷宮戦闘のルールを説明するぜ!」


ミクロが手を挙げるとスクリーンが切り替わり、人間と三体の魔物が映し出される。


「まずこのゲームはプレイヤーが魔物と自身の力を駆使して相手のプレイヤーを倒す。それが勝利条件だ」


ミクロの説明の通りスクリーンにも魔物が戦いプレイヤーを倒す映像が流れている。


「そして、一回戦ではHランクの魔物200体、Gランクの魔物100体、Fランクの魔物50体がプレイヤーに配られる。この配られる魔物は完全にランダムとなってるぞ!」


スクリーンにはガチャガチャのような箱からボールが出て来て魔物の姿のフィギュアが出て来ていた。


「しかし、この魔物達を取得する代わりにプレイヤーを強化するスキルを受け取る事も出来る。

 それは取得しなかったランクの魔物によってスキルの強さも変わってくる。プレイヤーの選択によって幅広い戦略が可能になるんだ!」


ミクロは顔に流れる汗をカラフルなハンカチで拭きながら説明を続ける。


「そして、一番の見どころは何といってもプレイヤーに与えられるユニークスキル!

 プレイヤーは最初にランダムな固有スキルを手に入れる。それはとても強力なスキルで活用方法次第では一人で魔物を全滅させる事も出来るだろう!」


スクリーンにはプレイヤーが圧倒的な力で次々に魔物を薙ぎ倒す姿が映し出される。


「更にもう一つ、ユニークスキルと同様にユニークモンスターも最初に手に入る!

 このモンスターもユニークスキル同様に一体で盤面を引っくり返す程強力な魔物だ!」


周囲に大量の魔物で囲まれたプレイヤーを一体の魔物が救い出すシーンが映される。


「そしてそして!

 ユニークスキルとユニークモンスターは二回戦、三回戦へと進む度により力が増していく仕様であるため、二回戦、三回戦で取得できるEランク、Dランクの魔物が出て来てもインフレに付いていけるんだ!」


ミクロは湧き出る汗を拭く事を諦め、髪をかきあげてオールバックにしながら話続ける。


「要点はこんな所だな!

 後は聞くよりも見て覚えてくれ!

 選手達には予め全ての仕様を説明済みだから安心してくれよな!」


ミクロが再び手を挙げるとスクリーンは選手達を映し出す。


「さぁ、そろそろ第一試合を始めるぞ!選手達は前もって案内された通りに配置してくれ!」


ミクロの言葉に選手達は番号の振られた椅子へ座ると観客席に設置してあるヘルメットと同様の物を被る。


「さぁ観客の皆もヘルメットを被ってくれ!!」


ミクロの言葉を受けて観客達も被り始める。


数分の間、ミクロは観客達の準備が終わるのを待った後大きく息を吸い込む。


「準備はいいな?

 ダイブスタァァト!!」


ミクロの合図によってヘルメットを付けた全員がゲームの世界へ意識を飛ばされるのであった。

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