表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/18

14 自己主張

『もうすぐゲーム終わるな』

『だね』

『さーて、最下位はどっちかな』

『言い方に悪意あるなぁ』


 ❤︎6は昔から自己主張ということが苦手だった。

 自分の意見はおかしいのではないか、周りは自分の話を聞いてくれるのだろうか。

 そんな不安が脳裏をよぎり、なかなか意見をいえなかったのだ。

 そして、それは今も例外ではない。

 世界を渡った彼女を待ち受けていたのは♣︎6。

 彼女は無理やり❤︎6を襲い、消えるために身体を密接させるが、❤︎6はそれを拒むことができなかった。

 相手を傷つけないかという不安と、自己主張に慣れていないという理由からだ。

 ……いや、なのに……

 そう思うが、もちろんそれは伝わるはずもない。


「拒まないってことは、そういうことだよね?」

「……」

「ふふ、可愛いなぁ」


 むしろ、本来の思考とは的外れなことが伝わってしまっている。

 ……もし、自分に自信があったら、♠︎6に……

 ❤︎6は自分の想い人のことを考えながら、溶けて消えていった。

 

『お前もあと一枚かよ』

『ふふふ、俺は運がいいのさ』

『3位以下確定なのに?』

『それをいうな』


ーーーーーー


Aの世界 0枚


Bの世界 3枚

♦︎A ♠︎5 joker


Cの世界 1枚

❤︎A


Dの世界 1枚

❤︎5


ーーーーーー

 物語のヒント

溶けている間、少女たちは今まで感じたないくらいの幸せを感じるらしい。

しかし、それは本当の幸せなのだろうか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ