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7話 ストーカー  1

「行ってきます」

「行ってらっしゃい、優理」


ガチャ



いつも通りの朝、母に玄関まで見送られる。

父は会社が忙しく朝は早い。

普通の日常生活を贈っている私、柊優理。

大好きな彼氏、桐生優雅君とも高校生らしい健全な付き合いをしています。

毎日が楽しいと思えるような生活です。






けど、最近は生活の中に不安が混じっています。

どこからと、視線を感じている私。

すれ違う人の視線とはまた違う、常に見られている様な視線。

そんなことを思っていると、また感じた。



「誰っ!?」


視線を、さっき通った石の塀へと向ける。


「………」


返事は無い。



「気のせい、なのかな?」


自分の考えすぎだろうと思い、私は学校へと向かった。
















「はぁ、はぁ、本当に綺麗で美しい。僕のお嫁さん」


気のせいでは無い。そこに男がいる。

しかし、優理は気付く事は無かった。

男は、手に持つカメラでパシャリと、自称自分のお嫁の写真を収めた。

















「おはよう、優理」

「おはよう優雅君」

教室へ入ると、真っ先に挨拶をしてくれたのは、私の大好きな人。

やっぱり優雅君の声を聞いていると安心する。

今日もいつも通りの生活をしたい。

視線のことなど勘違いだろう。

そうであってほしい……








「えー、ここは―――――」


1時間目は星野先生の授業。数学だ。 


(………)


あんまり集中できない。

無論、先生のせいではない。単に、まだ考えているのだ。

視線のことを。







今日私は、全ての授業で集中できなかった。

そしてあっという間に放課後


「優理、帰ろう」


優雅君が誘ってくれる。


「ごめん、今日は委員会があるから」


私は1年1組の学級委員長だ。

委員会に参加しなければならない。


「そっか、わかった。じゃあまた明日!」

「うん、ごめんね」

「気にするなって!」


彼は笑って帰っていく。本当は一緒に帰りたかったよ〜。




「はぁ……」


私は委員会の場所へと向かった。












「えー、これで各クラスの目標は決まりました。これで今月の委員会を終わります。」



やっと終わった〜



今日は初の委員会で、何をするのか不安だったが、案外早かった。


各クラスの委員長の自己紹介と各クラスの目標を決めただけ。

ちなみに私のクラスの目標は、服装をきちんと守る、だ。





帰ろう。


一人で靴箱まで歩く。






「え!?」



私は驚いて、背筋がゾクっとした。



靴箱を開けると












大量の写真と手紙があったからだ。



写真は全て私が写っているものばかり。

手紙には、こう書かれていた。












『僕は君が大好きです。結婚しましょう』



私の勘違いじゃ無かった……








怖いよ……優雅君。





ここはこうした方がいいとか、言葉の使い方が間違っている、などがありましたら感想でお願いします!

いつでも待っています!

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