エアコンの温度と金銭感覚、また多幸感について
僕も大学を卒業して社会人(会社員)になり、もう2年弱が経った。
社会人なりたての頃は、金銭感覚がまだ学生の時のままで、外食するにも800円の定食で高いと思っていたし、家のエアコンをつけることにためらいを感じていた。
今となっては、全て過去の話。
気が付いたら外食することが増えてきたし、エアコンもちょっと寒い・暑いと感じたらつけるようになった。
普段の平日の食費が1500円とかいっても、学生時代なら危機感を感じていたかもしれないが、今は「まぁ残業してるし」で済ましてしまう(まぁ1500円程度でどうこう言っている時点で、僕の金銭感覚はまだまだその程度だということなのだが)。これがきっと一日3000円とかになってくるとさすがに焦り出すのだろうか?
会社員になると、当然ながら残業がある。残業すると残業代が貰える。すると「残業代稼いだのだから」と食費や光熱費に甘くなる。
エアコンもちょっと寒いなと思っただけですぐつける。今は1Kの部屋に一人暮らしだが、エアコンは23度で風量は中〜強。学生時代だったら厚着したり、布団をかぶったりして我慢していたかもしれない。
お金が僕を変えてしまったのか? それとも学生→社会人になればこんなものなのか。
さて、食費や光熱費をケチらなくなれば、出費はかさむのだが、加えてあるものが向上する。それが多幸感だ。
特にこの季節ならば、朝起きた瞬間から部屋が暖かいというのは、僕にとって極上の幸せであり、一日を頑張る活力を与えてくれる(仕事のやる気があるとは言っていない)。また夜に家で一人で過ごすとき、部屋が暖かいと精神的にも前向きになれる(気がする)。
「我慢しない」というのは精神的にすごく楽なことで、たかが部屋の空調の話にしても、常に快適な温度に保つというのは気持ちに余裕ができる。真夏の暑い部屋や、真冬の寒い部屋で我慢して過ごすことの精神の疲弊度合いに比べたら、エアコン代など安いものである。
食事にしたって、節約のために安いパスタやもやし炒めばかり食べていると、腹は満たされるが心が満たされない。おいしい食材を買って料理したり、外食したりすると、精神的にはずいぶんと楽になる。
僕は特に浪費家というわけではなく、上記のように食事や光熱費を制約無く使っても貯金ができてしまう。むしろそれくらいしか使うことが無いと言ってもいい。時々それでいいのかと思うが、無理してお金を使うことも無いので、将来使いたいことができたときのために今は貯めておくことにする。
ちなみに今日は贅沢をして寿司を食べに行った。満腹まで食べて5000円だった。普段の食事と比べるとかなり高いのだが、まぁ(残業代で)稼いでいるし? たまには良いだろう。