1
「…」
テイガンの部屋に連れ込まれた私は、大きな机の前に座らせられた。
「とりあえず、本題に入るがお前はこの世界のモノでは無いのは確かだ。
前にもお前みたいな奴がこの世界に来たらしんだが…」
「え?私だけじゃないの?!」
自分だけでは無い言葉にホッとしたがそれはつかのことまだった。
「…お前がこの世界に呼ばれたにはこの世界のpoison(毒)を治める為の生け贄の為とされると
言い伝えがあるんだよ…」
机の上に分厚い本を置くと、パラパラとページをめくるテイガン。
ページをめくる手を止めると、指で一部の文を指差した。
そこには、1人の女の人が十字架に縛られ火に焼かれている絵が書いてある。
文字はこっちの世界の言葉なのかなんて書いてあるか読めない。
「この文には、世界が違うモノの心臓をこちらの世界の神に授けし新たな神が現れる。と書いてある」
(て…ことは私は生け贄の為にこんな訳のわからない所に呼ばれたの?!)
「まぁ、呼ばれたってことは何かしらこちの世界と繋がることがあった事だが…」
テイガンの言葉に今までの事を思いだしたが、何にも思い当たる事がなかった。
「すいません…何にも無いです…」
「そうか、とりあえず服を脱いでみろ」
「わかっ…え?…!?」
突然のテイガンの言葉に動揺を隠せないでいるとドアがノックされた。
「テイガーンいるかしらぁ?」
ドアの外から誰かの声がした。