表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ただいま暴走中!  作者: 呪理阿
五月だけど暴走中
98/410

98 お友達できちゃった!

「えいっ!」

 わ~、ダブルアウトだ~!

 はーちゃん凄い~!

「わあっ!?」

 当たっちゃった~!?

 はーちゃん……ええとええと~。ドンマイ~。

 光です~。

 お昼休みだからね~、クラスの人たちとドッチボールしてるの~。

 前はこの時間寝てたのにね~、はーちゃんに連れてこられちゃったの~。

「高山っ! 取れ!」

「ほへ~?」

 わわ~っ! いつの間にかボールがこっちに~!?

「えい~」

 セーフ~、なんとか取れた~。

 う~ん、何だかまだ外で遊ぶの不思議な感じするな~。

 皆でいっぱいで遊ぶの、はーちゃん来てからだもん~。

 はーちゃん~……にボール渡したいけど人いっぱいいるな~。

佐紀さきちゃん~」

「はーいっ! ありがとねん、ピカちゃん!」

 何で私はピカちゃんなの~?

 佐紀ちゃんいっつもこうなんだよ~。

 皆に変わったニックネームつけるの~。

「ムー○ン覚悟!」

「俺は某カバそっくりの妖精じゃねえっ!」

 ムー○ンの名前は睦月むつきくんね~。

『む』しか合ってないよ~。

 ありゃ~、取られちゃった~。

「よしっ」

「あっ! みよよん危なーい!」

 みよよん~?

 あ~、相手コート近くで本読んでる子かな~?

 危ないってことは味方なんだよね~。

 ……ドッチボールしながらよく本読めるね~。

「え、村田いたのか!? 影うっすいなお前」

 ……佐紀ちゃ~ん~。バラしちゃってどうするの~。

 みよよん逃げろ~!

「…………美代みよ、こっち……だけど」

 みよよんって美代ちゃんって言うんだ~。

「えっ? あれっ? だーもう! ややっこしいからアッチ投げる!」

 え~!?こっち~!?

 はわ~、逃げなきゃ~。

 美代ちゃんのところに逃げたらわかりにくいかな~。

「美代ちゃ~ん~」

「……影うす横へ……よーこそ」

「ほへ~?」

 影うす横~?

『影が薄い人の横』かな~?

 さっきの傷ついてたのかな~。

「何読んでるの~?」

「……『知ってるようで知らないどうでもいい事』」

 ……不思議な題名だね~……。

 美代ちゃんがまず不思議な子だけど~。

「ひーちゃん危ないっ! 後ろ後ろ!」

 ほへ~?

 わわ~っ! 真後ろ三十センチ以内に睦月くんが~!

 ……当たったんだね~。

 そしてはーちゃんが入ったんだね~。

「あぅ~、当たっちゃった~」

「よっしゃ、入れる!」

 一歩進んで~、はい外野~。

 私命中率もスピードも低いから一遍出たら入れないんだよね~。

 お姉ちゃんも言ってたよ~。ダーツの的には当たるのにドッチボールでは的が動いて当たらないって~。

 だから美代ちゃんとお話ししてよ~っと。

「美代ちゃん~、今日遊ぼ~」

「今日? ……今日、ピアノ」

 ありゃりゃ~、ピアノか~。

「明日は~?」

「……大丈夫。……家どこ?」

「水ヶ丘町~」

「それは……全員」

 だよね~。

「う~んとね~、う~ん……学校で待ち合わせて行こ~」

「……うん」

 もしかしたら私から誘って遊ぶ人って美代ちゃんが初めてかも~。

 明日楽しみだな~♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ