93 猫猫会議
『さて、今日の議題は……何故人間の子供は魚が嫌いなのか! であ~る』
『議長!』
『なんだ』
『僕の飼い主の男の子は魚大好きです!』
『議題変更! 何故人間はキャットフードを食べないか!』
結局食べ物なん!?
クロで。
白猫だけどクロって分けわかんな。
あ、ミィがわかんない人は46話を見。
まぁとにかく今は猫猫会議に集中しよ。
『ふむぅ、確かに人間がキャットフードを食べないのは不思議ですなぁ』
『うちに赤ちゃん居るんだけど、その子がキャットフード食べようとしたらお母さん止めるんだよ!』
『あ、うちもだ。「ばっちぃから止めなさい!」って怒るんだ』
はっ! こ、これっ!?
『人間はキャットフードが汚いものだと思ってるん!』
『『ななっ!?』』
『キャットフードとは人間が考え出したものだろう!?』
『わたくし達はばっちぃ物を食べさせられていたということですの!?』
むむ、人間! それは酷!
『でもでもぉ~、ちょぉ~っと待ってくださいよぉ~?』
『何だミルク』
『はい~、人間が食べるものですけどねぇ~? 例えばチョコレート……皆さん食べますかぁ?』
チョコレート?
あの茶色い、べとべとの奴?
『食べないよぉっ! ぼくぼく、あんなべとべと食べなぁい!』
『うむ。我輩も食わん』
『ちょっと舐めてみましたけど、舌がじーんてなるほど甘かったですわ』
『ミィも食べな』
『ですよねぇ~。それと同じような感じでは無いですかぁ?』
わぁ! そういう考え方があった!
『なるほど!』
『納得ですわ!』
『では盛り上がった所で次の議題行きましょう!
何故人間はネズミを食べないのか!』
『ぼくぼく、ネズミ食べないよ!?』
『ミィも食べな』
『俺も』
『わたくしも食べませんわ』
『えぇ、私も~……』
『我輩も』
議長は食べるのか?
『……まずネズミなんてそうそう見ないよなぁ』
議長も食べないのか!
『絵でしか見たこと無いな』
『そうですな』
『わたくしの飼い主は猫がネズミを追いかけてやられるアニメが好きですの。でも、そんな光景実際には見たことありませんわ』
『あ、ぼくぼくネズミは森の中に居るって聞いたことあるよ!』
……森の中行った、迷っちゃうど思。
『よし! この件は保留で!』
それでいいの!?