392 とある雨の日
「雨だー。今日はドッジできないね」
しとしとしとしと~。
…………違うな~。もっと激しい~。
ばしゃばしゃばしゃばしゃ~。
…………違うな~。もっと大人しい~。
光です~。
とにかくそんな雨が降ってます~。
窓側前から四番目の席の私は~、机に突っ伏してうとうと……。
はーちゃんは窓の前に立って残念そうにしています~。みーちゃんは私の後ろの席で頬杖を突いています~。……少なくともさっきは突いてました~。今はまぶたの裏しか見えな~い~。
「……嫌な天気」
「雨が~? 何で~?」
「え……暗いし……じめじめするし……」
「私は雨音好き~」
凄く落着く~。雨降ってる時はちょっぴり窓開けて寝るくらいだよ~。夏なら全開~!
「暗いのも好き~」
ほっとする~。暗い中で学校の電気があるのって何だか~……旨く言えないけどとにかく好き~。あっとほーむ~? そんな感じがする~。
「大雨だとテンション上がらない~?」
「あ! 大雨だったら上がる! 確かに!」
雷はちょっと怖いけどね~。風邪がぶぉおおおおお~! ってなってるのテンション上がるよ~。
「……台風、とか?」
『すっごく楽しい!』
びゅお~ってね~。学校もお休みになるし~。外見てみたら雨が横向きに降ってるし~。
外に出るのだけは絶対嫌だけどね~。
「雨の日に教室でやるトランプも楽しいよねー。やらない?」
「…………やる」
「ひーちゃんは~?」
眠い~、やりたい~、でも眠い~、でもやりたい~!
「寝ながらトランプってどうやればいい~?」
「ひーちゃんならできるよ! 多分!」
「うん、ひーちゃんならできる……多分!」
何で二人して『多分』を強めるの~?
「何する? ババ抜き、ジジ抜き、大富豪、ダウト、七並べ、一休さん……」
「……七並べは退屈」
「一休さんは寝ながらなんて無理~!」
ダウトだったら寝ながら出来るな~。むしろ表情も読めないだろうから有利~。
「ジジババ抜き、大富豪、ダウト、どれがいい?」
「ジジ抜き……」
みーちゃん意外と顔に出るもんね~。ダウトで嘘つくときもバレバレだし~、ババ抜きでみーちゃんがババ持ってるときにどれがババか分かっちゃう~!
「大富豪かジジ抜き~!」
公平なのがいいよね~。どっちも好きだし~。この二つなら顔に出るようなこと無いもんね~。
「じゃあジジ抜きやろーっ!」
いぇ~。……あふ。
「ひーちゃん、眠そうだねぇ。何でいっつもそんなに寝るの?」
「それはね~、眠いからだよ~」
「そりゃ……眠くなかったら、寝ないよね……」
そうだよ~、みーちゃん~。その通り~。
「さらに今日は雨音の子守唄付きだからね~」
小っちゃい時から雨音大好き~。お姉ちゃんとお兄ちゃん達も雨が好き~。ただし日光ちょっと苦手~。暑いし眩しいし~。冬以外は特に~。ぽかぽか陽気は好きだけどね~。ただし冬に限る~。
…………私達吸血鬼か何かの子孫~?