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ただいま暴走中!  作者: 呪理阿
2012、如月を暴走
366/410

366 振り返……って無い気がする

 こんばんは。またはこんにちは。忍でーす。

 去年、『あ、いきなりすんません』って言ってたあの娘です。

 初め『男子っぽい』って設定あったのにいつの間にか消えてました。

 般若心経にはまってた事もありました。

 いまだ純兄にテストで勝つ事が出来ません。なんで?

 ――聞かれても困る。

 今の作者です。その辺漂ってるんでしょう、きっと。

「はーい、そんな訳でこの日記二年目に入りまーす」

 なので振り返りつつ設定ほじくって見たいと思いまーす。多分ほじくる方がメイン。

「どんな訳で~?」

「いい事じゃん。何でちょっとブルーな始まり方なんだ!?」

「テメェ等、日記って言った事に突っ込めよ」

 そうだね。最近の全然日記じゃないもんね。と言うか、現実にあってたまるかって事になってるもんね。

「一年前、純兄は人間だった。設定上」

「……ん、今の設定だとその頃既に死神になってるけどな」

 死神も増えたよね。

「今居るので何人居る? 死神さん」

「リオ、妙羅、忍、マーリさん、エイラさん、ラオンさん、アランさん、第一部隊の部隊長。少なくとも出てきたのは俺入れて八人。候補生の天斬剣入れたら十一。当然、本当はもっといっぱい居るけど」

「未理阿&霧瑠依、最近見ないけど何処行ったの?」

「死神の組織掘り下げていく内に矛盾する存在になったので出しにくくなった」

「酷いでした!」

「酷すぎるねー」

 思っきし出てるんですけど。何でエスカルゴ食べてるの?

「あれ? そういえば、一年前の今日ってまだ純兄と岳出てないよね」

「そうだよね~、ちょっと気になってたの~」

「出てたのって言えば、あたしと光と真っ黒めざしだけだよね」

「ね~。せっかくだから買ってきたよ~! 食べる~?」

 正しい商品名は《焦げためざし》ちなみに57円。

 それはともかく、

『捨てなさいッ!』

「勿体ないと思わないの~!?」

「自分の身が可愛いの!」

「このめざしの気持ちにもなってあげてよ~!」

 無理だろ! 普通に考えて!

「兄ちゃん、オレっていつから『にーちゃん』って言う呼び方から『兄ちゃん』って呼び方に変えたっけ」

「十月くらい? 呼び方なんかいつの間にか変わってるモンだろ。覚えてねぇよ」

 覚えてるじゃん。

 って、勝手に話進めないでよ! 置いてかれるから、あたしが。

「例えば、忍だったら山口に居る頃自分のこと『ウチ』って言ってた。『僕ちゃん』っつってた事もあったけど、面白かったから放置しといた」

 治してよ! 覚えてない時の事だけども!

「で、岳のこと『たーくん』って呼んでたし、光は『ひーちゃん』で俺の事は『純くん』だった」

 岳って『たーくん』だったの?

 ……総合的に、いつ呼び方変えたんだろう。

「いつの間にか『兄』つけてたり、名前だけになってたけど。どして?」

「あたしが聞きたいわ!」

「ね~、私は~?」

「んー……変化無し。幼稚園入る前、『たーに』とか『しーね』とか『じゅーに』とか言ってた気がする」

 純兄は? おとーさんやおかーさんに聞かにゃ分からんか。多分変わってないだろうな。百歩譲ってちゃん付け、くん付けだね、きっと。

「あれ~? 辺なの落ちてる~」

 光の指差す先には……龍の頭!

『何でだ!?』

 しかもその前に置かれている札に書かれているのは。

『だれかひろって』

「飼育方法は!?」

「えぇ!? 姉ちゃんそっち!?」

 え? 違う?

「で~、何なのこれ~?」

「龍の頭だろ?」

「そうじゃなくて~」

「じゃあ…………竜の頭」

「何も変わってないよ~!」

 強いて言うなら字が変わった。

「それはまぁ、置いといて」

「じゃあ何で出てきたんだよ!?」

「呪理阿の頭の隅にぽんと出てきたから、今あたし達が居るここの墨にぽんと出てきたんでしょ」

 で、飼育方法は?

「ねぇ~、龍のステーキっておいしいかな~?」

「あんまり旨くねぇぞ。硬いし」

「……食べた事あるの~?」

「……って、リオに聞いた」

 リオンさんは食べた事あるんだね、つまり。

「あ~! 龍の耳ならどうかな~? 何か作ってみよ~っと」

『すとっぷ』

 あれは流石に不味いと思う。

 最近、オリジナル料理もおいしいもの作るようになったと思ってたのに……。

「そういや、光の不思議料理見ねーよな、最近」

 あ、岳も同じ事考えてた?

「変なもの入れなくなったというか、間違ったもの入れなくなったというか。平和でいいよねー」

「も~! それだと前の私が何か作ったら戦争でも起こるみたいじゃないか~!」

『違ったっけ』

「ふ~んだ~」

 あ、拗ねちゃった。

「ごめんよー、そんなつもりは無かったんだよー?」

 ただねー、やっぱあの明らかおかしな物入れた料理は平和じゃないよな……って思っただけ。

「そんなつもりってどんなつもり~?」

 言っといてなんだけど、あたしにもよく分からない。

「ね~、お姉ちゃん~」

「機嫌直るの早いね!?」

「拗ねてたら話が進まなくなっちゃった~。二分くらい無意味なもの打ち続けてた~。『…………………らるる~』とか~、『ナツキって子いたっけ、いや、居なかったはず、何で最近頭の中ぐるぐる回ってるんだろう誰か教えて。ひょっとして居たのか、僕が忘れてるだけなのか』とか~。だから本当は拗ねてる時間もっと長いんだよ~」

 そんな裏事情聞きたくなかった。後者にいたってはただの独り言。何で『僕』?

「で~、お姉ちゃん~」

「何?」

「彼氏居ないの~?」

「何でそんなこと突然聞き出したの!?」

 居ないけど。彼氏どころか好きな人すら出来た事ないんだけど。

「何となく~?」

「何で居ねーの? 見た目よけりゃそれでいいって奴居ねーの?」

 おい岳。それってつまり、あたしの中身否定しちゃいないか。

「理想のタイプは~?」

「えー? 無いけど……。強いて言うなら頼りになる人? でも怖い人は嫌」

 頼りになるけど怖い人=純兄。

 頼りになって怖くない人、うん、こんな人いいなー。

 怖くない人の基準は分からないけど。

 ――おーい、高山四兄妹ー。

 あれ、天から声が。あぁ、呪理阿。

 ――眠いから終わっていい?

『どんな終わり方!?』

 って、ちょっ、本当に終わるの?

 おやすみなさい。

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