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ただいま暴走中!  作者: 呪理阿
九月だろうが暴走中
224/410

224 体育大会、の直前エピソード

 エピソードの前に、純だ。

 体育大会、色分け。ちなみに色決めるのははくじ引きな。

 白組、一組連合軍

 黄組、二組連合軍

 青組、三組連合軍

 赤組、四組連合軍

 おけ? 



 えぴそーどⅠ ハリケーン

「いいかー! ハリケーンのコツ教えるから覚えろよ!」

『はーい』

 白組担当! 一応私は女教師だ!

 これ読んでる奴、いつやるかはともかくハリケーンのコツ覚えろよ!

「一つ! 棒の端っこに詰める!」

『一つ! 棒の端っこに詰める!』

 何で復唱? まぁ、やる気があるってことでいっか。

「二つ! 前後の間を極力詰める!」

『二つ! 前後の間をできるだけ詰める!』

 ……復唱してるのに揃いも揃って違うけど、意味同じだからいっか!

「三つ! 足の下に棒を通すときはくるぶしより上げるな!」

『三つ! 棒の下に足を通すときはくるぶしより下げるな!』

 出来ねぇよ、つっこみゃせんが。

「四つ! 棒が通った後はすぐにしゃがめ!」

『了解!』

 お前等復唱する気無いだろ。

「五つ!」

『押忍!』

「まだ何も言ってない!」

『あい』

「アンカーが頭の上に棒を通した後はしゃがんだまま!」

『はいはーい』

 やる気あんのかお前等。



 えぴそーどⅡ 綱引き

 えー、綱引きは、えー、ハリケーンに出ない生徒、まぁつまり、色の二分の一ごと対抗になっています。

 どうも、黄組担当の魚有といいます……はい。

 四月、合って間もない生徒に鮪と呼ばれたのはきっとずぅっと動いているせいでしょう。

「行くぞおらぁああああ!」

 はい、私の担当する黄組はやる気満々です。本番で、疲れてしまっていないことを願います。

「負けるかおらぁああああ!」

 あぁ、白組さんのやる気も相当なものですね。

 分かってますか、これは練習ですよー? いえ、つねに全力なのはいいと思いますけどね。

「始めっ!」

 始めの合図のパァン! って音、どうも苦手です。いえ、私が撃った訳ではないのですけどね。

 ……あら、うちの色の強いこと。

 そして白の弱いこと。

 このまま本番でも上手く行ってほしいですね。



 えぴそーどⅢ 応援

「青組ぃーっ! おーえーん! 始めます!」

 ドン、ドン

 いいねぇ。体育祭って感じで。

 青組担当、見た目はヤッちゃん、中身は美術教師の川岸だ!

「青組のーっ! ゆーしょー願ってーっ! エールをー! 送ります!」

 ドン、ドン

 太鼓っていいなぁ。やっぱり応援にはこれが無いと。ぐっじょぶ水中。何故か前の学校には無かったぞ。

「フレーッ!」

 団長木村、なかなかいい声してる。

『フレーッ! あーおーぐーみっ!』

 うんうん、この大声があってこそ応援団は成り立つ!

『そぉーれ』

「ちょっと待てぇい!」

 何だ今の声は! 何だ今の団席の声は!

「団席! もっと声出るだろ! ほらも一回!」

『そぉーれ』

 多少大きくなった、かな? まだまだ!

「もう一回!」

『そぉーれ!』

「そう! もう一回! できると思っている一m上を行け!」

 何か微妙とか思ったか? 一mを舐めるな!

『そぉーれっ!』

「そう!」

『フレッ、フレッ、青組!』

「そう!」

 よし、今度は出来ると思っている二m上を行け!



 えぴそーどⅣ ムカデ競争

『せーのーでっ! いっちにっいっちにっいっちにっ』

 最速記録は三十二秒、なかなか速いじゃないか。

 赤組担当、池中だ。

 一年、二年、三年と三つのムカデを見ているが、ここ三日でこけたのは三回のみ。よしよし、本番もこの調子で行ってくれ。

 ……ほかの色はどれくらいの速さなのかは忘れたが。

 っと、丁度いいところに高山妹が。

「おい、高山妹」

「今純兄居ないので妹はいらないと思うのですがー」

 そこはまぁ、いつもの癖という事で。一年の時は担任してたんだから。

「白の最速タイムは何秒だ?」

「えーっとぉー。一、二年は分からないけど、一番速いのは二十五秒かな」

「ンなアホなっ!?」

 二十五秒!? どれだけレベル高いんだ白組!

「純兄をぶっとばせー! って事で、すっごい士気上がってたんですよ。そりゃもう、般若の面をかぶったような顔になって……ま、今はそんなことしてないから、コレを覗けば三十七かな?」

 高山兄、クラスの奴等に恨まれてるのかお前は。

 と、とにかくそれを除けば三十七? よし、コレならいける。

「ま、うろ覚えだから怪しいですけどね。詳しい事は純兄にー。タイム計ってるの純兄なんで」

 練習中、タイムは担任が計るものだろう? 何をやっているんだ、柿のた……もとい、牡蠣野先生。

 ……っと、丁度いいところに高山兄が。

「おい、高山兄」

「今忍妹いないので兄はいらないと思うのですが」

 まるで同じ事言うな。

「白の最速タイムは何秒だ?」

「えー……二年の三十一秒ですね」

 二年に負けてるのか三年。

「さ、三年は?」

「最初は良かったんですけどね。最近はこけてばっかりで……やっとこけなかったと思ったら三十七秒ですよ」

 もしかして……楽勝か?



 えぴそーどⅤ 学級対抗全員リレー

 忍です。

 ちょぴっと緊張してたりします。

 練習だけど、本番通りだもん。

 全員リレーは、素走り、二人三脚、おんぶ、騎馬、が全員に振り分けられてそれでリレーするわけです。

 そしてあたしはトップバッターだったりします。

 ほら、普通緊張するでしょ?

「高山さーん! 一位で戻ってきてよ!」

「努力しまーす」

 うん、トラック半周ずつでホント良かった。じゃなきゃあたしの体力持たないよ。長距離苦手。

「位置についてー」

 ついてます。

「よぉーい」

 スタンディングスタートって、位置について、と用意の違いが分かりにくいのはあたしだけ?

「どん!」

 何で銃持ってたのに口でどん! なの!?

 あぁ、突っ込んでる場合じゃなかった。ちゃんと走らないと。

 クラス全員にシメられるのはごめんです。純兄じゃあるまいし。

 ……よし、一位で戻ってきてやったぞー!

 誰か褒めて。頑張ったよあたし。

「よし、忍。次はもう少し二位との差を開けろ」

「あ、純兄居たの?」

「……よし、ついでにそこらで見てた奴の言葉をまんま伝えてやる」

 え、悪口なの? 怒ったから悪口伝えるつもりなの?

「『高山妹って意外(・ ・)と速ぇな』」

 ……褒められているのでしょうか、けなされているのでしょうか。

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