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ただいま暴走中!  作者: 呪理阿
六月だって暴走中
122/410

122 清と桜の修学旅行記:ホテルだ! ベットだ! 飛び跳ねるのだ!

 1女子部屋

「わっ! 和洋室だっ!」

「ベットだ!」

「喧しい」

 篠~、ノリ悪いなぁ。

 桜でぇす!

「跳ねる跳ねる!」

「やっぱりこれはやら無いとダメだよね」

 ホテルのベットってトランポリンみた~い!

 何だか筋みたいなのが足から伝わってくるけど……。

「しーちゃんもやろーよ。ほら、…………玲奈れなさんも!」

 忍~? 鈴木すずきさんの名前忘れてたの?

 なんかやたら淡々と荷物の整理してたのは鈴木玲奈さん!

 不登校だったんだけど……ん~と、何があったのか知らないけど修学旅行には来てくれたの!

「……あたしはやらないから」

「視線はすっごいベットに向いてるよ?」

「べ、別にやりたいなんて思ってないわよっ!」

 ……これって、もしかして、これって……。

「ふーん、そっか」

「って忍~!」

「へ?」

 これはアレだよ! 絶対アレだと思うよ!

「きっと鈴木さんツンデレなんだよ!」

「…………」

 こてん。右に首をかしげる。

 こてん。左に首をかしげる。

「……つんでれって何?」

『そっからか!?』

「鈴木、ツッコミするんだな」

「ば、馬鹿にしないでよねっ!」

 う~ん、それにしても忍はツンデレの意味知らなかったんだね。

 純君だったら知らなさそうだけど……。

「忍~、ツンデレって言うのはね、普段ツンツンしててたまにデレ~っとする人のことだよ」

「擬音ばっかじゃん」

 これ以外に説明できないんだもん!

「あたしは別にツンデレなんかじゃないんからねっ!」

「んじゃあつんでれを代入し『数学!?』て考えたら玲奈さんはベットぴょんぴょんしたい、となるわけだからおいでよ」

 ツッコミスルーしたよね~? 今。

「……玲奈でいいわよ。高山」

「何でこっちが名前で呼ぶのにそっちは名字なのさ」

「え、だって」

「いや、だってじゃなくて」

「だって! 下の名前知らないもの!」

「そこかぁああああああ!?」

 自分だって忘れてたくせに~。



 2男子部屋

「おーい、じとしもやろーぜ!」

 ぼん、ぼん、ぼん、ぼぼん

「何そのまとめ方!?」

 純、亮、紫波に決まってんじゃん。

 オレと夏はやってんだし。

 清だ!

「清、多分それは下にも響いてるぞ」

 そんなのオレの知ったこっちゃねー!

 だってどーせ下、うちの学校の女子だし。

 たしか篠ん所だったし。

「んー……響いてるのなら止めとくよ」

「……シジミ、やろうとしてた?」

「シジミじゃないってば! 紫波だってば!」

 今日だけでそのツッコミ何回目だよ。

「俺やめた。後で怒られんのは清だけで充分だしな」

 どーゆー意味だよ、おい。

「……暇だな」

「お風呂って何時からだったっけ?」

「五時」

「今は?」

「四時」

 うえー。一時間もあんじゃん。

「誰かトランプとか持ってないの?」

「……持ってない」

「てっきり夏が「ねぇよ」うん、オレもねー」

「俺もだ」

「じゃあ僕のを出そ『初めから出せ!』あはは」

 やーこいやっちゃなぁ……。

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