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ただいま暴走中!  作者: 呪理阿
五月だけど暴走中
116/410

116 トイレの〇〇さん姉妹

「はーなっこさん!」

「ねぇ、本当に居るの?」

「イマイチ信じられないな」

 いるってば。

 こないだお前等妖怪&死神ご一行様見ただろ!

 カメラごしで。

 岳だっ!

 昨日のといれの華子さんに誘われたから、ちょい臭いのをがまんしてきてみたんだ。

 姉妹見てみてぇし。

『きゃーっ! 男の子!』

『きゃーっ! 女の子!』

「うわっ!?」

「きゃあああ!」

「マジか……」

 マジなんだなぁコレが。

 あ、先生にカメラ借りてきたから他の三人にも見えてるぜ。

『お静かになさい』

 ……全員おかっぱ赤いスカートなんだな。

 でも髪とスカートの長さが違うな。

 年上っぽい奴から年下っぽい奴になるほど短くなってる。

『あーっ! こそあど言葉!』

「それ、オレの名前!?」

『あたりまえでしょ?』

 あたりまえなのか!?

「高山、お前アイツに何したんだ」

「色々と」

「何ぃ!?」

 おい翔。お前何に驚いた?

「ごめん、自己紹介よろしく」

『わたくし、花子と申します』

『私のことは知ってるでしょう? 華子』

『あたしはなこよっ!』

『自分、ハナコね』

 ……って。

『全員音同じじゃねぇか!』

『そうでないと『トイレの花子さん』になりませんわ』

 ……いや、そうか? そうなのか……?

「修也ぁ……怖い」

「……大丈夫だ」

 えー、何かピンク色になってるあそこはほおって置いてだな。

 あぁ、何か華子とはなこは興味あるっぽいけど。

『華子がお世話になりましたね。お茶でもいかがです?』

「こんな嫁が欲しい」

 翔、お前はいくつだ。

『どうぞ』

 早っ。

 …………。

「ごめん、花子さんちょっといいか?」

『はい?』

「このお茶、何で白いんだ?」

『洗剤茶です』

 飲めねぇよ!

「うぅっ……」

「翔!?」

 飲んだのか!? 飲んだのかあれを!

「お、おいしかったでぇっ……す。キュゥ」

「気絶した!? 保健室に運んだ方が良くない?」

「運ぶに決まってんだろ!」

 あぁもう!

「花子さん、少し聞きたい。この茶? を作った水って……」

『トイレで汲みました』

「やっぱりか!」

 修也! やっぱりってそう思ってたなら最初に聞け!

「けほっけほっ」

 古閑!? お前も飲んだのか!?

 ……今日の発見。

 翔と古閑はアホだ。

 後、花子さん等に出されたお茶? は飲んではいけない。

 ……いや、普通に飲む方が間違ってるよな、コレ。

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