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最後の日で日常

作者: ユキさん
掲載日:2026/02/10

朝起きて、仕事して、死んだように眠る。


味気ないかもしれないけど、これが私の1日で、日常。


私以外誰もいない部屋、


「やだぁ...」


布団の中に蹲り、カーテンの隙間から朝日が漏れ出てる。


「仕事したくないい...」


10分後、起きてしまった。


朝ごはんの食パンを焼きながら、スマホを眺める。


朝のスマホは脳に良くないとか何とか言われてるけど、辞めるには現代人には中々難しいのだ。


適当に動画サイトを見ていると、一つのライブが目に止まった。


焼きあがったパンにバターを塗り、その動画を見る。


それは、どこかの番組の生放送?のようだった。


それは、空を映していた。

とても、大きな何かが見えた。


動画に出てくる人は、隕石だかなんだかと、叫んでいる。


フェイクニュース?、試しに、関連動画に飛んでも、隕石の話をしている。


...?


私は何となく窓の外を見る。


いつもと違う空、動画で見たその空が確かにそこにあった。


今日、地球は終わり


ふむ、ふむむ、そっかぁ、

終わりかぁ、


私はとりあえず、会社に電話をかけてみるが、誰も出ない。いつもなら、誰かしらいるものだけど、


ふむ、今日死ぬ感じかぁ、


死ぬの?今日?私?


そう思った瞬間、私は気づけば外に出ていた。


さむっ


私は一旦、布団に戻った。


3時間寝てた。


多分、死ぬ時もお布団の中で寝てると思う。


私は布団の中でもう一度スマホを見るが、夢じゃないらしい、世界は今日で終わる。


着替える。


お腹がすいた、冷蔵庫を眺めるけど、健康食品やら野菜やらいつ買ったか分からない葱、そして、酒酒酒!!!


お酒は後で飲も


最後の日まで健康に気を使うこともないでしょ...


近くのスーパーにでも行ってみようかな、


私は自転車でスーパーに向かう。ふふんのふーん、鼻歌を歌いながら、漕ぐ。


お外は、なんだか、色んな人がいた。叫ぶ人、泣く人、散歩してる人、公園でBBQしてる人、ベンチでスーツを着てどこか遠いところを見ている人。


世紀末だなぁ


スーパーには、店員はいなかった。棚にはほとんど食べ物はなかったけど、残ったご飯を適当に貰ってきた。


お肉が残っててよかった。

焼肉焼肉ふふん


そういえば、おばあちゃんとおじいちゃんはどうしてるんだろ。


私の家からすぐそこに、祖母父の家はある。


私はなんとなく家に向かおうとしたけど、やっぱり辞めた!最後の日ぐらい、二人で居たいでしょ多分!


私はさっさと家に帰った。


家に帰って、戦利品を広げる。お菓子にお肉に、缶詰に、なんか色々、


絶対食べきれない量だ。


普段、そんなに食べる気も、お金の余裕は無いけど、今日ぐらいいよね。これ無料だし、


色々開けて食べた。


美味しいけど、胃もたれしそう。ポテトチップス、重い。


食べながら、スマホを眺める。世界の終わりの時間は、今日の24時、今は14時だから、だいたい10時間後かぁ


そういえば、見逃したアニメがあったような、


昔ボーナスで買ったテレビでアニメを見る。


テレビ高かったけど、そういえば、全然見てないなぁ、スマホでいいもんね、


何ヶ月も契約しっぱなしのサブスクを久々に開く。


何見ようかなぁ、毛布をかぶり、お菓子を食べながら、アニメを見る。


きっとこれこそが幸せなのだろう。しらんけど。


そういえば、お酒があったなぁ。お酒も開けちゃえ!


暗い部屋で何時間もテレビを見た。


12話分を見終わる頃には21時になっていた。


泣いた。なんて救いようのない話だった。酒で涙脆くなってるのかも。


それはそうと、21時、つまり、3時間で終わり。


窓をもっかい見た。


もう夜なのになんだか明るい気がした。隕石とやらは、ここからでも見えるぐらいでかかった。赤くて綺麗だった。


眠い。


おやすみなさい。


布団の中で人生とやらを振り返る。


昔の友達、親、おじいちゃんおばあちゃん、来週予約の床屋。


彼氏欲しかったなぁ。


そんなことを考えたうちに、私の意識は夢の世界に消えていった。


夢の中で私はおせんべいを食べてた。


お布団に籠ってゴロゴロ。ふふん。


ゴロゴロゴロゴロ


むしゃむしゃ


熱い、せんべいが急に熱々になった。私はせんべいを落としてしまった。


がーん


「せんべいいい..」


布団の中に蹲り、カーテンの隙間から朝日が漏れ出てる。


「仕事したくないい...」


ん?、生きてる?


私はスマホを開いて、動画を見る。


眠くて何言ってるのか分からないや、隕石は頑張って壊したみたい?


ふむむ?つまり、まだ長生き!


スマホが鳴り響く、


「もしもしー」


「今日仕事来る?」


上司だ。


「今日はサボりません?」


1週間後の仕事は過去一大変だった。

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