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目が覚めたら

んっ‥‥

なんだか体がだるい寝すぎたのかしら


ゆっくりと横向きに寝返りをうつとコツンと手になにかが当たった


ん?


薄目を開ける


白い天井に可愛らしいシャンデリア 花柄の壁紙


ここは?‥‥私の部屋?


そう思い、ん?私の部屋って今なんでそんなこと思ったんだろう


部屋に懐かしさと安心感を感じる。


なんでここに寝ているだろう。あっ!ヒール使ってからか!視界が暗転したときのことを思い出す


昔よく経験したことからわかる。あの後多分私は倒れたのだ

あれから皆どうなったのだろう。私がここで寝ているということは、無事なんだろうけど




ゆっくりと顔を動かし、手に当たった何かを見る


赤い髪の大男がベット下に膝をつき、座ったままベットにうつ伏せて寝ているのが見えた


誰?護衛の人?なんだかすごく大きいし、真っ赤な髪!



体を起こそうとモゾモゾ動くと


コンコンとノックの後、カチャッとドアの開く音がした


視線をそちらに向ける。誰かしら?


「旦那様、そろそろ朝食のお時間でございます。一度交代‥‥」

途中で私を見ると、目を見開いた。あっこの人は侍女長さんだ!


そんなことを思ってみていると彼女は再びドアを開けると、外に向かって


「奥様!お嬢様が、目を覚ましました!!そこのあなた、皆にすぐ伝えて来て頂戴!」


大きな声で叫ぶ。いつもはお嬢様、廊下は走ってはいけませんよ!とか言うのに


驚いてみていると、大男がガバっと顔を上げた!

えっ??


「ミーナ!かわいいミーナ!無事で良かった!」カバッと、抱きしめられる


あっお父様だ‥‥!そう思った瞬間、


私頑張ったの!私頑張ったの!怖かったよー


胸にそんな思いがあふれ出し目からポロポロと涙が溢れた


ギューっとお父様に抱きつくと安心感が体いっぱいに広がる


ああエルミーナちゃんの記憶は消えてはいなかったんだと、思う

不思議と融合したような、前に起きたときはマリアだったけど、今はエルミーナだと自覚できる


全部がわかる訳では無いが、父と母や兄達、屋敷の者の一部は思い出した気がする


バタバタバタと廊下を走る音がし、バン!とドアが開く音がし、男の子たちが飛び込んできた!


「ミーナ!」


兄たちだ!三人が競うように私の周りに集まる、

後ろには私と同じ髪色の母が泣きながら立って侍女たちに支えられていた


「あっあの。おはようございます」

この雰囲気に耐えきれずニヘラッと笑う


「もう!おはようじゃないよ!」

「ミーナ何日起きなかったと思ってるんだよ!」

「ジョンなんてミーナが起きなかったら自分も後を追うって大変だったんだぞ!」


泣きそうな顔の3人の兄たちが口々言い出した


「皆そこまでにして?ミーナが困ってるわ」

優しく母が近づいてくる


抱きついたままの父親を引きはがすと今度は母がギュッと私を抱きしめた


「おかえりなさいミーナ」

「ママ‥‥」

「色々聞きたいことも、知りたいこともあるけど今はゆっくりしなさい」

「ミーナ!お前をこんな目に合わせた奴らはいま我が公爵家が探しだし、きっちり成敗してやるからな!」


力強い両親にコクリと頷く

無事で良かった…と兄たちにも抱きしめられた


それから代わる代わるの訪問をうけた


私は倒れてから5日も目を覚まさなかったらしい


馬車の事故後ということもあり、

打ちどころが悪かったのではないかと王宮に務める医師や、


教会の回復魔法の使える人達に来てもらい、診察してもらったにも関わらず原因不明であったため、家族は大層心配したようだ


無事に目覚めたものの、その後になっても、事故の原因や当時のことは大人たちは私には何も伝えなかった


まぁまだ4歳ってこともあるんだろうが‥‥


末っ子の娘であるエルミーナに対する家族の度がすぎる溺愛については私は何も思い出していなかったのだ




「嫌だ!俺はミーナから離れんぞ!!王宮だと?娘をこんな目に合わせて!俺が離れた隙にまた娘になにかあったらどうしてくれるんだ!」


はぁ‥‥

目覚めてから5日目。今は朝食後のティータイム中


先程のは父親である!


「えー!無理だよ!学校なんか行ったらまた休みまで帰れないよ!」

「母様僕はしばらく行きません!」

「なんで俺は王宮によるんだよ!父様も行かないんだし、俺もミーナと一緒にいるんだ!」


上の兄たちが騒いでいる


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