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家庭教師4

「そっそんなに?」

娘が優秀だとは思っていたけどそこまでとは。


「もしかしたら、もっと上の学年のテストも解けるかもしれません。学園へは、友人を作ったり人脈を広げるためにも通われたほうが良いとおもいます。ただ他の勉強に関しては今よりさらに上を目指すのであれば、お嬢様なら可能だと思いますが、わたくしが教えるのは難しいと思っています。」


「そうですか」

予定外の返答に頭が追いつかない

側妃様からの招待状の事を思い出す。こんな事がわかったら、なおさら取り込もうと必死になりそうだ


「奥様?」

「あっごめんなさい。すこしおどろいてしまって」


「驚くのも無理はありません。とりあえず、入学に向けての勉学は特に行う必要はないかと。基本的なマナーも問題ないですし、後は社交界に出るのに向けたダンスや、魔法の使用の仕方などですわね。それでなんですが、マナーやダンス、教養としてピアノなどはわたくしが教えることは可能です。魔法についても基礎は可能ですが…」


「何か問題でも…?」


「いえ、お嬢様でしたら基礎と言わずにもっと上の事が出来そうだなと思いまして。公爵夫人?もしよろしければなんですが、私の息子に一度相談してみますので、会ってもらえないでしょうか?」


「息子さん?とは子爵様のことですか?」


「あっごめんなさい。説明不足ですね。息子とは言っても次男の方ですわ」


「あっあの魔塔に努めている?次期魔塔主候補と言われる方でしたわよね?さすがに難しいのでは?」


「きっと会ってみれば引き受けてくれるかと思います。もし難しいようなら、誰か紹介してもらいます。どうでしょうか?」



「うちとしてはありがたい申し出ですが。魔法を習ったことも無い娘に次期魔塔主候補の息子さんなんて、少し贅沢すぎる気が」


「ランカスター公爵家は代々膨大な魔力持ちを多く輩出しますし、エルミーナ様もきっと多いと思いますわ」


「そうだといいのですが」


「魔石を使った魔道具も難なく使いこなせて居ますし、私がテストの時に渡したペンは魔道具でしたけど難なくこなしていましたの。あんなに流れるように魔道具を使うのは魔力が多いからだと思います」


「わかりました。そこまでいってくださるなら。どうかよろしくお願いします」


「では、すぐに手配しますわ。あの、それで息子なんですが、聞いたら空いてる時間にすぐに会いにに来ると思いますの。きちんと約束を取り付けるよう言い聞かせますが、魔塔は少し一般的な常識から外れた場所ですので、失礼な事を行わなければ良いのですが。私の紹介状を渡しておきすので、よろしくお願いします」


「わかりました。執事の方に伝えておきますわ」


魔塔主候補か。バーバラ夫人の息子とのことで、夫も文句は言えないだろうが、心配しそうね。


元々落ち着いていたこだったけど、事故の後から一気に大人びた。


側妃様からのお茶会のこともあるし、あの子はなかなかゆっくり出来ない運命みたいね


最近国境付近に魔物が増えてきだして、国民の不安が高まっている


事故で傷が無くなったことを利用して、精霊の愛しごや、聖女などと娘を担ぎ出そうとする動きがあるらしい。


夫の祖先に勇者と大魔法使いもいることから、周りからの期待値もすごい


王妃になる事が決まっているわけでもないのに、すでに権力争いに巻き込まれそうな娘が不憫でならない


どうか穏やかにあのこが過ごせますように


そう祈りつつハァとため息を付いた





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