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図書館2

「では僕はここに居ますので、取れないものがあったら言ってくださいね」


護衛としてきたというより、4歳の子守みたいなものか‥‥


好きに見たいだろうと少し離れた位置で壁にもたれて見ていてくれた


まだ下の兄と変わらないくらいだというのに、気が利いている


大泣きしているところしか見ていなかったので、誤解していたみたいね‥‥


ワクワクしながらどんな本があるのか見て回る


小さな子供向けのものはほとんどないが、経営に関するものや、歴史、他国の言葉など多岐にわたる


さすが公爵家といったものだ


キョロキョロと見ている中に、聖女についての記述と、魔法についてのものが見えて、手に取ろうとする


うっ一つは取れそうにはなったが、おっ重い‥‥


しまった~!このままでは顔に落ちてくる!


一人奮闘していると、


「だから!姫様!こういう時に呼んでくださいよ!」


と、ジョンが本を取ってくれた


「聖女‥‥と、魔法使いですね!あーやっぱり姫様も女の子ですね!」


そう言いながら本をテーブルの上に置いてくれた


私がそこに座ると、どこからともなく別の本を持ってきたジョンも少し離れた位置で座る


騎士の体の鍛え方の本のようだ


聖女について見てみようとパラパラとめくる

本が貴重だったから、当時はほとんどが口伝だったし、詳しい事がわかるかもしれない‥‥

 


ええっと‥聖女は‥‥魔王の出現とともに勇者とセットのように出現する

ここはすでに知っている内容だ‥‥


高性能のヒールを扱うことができ、光り輝く白〜虹色の魔力を有する


そう言えば私達が勇者と共に魔王討伐に向かっていたとき、聖女は生まれなかった


後々になって、生まれなかった聖女のかわりに異国から聖女が召喚されていた事がわかったのだが‥‥


彼女は確かに虹色の魔力だった‥‥


ええっと‥聖女の魔力は魔物の瘴気を払うのに有効である


魔王は元々瘴気を操ることができる魔物で、人型であることが多い‥確かに人型だった!



瘴気はこの世界で少しずつ地中へ淀みとして溜まっていくが、

魔王はこの瘴気を利用し、魔物を産み出す


この世界において、魔王、勇者、聖女は必要不可欠な存在である


魔王が溜まった瘴気を利用し魔物を作り出すことで地中に貯められた瘴気が使用され減らす効果がある



これは前から言われていた事だ‥‥当時は異教徒とか、あまりいい考えとして扱われなかったけど‥


魔王はこの世界自体が産み出す生物なのかもしれないと、そういう議論は何度もされてきた



魔王は討伐されことはあるが、消えることも消滅することなく、勇者どの戦いで力を使い果たしたあとは、聖女の力とともに封印される



聖女はその魔物を浄化する瘴気の吹き出す場所に聖女が魔力を注ぐ、もしくは魔力を注いだ魔石を置くことで、溜まった瘴気を浄化する


聖女によって注がれた魔力により、しばらくの間は浄化され続ける



しかしながら、聖女の死後は、魔力が切れると再び瘴気は溜まり続け、魔王が復活することになり、勇者、聖女も同様に誕生する



勇者は魔王を倒し、聖女はその淀みである瘴気を浄化する


勇者は魔王を無効化する存在として必要であり、聖女は浄化する役割として必要である



魔王は封印されてから100年から200年ほどで復活し、


復活!?


そう言えば、今は何年なんだろう?あれからの魔王はどうなったの?





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