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お母様

ん?なんの音かしら


父を見ると顔面蒼白で、目を見開いている


えっ?どうしたのかしら?


兄達をを見ると父と同じ顔で皆に動きは止まり、それぞれ皆一人の人を見つめながら顔色を悪くさせていた


ハッ!と視線の先を辿り横を見ると、いつもの微笑みを保ったお母様が見えるが‥‥


パラッパラパラパラ‥‥


扇子を握り潰し


床にパラパラパラと木くずが!


ぎゃー!お母様??うそ!もしかしてかなり怒ってる?


叫びそうになり口を手で抑える



「ふふふふふ?あなた達?お母様もう何日も伝えてると思うのだけど?なんておっしゃったのかしら??」


おっとりとした母の静かな怒りに父も兄達も絶句だ


「あなた?王宮から呼びだしが何度もかかっていたのだけど、いつ行かれるのかしら?」


再びニッコリとお母様がお父様をみる


真っ青な顔をしたお父様

「あっ!いや。あの。今日このあと早急に対応しようと思っています。な?エド」

二番目のエド兄さんを見ながら父が言う


そういえば一緒に王宮に来てほしいと言われていたと言っていた。アレク兄様関連かもしれない


「あらそう。よかったわ。それで学校にはそのままエドは行くとして‥‥あなた達二人はどうするのかしら?」


ニッコリと微笑みクビをかしげながらお母様が尋ねると、各お兄様達が、ビクッとした後、


「ぼっ僕達も昼前には!」

とリチャード兄様


「はい!そうです!お母様」とヘンリー兄様


「あらあら!そうなの?ならお茶も終わったし、皆急いで準備が必要ね」


パンッとお母様が両手を合わせて手を叩くと、その音と共に四人が立ち上がり、


「では準備してきます!」と慌てて走り去った

あっ!なんかわからないけど私逃げそこねたかしら?



ちらりとお母様を見ると私を見てニッコリ微笑む

ダラダラと汗が出る


執事のセバスチャンが、

濡れタオルを手渡しながら


「奥様!流石でございました!」

と、折れた扇子を回収していった


「おっお母様?」


「なあに?ミーナ怖かったかしら?ふふふ」

お母様は無邪気に笑いながら


「たまにはお灸を据えないと、あの人たちは度がすぎるでしょ?あなたが大好きなのは良いけど、それと自分達の職務を放棄するのは違いますからね。ふふふ」


「おっお母様手は大丈夫ですか?」

そう尋ねると


「ふふふ。実はね、これはセバスチャンと考えて、敢えて仕込んであったのよ。驚いたでしょ?」


なぁーんだ!仕込んでいたのかぁ〜

さすがお母様!

思わずニコニコ笑う


「お母様!私もお父様が出てしまわれたら、家の図書室に行って本を読んでもいいですか?」


「え?それはいいのだけど、ミーナには難しいものしか置いてないと思うのだけど大丈夫かしら?」


あっそうか。私4歳だった!


「絵を見ながら読めるところだけ見たいものがあるので大丈夫です!行ってもいいですか?」



「ええ!かまわないわ。ただし一人誰か人を付けるわね?何かあったり、取れないところはその人に頼んでね。お父様の様子を覗いて見送ってからになるわね。それまでお部屋にいてくれるかしら?」


やっと自由だ〜!

私がニコニコしていると


「あまり無理はしちゃだめよ?私もあの子達が、長く休んでしまったし、あなたのお兄様たちの学校に送り届けて、先生にご挨拶させていただこうと思ってるから‥‥そうね。あなたに付ける人は出かける前までに考えておくわね」


「はい。お母様!私お部屋でしばらくゆっくりします!」


「ふふふ。ゆっくりできないと思うけど。お願いね?」

意味深な言葉をかけられつつ私は部屋へ戻った

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