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ここはどこ?

初投稿です!

とりあえず物語を書き終えてから最後に誤字を修正したいと思います。よろしくお願いします

とある貴族の屋敷の一室で、一人の女性の命が尽きようとしていた

ベットに眠る彼女はまだ死ぬには若く、その周囲には夫と成人した16歳前後の子供達が三人ベットを取り囲み彼女を見守っていた



「マリー頼むから!!まだ逝かないでくれ!俺も一緒に連れて行ってくれ!マリー!」


また泣いてる‥‥

悲痛な叫びとともに、視界に夫であるアーサーの泣き顔が見える


もう!アーサーしっかりして!


あなたはこれからまだまだ長生きして、子供達をお願いね?


そう伝えたいのにすでに声が出ない


指先にすら力が入らない‥‥。


魔法使いとして、魔物を討伐するチームに初めて参加した頃アーサーとは出会った。

お互い別のチームであったが、アーサーは有名人だったため私の方は意識していたけど。

同世代のライバルとしての意味だけどね。


あのときは師匠もいたなー。


神託が降りたと、若い男の人が選ばれ、本人の意志とは関係なしにあれよあれよと勇者として担ぎ出された平民の男がアーサーだった。


それから紆余曲折を経て、私達は一つのチームとなり、魔物を産み出す魔物達の母である魔王を倒した。


私はサポートをする魔法使いとしていつも側にいた。そしていつしか恋仲になり、そして結婚し、子供もでき、子供が成人した頃に原因不明の病気にかかった。


はじめはただの体調不良かと思ったんだけどな‥‥。


ヒールは病気には効かない。勇者とともに歩んだ魔法使いである私でさえ病気は治せないのだ。


徐々に衰えていく体。だんだん立ち上がれなくなり、あっという間に動けなくなった。


「マリーイヤだ!待ってくれ!」

「ママ!」

あーもうここまでなのかもしれない。


病気だとわかった当初は一人で大泣きした


子供達は皆すでに自立できているもののまだまだ甘えん坊だ

末っ子の結婚式にはまだ参加できていない


どんなに治療法を探しても原因不明の病には効果はなかった

最後まで諦めず、生き抜こう。そう決めた。


「マリー!お願い頑張ってくれ!頼む」


ホントに魔王討伐の時から私に無茶ばかり言うのね。


どんなに有名になっても出会ったときと同じ優しいあなたが大好きだった。


ホントはもっと生きたかった。

でも、子供達もいい子に育ってくれたし、心配はない。


結婚式や孫の顔見たかったけど‥


ある程度は覚悟してたから時間が空いたとき、皆に内緒で手紙を書いた。


いろんなことはすべて書き留めてベットの下に隠している。


あとは頼んだわよ!アーサー




意識が、何度も途絶えかける。気力でここまで頑張ってきたのだ。少しでも家族の顔を見ていたいから。

ふと、視界が暗くなっていく。


「母上!!」  

珍しいものね。長男がこんなに泣くなんて‥‥。


お願い泣かないで?愛してるわ。


息苦しさとともに。

プツン‥

そこで意識が途絶えた。




なんだか体と頭が痛い…。


ん?暗闇?私生きてる?気を失ってただけなのかなぁ‥‥。


全身の痛みを感じながらゆっくりと目を開ける。

視界がぼんやりとしていていた。


なんだかベットもちくちくする。


とてつもなく頭が痛い‥頭を押さえると、なにか固まりが付着している。

なにか絡まってる‥‥。


手に取り確認すると、それが血の塊であることがわかった。


ちょっと何これ!


「うわぁ!」思わず声が出た。え?声が出る?


「あー、あ??え?」


なんか声が高くない?子供みたいな声なんだけど!私の声?まるで別人みたいな。


慌てて上半身を起こして、座る形をとる。


キョロキョロを周りを見渡す。

「は?何ここ。どこ?ここ。森??」


見渡す限り、木 木 木 周りは木ばかりなところに自分がいることに気がついた。



ん?なんで?えっ?えっ?ええ?

頭の中はパニックだ。

なんでこんなところにいるのー!!

 

私のすぐ数メートル先には川が見える。


川に対して一本の木が斜めに生えている。


その大きな木に少年らしき人が引っかかっているのが見える。

危ない!なんだか今にも落ちそうだ。


「え?子供?なんで木に?」


意識がないのか、死んでいるのか、動く様子はない。


「何なの?一体何が起きてるの?」


つい先程まで自宅の寝室で、私は最後の時を迎えていたはず

今だって家族の顔を鮮明に思い出せる。


ふと自分の手を見て驚いた。先程まで見ていた自分の手とは明らかに違う、ハリのある子供らしい手になっている。


夢?いや、頭割れるほど痛いし違うよね?


握ったり開いたりしながら動かす。小さな手はやはり私のもののようだ。




「ええええー!」




その事実にしばらくその場で唖然としていた。









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