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グッド・ジョブ媚薬 1部  作者: 渡夢太郎
95/118

美也子の潜入

亮は頭を下げた。


その他パーティに出席している主だったメンバーは、

地元会社の社長、市会議員達だった。

そこに、真っ赤なイブニングドレス

姿の美人が入って来た


周りにいた男性が一斉に振り返り

その女性は田中代議士の所へ来て挨拶をした。

「先生、明日のレース観に来ちゃいました」

「おお、これはこれは。美也子さん。わざわざこちらまで」

「私こう見えてもバイク好きなんです」


「おお、じゃあ明日貴賓室でゆっくり観戦して下さい」

「ありがとうございます」


美也子は亮を見つけると嬉しそうに歩いてきた。

「お久しぶり」

亮は奥の方に美也子を連れて行った。

「どうしたんですか?」

亮はあわてていた。

「絵里子さんに聞いたのよ」


「ああ、そうなんですか」

亮は絵里子と美也子が連絡を取っている

事にちょっと驚いてた。

「ちょうど田中先生がこないだ店に来て、

レースを観に来いって言われたの」


「目立つじゃないですか僕の所へ来たら」

「いいのよ、私が宝石の客だって言えば」

「そう、それだけの用事?」

「まさか、何か亮のお手伝いできないかなと思って」

「ありがとうございます」

亮が言うと美也子は目を曇らせた。

「それと、相談があるの」

「何でしょう?」


「私恐喝されているの」

「だ、誰に?」

「徹」

「どうして?」

「私がファッションショーの

仕事をしているのを聞きつけて、

成功したいなら手切れ金よこせって」

「まさか、写真?」

「ううん、動画」

「あの野郎どこまで汚い男なんだ」

亮は怒りに燃えた。


「どうしよう」

「実は他にも同じ手口で脅されている

女性がいるんです」

亮は理恵の母親内村杏子の事を思い浮かべていた。

「はい!」

美也子は自分と同じ処遇を受けている女性が

居る事に驚いていた。


「美也子さん、東京に戻ったらすぐに動きます」

「本当?」

「もちろん、美也子さんあなたの

為ならなんでもやります」

「ありがとう」

美也子は嬉しくなって亮の首に

手を回してキスをした。


「ところでさ、美也子さんどこに

泊まっているんですか?」

「蘭亭よ」

亮は別なホテルでホッとした。


「そうですか」

「後で一緒にお風呂に入ろうね」

美也子はニコニコ笑って亮の手を握った。

「あはは、はい、

目立つから田中先生の方へ戻ってください」

「はい」

二人が奥の方から出てくると

女性たちは服を脱ぎ水着になっていた。

「おお」

客の男達の声が上がった。


レースクイーン達はハイレグのビキニだった

そのうちめぐみは巨乳でスタイルも

良く多くの男たちの目を引いていたが

残りの女性たちは地元の

素人風の女性たちだった。


しかし、唯一和子と言う女性は

色白の美人で目立っていた。

しばらくするとめぐみは亮に近づき耳元で囁いた。

「手塚ってやつに誘われたわ、うまくやってね」

「はい、必ず」

めぐみはボックス席で手塚の

脇に座ると体を触られていた。


明日香は亮に近づいて体を摺り寄せた。

「やだみんな触るの、それに田中ていう

やつに誘われた。どうする?」

「分かりました、ちょっと待ってください指示します」

「了解」

明日香はまるでミニスカポリスの

ようにおどけて敬礼をした。


しばらくするとめぐみ達はビキニの

上に浴衣を着て浴場へ向った。

10人の男達もその後をついて行き

明日香たちレースクイーンは

そのまま会場に残り男性と騒いでいた。

「今から混浴パーティよ、男性がパートナーを選ぶのよ」

めぐみが亮の脇に並んで言った。


「女の子はパートナーを断っていいんだけど、

あの田中は私が好みじゃないみたい」

めぐみが田中のパートナーに

なれなかった悔しがっていた。

「巨乳じゃだめなのかな?」


「いや、もっと年上の色っぽいのが良いようです」

浴場に入って、男達はそれぞれカップルに

なった女性に体を流させていた。

そこに地元の女性和子が亮に話し掛けてきた。

「あのう、何の仕事をなさっているんですか?」

「宝石屋です」

「わあ素敵。お名前は?」


「和子です。国分町のキャバ嬢でも

一緒にいるのがレースクイーンでしょう、

みんなあっちに行っちゃって、

でも彼女達はエッチな事をしないから

予備に呼ばれた」

「そうですね」

「背中流そうか?」

「はい」


亮は頭を洗ってもらった。そのまま体を泡を

たっぷり付けたスポンジで洗ってくれた。

「すみません、頭のシャンプーを流してください」

頭を流してもらって目を開けると、

それはビキニ姿の美也子だった。

「ど、どうしたの?」

亮は呆然とした。

「あれ」

亮は周りを見渡して和子を探した。

「彼女は?」

「うふふ、他の男性の所」


「美也子さん道理で僕の体を洗うのがうまいわけですね」

「うふふ、さっき森田に突然呼ばれたの。

田中先生はどうしても若い女性はだめだって、失礼ね」

亮はうなずいて答えた。

「美也子さん決して年取っては居ませんよ。

まだ28歳なんだから」


「でもここには居ませんよ」

「知っているわ。仮にも国会議員なんだから、

大浴場になんかいる訳ないんじゃない」

亮は周りを見渡して首を傾げた。

「あはは、そうか」

亮が笑っていると直子が後ろから亮を覗き込んだ。

「こんばんは、亮」

「あれ直子さん。まさか葉子さんと智子さんも一緒だったりして」

何かビーチにいるみたいだった。


「うんそうよ。智子ちゃんは森さんと一緒」

「それで、葉子ちゃんは?」

「おお」

亮が葉子の行き先を聞くと後ろから男達の声が聞こえた。

「さすがGカップ」

葉子のGカッ胸は男達の注目を浴びていた。

「じゃあ、行くね」

美也子は手を振った。


「がんばって」

亮が美也子に手を振ると葉子が亮のところへ来た。

「元気?」

葉子は明るく言った。

「はい」

そこへ男が数人近づいてきたので亮と葉子の二人は

手をつないで露天風呂の方に

移動するとめぐみが二人を見つけた。

「こんばんは来てくれたの?」

めぐみは葉子に話しかけた。

「うん、亮を助けに」

「手塚に誘われた?」

亮はめぐみに状況を聞いた。


「うん、それで葉子さんも一緒お願いできる。

やつは巨乳好きらしいんだ」

「いいよ」

「ありがとう」

葉子とめぐみは両手を握り合って飛び跳ねた。

「ところで、手塚はどこに?」

亮は恵みに手塚の居場所を聞いた。


「個室風呂で待っているわ」

「では、お願いします。気をつけて」

「亮バイバイ」

葉子は亮に手を振っていた。

「さて、僕はどうしようかな」

亮が独り言を言うと和子が後ろに立っていた。


「また一人になっちゃった?」

「いや、交渉が不成立でふられちゃった」

みんなとの関係を知らない和子に亮は答えた。

「良かった、だって他の男性はみんな年寄りで」

「和子さん彼氏は?」

「いないわ」

「そうなんですか、美人なのに・・・」


「わたしが付き合った人、結局単身赴任とか

転勤とかでみんな東京へ行っちゃうから」

「寂しいですね。いつか迎えに来てくれますよ」

「そうね、期待しないで待っていようかな・・・

さっき松平さんと話していた娘知ってるよ。

仙台の子でしょ」

「どうして?」


「家が近所なの、私が小学校6年の時彼女2年生だったから。

彼女の家大変だったのよね」

「えっ、どうしたんですか?」

「彼女の家は取引会社の倒産のあおりで、

心労がたたってお母さん自殺しちゃったし

お父さんは田中誠一の選挙ポスターを

破ったとかで捕まっているのよ」

「選挙妨害ですか」


「はい、あの田中誠一の後援会会長までやっていたのに」

亮が思うには後援会長が選挙妨害するとはよほど

裏に事情があったに違いなかった。

「彼女はその事件を覚えているのでしょうか?」

「もちろん知ってるはずよ、地元では有名な話なんだから

 忘れたくても忘れないと思う」

「そうなんですか。今日はなにも言わなかったけど・・・」

亮は、めぐみが愛人の仕事をしてまで

森田と接触したのは田中誠一への

復讐が目的だったのかと思った。


「ありがとう和子さん。出ましょうか」

浴衣に着替えた和子は部屋に行く途中亮に聞いた。

「これからどうするんですか?」

「実は僕は秘密情報部員で田中誠一の秘密を探っているんです」

「あら、偶然ね私もよ。うふふ」

「誰の命令ですか。原美咲さんかな」

和子は驚いた顔をして答えた。


「わかりましたか?」

「あなたはこの手の潜入調査はむいていませんね。

キャバクラの子はもっと、甘えたような話をしますよ。

それじゃ一つも指名取れませんね、あはは」

「失敗か?でも、めぐみちゃんの

近所に住んでいた

話は本当よ。私はめぐみちゃんのお

母さんにもかわいがってもらったし」


「そうですか、貴重な情報を

ありがとうございました」

「改めまして、宮城県警白石和子巡査部長です。

よろしくお願いします」

「ところで、僕がエッチやろうといっていたら

どうするつもりだったんですか?」

「覚悟していたわ、記念にしようかと思って」

「そうか、誘えばよかったかな」

二人は、森の部屋に入った。


「どうですか?」

「亮、お疲れ様、誰?」

智子が言った。

「宮城県警の白石さんです」

「白石ですよろしく」

亮が紹介をすると和子は森と早苗と智子に挨拶をした。

「白石さんは潜入捜査をしていたんです」

「お疲れ様です」

森が頭を下げて言った。


「見て、みんなが風呂で騒いでいるわ」

早苗がモニターを指差した。

「さすが美也子さんカメラをしっかり

映る方向に向けていてくれる」

亮が笑って絵里子の行動を監視していた。


「ところで宮城県警は手塚の息がかかっているだろう」

森が不思議そうに和子に聞いた。

「いいえ、それが逆で今の本部長は

手塚の反対派閥のいわゆる、

原さんのお父さん原警備局局長の後輩なんです」


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