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グッド・ジョブ媚薬 1部  作者: 渡夢太郎
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めぐみの意図

「ありがとう、おかげで旅館が見つかった。

気持ち落ち着きました?」

亮は帰りの高速道路で裕子に言った。

「はい、松本から仙台忙しかったね。

でも二晩一緒にいられたからうれしいわ」


亮は途中サービスエリアで智子へ電話を入れた。

「どうですか?会社の様子は」

「会社の周りにヤクザがいっぱい」

智子は呆れた声で返事をした。


「了解、僕達の動きはばれていないから大丈夫です。

一番あせっているのは、森田と川野専務だと思います」

「はい、そうね」


「会社はどう対応していますか?」

「さっき役員がドタバタしていたから

警察を呼んで対処するんじゃないかしら」

「了解です。会社の出入りに充分気をつけてください」

「はい、大丈夫よ」


~~~~~

「裕子さん、運転代わってももらえますか?」

電話を終えた亮が裕子に言った。

「えっ、本当?」

裕子はNSXを運転できるので嬉しくなって

ニコニコと笑った。

「はい」

「私、元暴走族よ」

「はい、運転テクニックは有ると思っています」

「了解」

裕子は運転席に乗ってNSXを走らせた。


「裕子さん、あまり前の車を煽っちゃだめですよ」

亮は助手席に乗って森に電話をした。

「森さんヤクザがDUN製薬の周りにいるそうです」

「あはは、予想通りだな。松田の自宅はパトロールを

強化している荒らされる心配はない。


会社の周りのヤクザは組織犯罪対策部、

マル暴に連絡をしておく」

「ありがとうございます。東京に着いたら

川野専務の件で内田めぐみさん

に会ってみようと思います」

「そうか、忙しいな」

「いいえ」


亮はすぐに金子紀子に電話をした。

「こんにちは、團です」

「あっ、亮さんこんにちは」

「今日は木曜日。収録の日ですね、

内田めぐみさんと会えませんか?」

「いいよ。めぐみ前から亮に

会いたいって言っていたから」

「なぜ?」

亮は愛人を持つつもりは無かった。


「信用できる人に相談があるんだって、

だから亮の事を言っておいた」

「了解です」

亮はめぐみから新情報が取れると期待した。

「そう言えば昨日、森田さんから電話があって

スポンサーを紹介したいって

言っていたけど、断ったの。

そして愛人の事ばらすって言われて困っているの

せっかく仕事が決まったのに・・・」


「わかりました、その件は任せてください」

「ありがとう、じゃあめぐみに電話させるから」

紀子は亮に言われて安心していた。


しばらくすると、内田めぐみから電話があり

亮は4時に渋谷で会う約束をした。


「裕子さんまだ、一人は怖いですか?」

亮は裕子が心配になって聞いた。

「はい、ちょっとまだ」

「僕の渋谷の部屋に行きますか」

「はい」


亮は裕子を渋谷のマンションで

降ろすと4時に渋谷警察の先に

車を止めてめぐみを待った。

「こんにちは、内田さん」

「はい、松平さん?」

亮が声をかけるとめぐみは

スマートフォンを見て返事をした。

「はい、そうです」

「NSⅩカッコイイ」

「ちょっとドライブに行きませんか?」

亮は女子大生をナンパしているようで

気恥ずかしかったが

助手席にめぐみを乗せて千葉へ向かった。


「わあ、いいなあ」

めぐみは窓から外を眺めて声を上げた。

「いきなり会ってくれるとは思いませんでした」

「ううん、紀子が自慢していたから会って

見たかったの。想像以上かな」

「ありがとうございます」


めぐみは狭い車の中で亮の

フェロモンを嗅いで興奮して来た。

「ああ、夜のディズニーランドいいなあ」

「じゃあ、行きましょう」

車の窓から見えるシンデレラ城を

見てはしゃいでいるめぐみの

リクエストに答えて高速道路を降りた。


「めぐみちゃん、出身は?」

「仙台です」

「実家は何をしているの?」

「小さな工場をやっているんだけど

不況で潰れそうなの」

「そうか、大変ですね」

「だから、知っているよね。私が愛人やっているの」

めぐみはそう言いながら目から涙をこぼした。


「はい」

「おとといだって、一晩中抱かれていたの、

股が痛くなるほど。やだよ

私だって好きな人とやりたいよ」

めぐみは亮に必死で何かを訴えようとしていた。

「森田さんとはいつから?」


「インターネットの出会いサ○イトで知り合って、

同郷で家の事情を話したらかわいがってくれて、

スポンサーを紹介してくれたの」

「そう言う関係だったんですね」

「森田さんはお金をくれないけど、

私一人の人と長く続かないから、

森田さんと切れないんだよね」


「どうして?」

「ちょっと不感症なんだ、私」

「たぶん、好きな相手とじゃないですからね」

「やっぱり・・・」

「ディズニーランドに入りましょう」


亮は主柱にミッキーマウスが

描いてある付近の場所車に止めた。

「嬉しい、私初めてなのディズニーランドに来るの」

「珍しいですね。東京にいる女子大生が

ここに来た事が無いなんて」

亮は不思議そうな顔をすると

めぐみは悲しそうな顔をした。


「貧しいから・・・友達少ないし。

でも紀子ちゃんは友達になってくれたの」

「そうですか・・・」

亮は貧しくて同年代の女性と遊ぶことも

出来ないめぐみを気の毒に思った。

 

夢の世界に来ためぐみは少女のように

亮の腕にぶら下がるように抱きついて

歩いていた。

「ありがとうございます。松平さん」

「いいえ」

めぐみは亮の優しさに自分のすべてを

亮に託してもいいと思っていた。


「何か食べたいものありますか?」

「何でもいいですよ」

「クリスタルパレス・レストランか

クイーン・オブ・ハートのバンケットホールか

それともダイアモンドホースでショー

観ながら食事をしょうか?」


「松平さんってディズニーランドフリーク?」

「いいえ、雑誌を読んで・・・じゃあ

クイーン・オブ・ハートにしましょう」

亮はイッツ・ア・スモールワールドの隣の

クイーン・オブ・ハートにめぐみを連れて行った。


「わあ、可愛い不思議の国のアリスね」

亮が注文したロッサリーチキン、

ガーリック風味をめぐみはほうばった

「おいしい、こんな美味しいチキン東京に

出てきてはじめて食べました」

めぐみはチキンを食べながら涙を流した。


「どうしたの?」

「美味しい。私ね、愛人と言ってもホテルの

S○Xだけで、一度も食事した事無かった」

いつ向いたままのめぐみに亮はやさしく声をかけた。

「お父さん、何をつくっているんですか?」

「お風呂の部品です」

「そう、お父さんとあえるかな?」


「どうしたんですか?いきなり」

「お風呂って聞いたからです。美容コラーゲン

風呂を作ろうと思っていたので」

「コラーゲン風呂面白そうですね」

めぐみの顔が急に明るくなった。

「明日、僕は仙台へ行きますから

お父さんに会いたいと伝えてください」


「本当?」

「はい」

「うれしい、すぐに父に連絡をするわ」

二人は店を出ると車を走らせた。

「ねえ、止めて」

亮は海のみえる道路に車を止めた。


「月がきれい」

めぐみは突然亮にキスをして

服を脱ごうとしていた。

「私、何のお礼出来ないけど・・・」

「不感症の女性を抱けません」

亮が冷たく言うとめぐみは涙声で答えた。


「すみません」

「そう言う意味じゃないです。

不感症じゃあ僕が満足するだけです

 お互いに気持ちよくなければ意味がありません」

「じゃあ、どうすればいいの?」

「君のお父さん仕事がうまくいって、

君が愛人を辞めて普通の女の子に戻ったら


 きっと抑圧された心が解放させるはずです」

「はい、そうね」

「不感症の治療はしてあげます。

僕のマンションに来てください」

「ありがとう」

めぐみが礼を言うと亮はめぐみはキスをした


「ところで、今のスポンサーは?」

「DUN製薬の専務さんです」

「実は僕の上司なんです」

「そうですよね」

めぐみは分かっていた。


「それでS○Xする時、何かしていませんでした?」

「どうしよう。言って大丈夫かな」

「大丈夫です。川野専務に言いません」

「毎回ED薬を飲んでいたわ。

何かアメリカ製で24時間持つんだって」


「君は?」

「私はやる時にいつも飲まされていたわ、

あまり記憶には無いけど

まるで別人のようにエロくなるんだって」

「それって・・・」


亮は川野専務が飲んでいたのは覚せい剤の

一種ではないかと思った。

「わかりました、お手当ては

月いくらもらっていたんですか?」

「月4回で20万円それ以上は1回5万円」

「松田さんとは?」

亮はあまりにもの金額の多さに驚き

金額の多さに何か裏があるのではないかと

思っていた。


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