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グッド・ジョブ媚薬 1部  作者: 渡夢太郎
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裕子の家族

「分かりました、では僕の方も報告しません」


亮は小川は所長として充分管理の役目を果たしていることを確信した。

「ところで松平さん、今夜のお泊まりは?」

「ホテル翔峰です」

「そうですか。夕食はホテルで?」

「ええでも、美味いところがありましたら」

「それじゃ、翔峰がやっている料亭で

山翔がありますからそちらは?」


「いいですね」

そう言うと亮は裕子を思い出して小川に言った

「友人がこちらに居りますので、一緒していいですか?」

「はい」

早速、裕子に電話をして山翔で食事をする話をすると

電話の向でキャーと言う声が聞こえた。

「そんなに、いい店なのかな?」

亮はつぶやいた


「では、所長アクセス履歴をチェックさせてください」

コンピュータールームへ行くと、

突き刺さるような目で亮を見つめる数人

がいた、亮は小川には言えなかったが、

亮は生活が派手になった人物をあたるのが得策だろうと思った。


小川と亮が山翔へ着くとそこは日本庭園の中庭にあり、

どの部屋からも庭を見ながら食事が出来るようになって、

亮達はその中の一番奥の部屋に通された。

「いいところですね、小川さん」

「ええ、この店に何度か来ていますが、

この池の見える部屋は始めてですよ」

10分ほど過ぎると、裕子がやって来た。


「済みません。遅くなりました」

小川は裕子の美しさに、驚き立ちあがった。

「初めまして、小川です」

「雨宮裕子です」

「小川さんご存知の高級シャンプーを取り扱ってくれている。

ヤマトの雨宮チーフです」

「雨宮さんご出身がこちらなんですか?」

小川は裕子に親しげに聞いた


「ええ、里帰りしている時に松平さんから電話がりまして」

「ご実家は何を?」

「ええ、自営業を」

「そうですか。なるほど美容院ですね」

小川は勝手に思い込んだ


「今度行かせていただきます、あはは。男は無理か

お店の名は?」

小川が質問したちょうどその時、仲居が

料理を運んできて笑顔で亮に挨拶した。


早速三人は料理に手を付けると

「これは美味しい。裕子さん、

松本は美味しいところばかりですね」

「ええ」

小川は裕子を気に入った様子で何度も裕子を見ていた。

「昼間は何処で?」

「そば翔というところです」

「ああ,それはここと同じ経営者です」

「そうですか」


裕子はしばらくすると、女将が挨拶に来た。

「いらっしゃいませ、東京から遠いところありがとうございます」

「へえ、女将自ら挨拶はめずらしい。初めてだ」

小川が驚いた。

「そう言えば、研究所の人今来ているみたいだよ」

裕子が亮の耳元で囁いた


「小川さん、研究所の人が来ているみたいですよ」

亮は小川に裕子が行った事を伝えると

「ほう、ずいぶん景気がいいなあ」

「芸者さん呼びますか?」

女将が言った


「すみません、僕達は食事に来ただけですから」

亮は丁重に断った

「小川さんもしよかったら、私の妹呼びますか。

お酌くらいしますよ。かわいいですよ」

裕子が言うと小川が嬉しそうに返事をした


「そうですか、お願いします」

それから5分くらいで妹の雨宮奈津美が和服姿でやって来ると

小川は突然の和服美人の登場に驚いて奈津子に聞いた

「いつも和服なんですか?」

「はい、仕事の関係で」

「それはいいですね」

小川は、奈津美に進められ酔っていた。


「松平さん、姉とは長いんですか?」

「2ヶ月くらいです」

「お付き合いは?」

「あはは」

亮は小川の手前笑うだけで

奈津美は裕子を見てにっこり笑った。


「ご両親と会わないて言ったのに、

妹さんと会っちゃったね」

「小川さん酔っているから大丈夫そうだから言うけど、

研究所の人って誰かな?」

「聞いてこようか?」

「大丈夫?」

「ええ」


裕子が戻ると答えた。

「三井さんという」

「一人?」

「ううん、人相の悪い人、地元の人じゃないって」

「ふーん」

「さあ、小川さん帰してホテルへ戻ろう」

帳場へ寄ると、1万500円だった


「安すぎませんか」

亮は文句を言った。

「いいえ。これは女将の指示で」

「女将は?」

「ちょっと用事が」

「あ、そうですか」


「裕子さん、安すぎるよ」

「いいんじゃない。きっと亮のフェロモンで」

「そうかなあ」

小川をタクシーに乗せると裕子に言った。

「僕も飲んじゃったのでタクシーで

ホテルに帰らなければ、じゃあ明日」

「うん」

「私送ります」

裕子の妹奈津美が言った

「いいえ。悪いから」


亮が断ると

「実は私ホテル翔峰で働いているんです」

「そうなんですか?ありがとうじゃあ車置いていきます」

「裕子さん、また明日」

そう言って亮は裕子と別れた。


亮と奈津子の二人がホテルに着くと

奈津美はフロントの後ろの部屋に入った


亮が部屋に入ると仲居がお風呂を進めた。

「出来たばかりの露天風呂なんですぜひどうぞ」

「そうですか。それでは」

亮はすぐに浴衣に着替えると仲居が風呂を案内した。

そこは檜作りの露天風呂だった


「ここは、混浴ですから」

そう言って仲居は笑って立ち去った


湯気の向こうに数人の男性が入っていたが

女性の姿を見ることは出来なかった。

しばらくすると、女性が風呂に入って

来て近づいてきたので

亮は気を使い目をそらし後を向いた。

すると、女性は亮の横に座り


「亮、私よ」

「なんだ裕子さん」

亮は驚いて裕子の姿を見た。

「ど、どうしたんですか?」

見なれた女性でも亮は妙に色っぽく感じた

「会いたくて来ちゃった」

「でも」

亮がオドオドしていると裕子が誘った。


「亮、背中流すわ」

そう言うと裕子は周りの男性の目も気にせず

全裸で亮の背中を洗い出した

「裕子さん実家に泊まってください。

せっかく帰ってきたんだから」

「いいの、目的果たしたから」

「なに?」

「妹に紹介したし、お父さんもお母さんも良い人だねって言われた」

「ええ?いつ?」

亮は裕子の言っている意味が理解できなかった


「さっき料亭で母と」

「ええひょっとしたら女将さん?」

「うん」

「じゃあお父さんは」

「昼間そばやで」

「じゃあ、そばを打っていた男性が?」


「実はこのホテルの女将が母で、若女将が妹。

グループ店をまとめているわ」

「裕子さんの罠にはまった。さあ出ましょう挨拶をします」

亮は覚悟を決めて言った

「わかったわ。みんなを部屋へ連れていくから、

着替えなくていいわよ。浴衣のままで」


亮が部屋戻ると裕子たちが来た。

「父親の源一郎です。色々だまして済みません。

ご存知の通り裕子は色々苦労しまして、

初めてなんです。男性を紹介したいというのは」

昼間そば屋の店主が手を付き亮に頭を下げた


「とんでもありません。團亮と申します」

亮も手を付いて頭を下げた

「まさかこんな立派な男性だとは思いませんでした」

女将の文江が亮の顔を見て微笑んでいた


「こちらこそ、逃げていました。

ただ、知り合ってまだ2ヶ月なものですから」

亮は言い訳がましく弁解をすると文江は

裕子の話をした。

「実は今まで、1年に一回電話が有るか無いかなのに

今は毎日のように電話をかけてきて、

すっかり明るくなりました。ぜひ、長く付き合ってください」


「わかりました。お互い良いお付き合いができるようにがんばります」

四人と亮は打解け部屋でくつろぎ、源一郎と文江のマッサージを始めた。

しばらくすると、四人は部屋から出て、それから裕子が戻ってきた。

「一緒に寝ろって言われた。いまさら遠慮するなって」


裕子は浴衣をめくり座椅子に座っている亮の上に乗り、

裕子の長い足は腰までからみ、ゆっくり腰を上下させた。

「うれしい、家族に会ってくれて」

「裕子さんがこんなにいいところのお嬢さんだなんて知りませんでした」

「そうだね。話していなかったね」

「でも、どうして後を継がなかったんですか?」


「私、不良で家を飛びだしていたから」

「そうなんですか。それでお母さんが苦労したって言っていたのか」

「うん、話せば長いけど」

「いいですよ、今の裕子さんが一番だしそれにカリスマ美容師

として一人前になっている」


「うん、ありがとう」

裕子は亮に覆いかぶさりキスをした

「そうだ、仲居さんはここへ来ないから私が布団を敷くわ」

「じゃあ、二人で・・・」

亮と裕子はふざけ合いながら布団を

敷きながら裸になって抱き合った


翌朝、亮が朝風呂から戻ると裕子はいなかった。

しばらくすると、朝食を裕子が運んできた。

「おはよう、妹と母の髪をセットしてきたわ。喜んでいました」

「よかった。親孝行しましたね」


「うん、少しだけどありがとう。亮のおかげだよ」

「いいえ」

「こうしていると、夫婦みたいだね。今日は、どうするの?」

「実はお願があって」

「この男調べて欲しい。噂でいいから」

メモには三井の住所が書いてあった。


「やはり怪しいよね。いいよ、調べておく」

裕子は亮に頼まれて張り切っていた

「お願いします。僕は研究所へ行って来るから連絡下さい」

「はい」

ホテルのロビーへ出ると、

亮を監視する二人の男がいた


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