ホストの存在
亮はフェロモンで二人は感じている事を確信し
ホストのよりも優しく、知的な話をした。
杏子は自分の話を始めた。
「私バツイチなの」
「そうなんですか、寂しいですね」
「そう、そのせいでホスト通い」
「お金かかるでしょう」
「そうね。財産を食いつぶしているわ」
杏子はセクシーな目で亮を見た。
そこに杏子へ理恵から電話が掛かってきた。
「ママ何時に帰るの?」
「朝の8時ごろに帰るわ。ねえ松平さんって覚えている」
「憶えているわ。結構カッコイイ人でしょ。テニスのうまい」
「そうなの?私憶えていないの」
「ママボケた?あはは」
杏子は亮にスマートフォンを渡した。
「こんばんは、お久しぶりです」
亮は理恵と親しげに話しをした。
電話の向うの理恵はきつく言った
「ママに手を出したらただじゃ済まないからね」
「はい」
亮が電話を切ると杏子が頭を下げた。
「ごめんなさい、娘は松平さんを覚えていたわ」
「よかった。ナンパと間違われたら困りますからね」
「うふふ、すみません」
「歌舞伎町に移動して飲み直しませんか?」
亮は杏子と栄子を誘った
「ええ」
歌舞伎町のダイニングに入ると
亮はわざと栄子と多く話をした。
「栄子さんと気が会いそうね」
プライドの高い杏子が亮に嫉妬を含めて言った。
「済みません。素人なものですから
会話のバランスが悪かったですね」
亮は素直に謝ると杏子は機嫌よく返事をした。
「そんな事無いわ」
「内村さんなにか歌舞伎町は凄く
素敵なホストがいるそうですね」
「そうかしら?」
杏子は自分が特定のホスト目当てで歌舞伎町に
遊びに来る姿を見せるのがだんだん恥ずかしくなっていた
時間が経つに連れて亮たちの飲んでいたその店は
ホストクラブの開店待ちの女性であふれてきた。
そこへ、水商売風の女性が亮に近づいてきた。
「あなた何処の店、今日行って上げるわよ」
「すみません。僕普通のサラリーマンです」
逆に亮は女性に名刺を渡した。
すると次々に女性が近づいてきた。
「私にもちょうだい」
その様子を見ていた茶髪の
三人の男が亮に声をかけてきた。
「おい。営業妨害するのか」
「いいえ、別に・・・」
「ちょっとこいや」
~~~~~
三人の男と亮は店から出て近くの公園に入った。
「止めましょう。怪我させるといけないから」
亮は右手の中指に指輪をはめた。
「おい、怪我するの間違いだろう」
一人の男が亮に向って突然殴りかかってきた。
亮は男の腕を抑え後ろに回り腰を指で押さえると
男は悲鳴を上げた。
「痛て!」
亮は男を突き放すと残りの二人の男の後ろに回り同じく
腰を指輪の凸部分で強く押した。
「痛てて」
「おい、どうした?」
亮に呼ばれて新宿に来て通り
かかった森が声をかけた。
「あっ、森さんちょっとからまれて」
森が厳つい顔で三人の前に立つと男達は逃げていった。
「いいのか、とっちめなくて」
「ありがとうございます、とっちめました」
三人は、待たせた女性を迎えに
行くと女性たちが騒ぎ始めた。
「やだ臭い」
男達の黒いスーツはうんこまみれになっていた。
「うんこだ」
三人は慌てて店を出た。
~~~~~
森と亮は杏子のところへ戻ると
杏子は心配そうに声をかけた。
「大丈夫でしたか?」
「はい、大丈夫です」
「さっきの男達は一度戻ったんだけど・・・。
トラブルがあったみたいで
飛び出して行ったわ」
杏子が不思議そうにしていると亮は森を紹介した
「こちら、僕の友人で森さんです」
「森です」
するとさっきの女性たちが亮の所へ
自分の店の名刺を持って来た
「まるでホストね、彼」
杏子が森に話をすると微笑んだ。
「彼はホスト以上です。何もしなくても女性が寄ってくる」
「ええ、本当ね」
栄子は亮を憧れ目で見ていた
「亮そんなに女の名刺をもらってどうするつもりだい、
女には不自由していないだろう」
戻ってきた亮に森が言った
「持っていると何か良い事が有りそうで・・・」
亮はアメリカの話やら病気、栄養の話をしていた。
「杏子さん栄子さん、これからどうしますか?」
「なんか、松平さんと話をしたら
ホストクラブ行くの嫌になっちゃった」
「そうね、なんかばかばかしくなっちゃった」
杏子が言うと栄子が答えた。
「内村さん、ちょっとお話があります」
亮は耳元で囁くと
杏子はうなずき杏子はスマートフォンを
持って立ち上がった。
「ちょっとトイレ」
亮は立ちあがり電話をしているふりを
している杏子の後ろに立った。
「いいですか?」
「はい」
「ホストクラブの男って?」
亮は杏子にこっそりと聞いた。
「ルイの徹ですけど・・・・」
「そうですか?ひょっとして彼に悪い噂ないですか?」
「・・・・」
「話せませんか?もし良かったら相談に乗りますが」
「実は私恥ずかしい写真を撮られてしまっているんです」
「それで要求は?」
「月100万円のお小遣いを」
「じゃあ、覚せい剤とかレ○イプとかは無いですね」
「無いわ」
杏子は隠し事をしているような言い方をした。
「本当ですね」
「でも彼とS○Xをする時は異常に感じる気が・・・」
亮は念を押すと杏子は恥ずかしそうに答えた。
「僕達、もう少し居ますから気が
変わったら戻ってきてください。
泊まるところは僕が用意します」
「は、はい」
杏子と栄子二人はホストクラブルイに向かって行った。
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「彼が言っていた泊まるとこってホテルかしら?
私、いいわよ彼なら。杏子さんは?」
「そうね、うふふ」
二人はあらぬことを想像して笑っていた。
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二人がいなくなったのを見てさっき名刺を渡した
女性の一人が近づいてきた
「話しても良いですか?」
「良いですよ。どうぞ、どんな仕事をしているんですか?」
亮はまるで面接官のような雰囲気で聞いた。
「私キャバクラです」
「いいですね。あなただったらお店行ってみたいですよ」
亮が甘い声で囁くと女性は体に鳥肌を立てた。
「うれしい」
「ねえあなたは肩が凝っているでしょ?」
そう言って亮は女性の肩のツボを圧した。
「気持ちい良いわ」
それを見て亮を五人の女性が囲んだ
「あなたは何の仕事?」
「キャバ嬢」
「ちょっと待って」
両あごに手をやった。
「顎関節症、口を大きく開けるとガックとならない?」
「ある。フ○ラする時」
「まだ治せますよ?」
亮は耳の下を強く押すとボキっと音がした。
「どう」
「ああ、口が開くし顔が小さくなったみたい」
女性が喜ぶと他の女性が騒ぎ出した
その声に、周りの女性が全員亮の方を見た。
「おっと、あなたの仕事は?」
「風俗よ」
「やっぱり、仕事がつらでしょう」
「うん」
亮は30分程話をすると終電に
間に合うように女性達が帰っていった。
「森さん済みません」
亮は森に名刺を15枚見せた。
「店の名刺じゃしょうがないだろう」
「いいえ、裏には本名とスマートフォンがメールもあります」
「そう言えばさっきの男三人組とはどうやった」
亮は指輪を取り出すと森に見せた。
「この指輪の凸の部分で腰の所にある
排便のツボを圧しました。
怪我させなかったでしょう」
「あはは、たしかにそうだが心の傷は深いぞ」
「次はインポのツボでも圧しますか。さっきのツボの近くにあるし」
「そんなツボあるのか?」
「ありますよ。良くするところがあれば悪くするところもある。
ただ、そんなところはどんな本にも載っていませんけど」
「北斗の拳みたいだな。だんだん、あんたが怖くなる」
「北斗の拳あれ本当ですよ」
森は口をポカンと開いていた。
「それより、さっきのおばさん達どうしたんだよ」
「一人が理恵ちゃんのお母さんで
ホスト遊び止めさせてくれって理恵ちゃんに頼まれました」
「亮、いっそのことお母さんとやっちゃえば、
ホスト狂いも治るぞ」
「それはだめだって理恵ちゃんに念を押されました。
それにもうすぐ戻ってきますよ」
「本当か?」
「ええ、ほら戻ってきた」
杏子と栄子がバーのドアを開けた。
「なんか、お店がゴタゴタしていたから戻ってきちゃった」
杏子が微笑んだ。
「では、行きましょうか」
「何処へ?」
「ホテルです」
「えっ、私達そんなつもりは・・・」
杏子は亮一人で相手をするのかと思って驚いて手を振った。
「あはは、治療ですよ」
四人はハイアットホテルのジュディの借りている部屋には入った。
「凄い部屋高いでしょうね」
栄子が窓から新宿の夜景を観まわした
「そうですね、今夜はここに泊まってください」
「えっ?良いんですか」
「はい」
亮は二人をマッサージとするとソファーに座り
杏子に話しかけた。
「二人ともだいぶ血行が悪くなっていますね」
「年のせいかしら?イライラするし肌の張りもなくなるし」
「あはは、そうかもしれませんね」
亮はきつい一言を言って
杏子と栄子の顔を見ると
「今度は何処かで続きをやりましょう、きっと若返ります」
「本当?ありがとう」




