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グッド・ジョブ媚薬 1部  作者: 渡夢太郎
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内村杏子の問題

カットが終わり裕子は紀子の頭を

鏡で映すと紀子は満面の笑みを浮かべた。

「ありがとうございます。気に入りました」

紀子は自分の髪が別人のように

綺麗に見えて感動していた。


裕子はレジの脇で亮に言った。

「亮、あの子とやった?」

「いいえ」

亮が言うと裕子はまじめな顔をして言った。

「あの娘、あなたの話ばかりしていたわ。

どうするの。彼女本気よ」

「大丈夫です、芸能界には

たくさんいい男がいますから」

「ばかね、あなたはまだ自分を

解かっていないわ」


「ところで、裕子さん松本にいつ行きますか?」

「あさってでいい?マテリアがオープン

したら当分帰れなくなるから

泊まりよ」

「はい良いですよ」


そこへ紀子が近づいてきた。

「亮さんこれからどうするんですか?」

「食事しますか?」

「エッチは?」

「無しです」

「どうして?」

「だって、せっかくカットした髪もったいないでしょう」

「そうか残念」

亮は紀子とヤマト美容室をでると

甘えるように亮の腕に抱きついた。


「何処へ行くの?」

「六本木へ行きましょう。夜景を観ながらレストランで」

「今日は色々ありがとうございました」

紀子は首のネックレスを触った。

「いいえ、お祝いと協力のお礼です」


二人は食事を始めると亮は紀子gが

とてもかわいらしく思えた。

「そういえばめぐみさんのさっき言った

川野という人は、うちの会社の専務なんです」

「そうなんだ。川野という人、凄い

好きもの何だって。会うホテルは会社の

年契ホテルなんだって」

「そうかわかりました。ありがとう」


亮は席をはずし秀樹の秘書の中村に電話をかけた。

「中村さん。うちの会社の年契ホテル何処ですか?」

「何ヶ所か有るけど」

「川野専務のいつも使っているホテルです」

「リプトンホテル1021号室です」

「ありがとうございます」

亮はすぐに森に電話をかけた。


「森さん、リプトンホテル1021号室は

DUN製薬の年契ホテルでした」

「よし、やるか。今何処だい」

「六本木で食事をしています」

「久々にグローリーへ行こうか?」

「分かりました」

亮は電話を切ると紀子に向って頭を下げた。


「ごめん9時にお別れです」

「はい、分かりました」

紀子は素直に答えた。

「ありがとういいヒントもらいました」

「よかった役に立って」

「でも,さらさらしていいですね。その髪」

「何を言っているんですか。

亮さんが開発した。シャンプーですよ。

特別にて雨宮さんが使ってくれました」


「そうか、そうだった」

亮は自分の作ったシャンプーが改めていい物だと

気づいた。

「そうそう、亮。雨宮さんと出来ているでしょ」

「あはは」

亮が笑ってごまかすと紀子が真剣な顔で話をした。

「私分かったの、何か繋がっている物がある感じ、

女同士の友情かな?それとも家族?」


「今から何処へ行くの?」

紀子は亮の行き先が気になった。

「キャバクラブです」

「亮っておじさんの方ね。私帰ります。

これから忙しくなるので、

週に一回決まった日に会いましょう」

紀子は急に態度を変えた。

「待ってください」


「赤坂のTV局の収録が木曜日ですから、

その日会いましょうね」

紀子は亮が困っている様子を

気にせず勝手に話を決めた。


「ええっ勝手に決められると困るんだけど」

「いいえ、行きます。お疲れさまでした」

紀子は勝手に決めて手を振って帰った。

「まいったな」

「今の娘は?」

後ろから森が突然声をかけた。


「金子紀子です。めぐみの情報をくれた女性です」

「ほお、また女が増えたわけか。うらやましいなあ」

「・・・・・」

亮は返事のしようが無かった。


森と亮がグローリーへ入ると、

初美と真知子笑顔で迎えた

「いらっしゃい」

初美が言うと亮はそっけない態度を

とって理恵の事を聞いた。

「すみません、理恵ちゃんは?」

亮が聞くと初美は前回冷たい態度を

取られたので怒ったような顔で言った。


「辞めたわ」

「そうか・・・」

「彼とわかれてまじめに勉強するそうよ」

「あなたと連絡取りたがっていたわよ。

1日おきに電話あるのよ」

ママの真知子が言った。


「ママ、電話番号教えていいですよ。

連絡くれればよかったのに」

「本当、わかったわ」

すると店の電話が鳴った。

「来てるわよ」

真知子が答えた。


「亮さん、理恵ちゃん今から来るって

どうしても話があるらしいわ」

「亮、刺されるぞ」

森が笑うと理恵がやって来た。


「亮、会いたかったよ」

「うん、カウンターに行こうか」

「やだ、外へ行こう。話しがある」

「ママ僕は帰ります。森さん済みません」

理恵の真剣な顔に気づき一緒に店を出た。


「ホント、あいつの周りは事件だらけだ」

残されは森は亮の不思議な魅力が徐々に解かってきた。


亮と理恵は駅近くのショットバーに入った。

「久し振りですね。理恵さん」

「あのう、私彼と別れましたから」

「はい」

亮は何も聞くことなく答えた。


「それとこれが医者の診断書、何の病気もないから。

ずっと待っていたんだよ。毎日毎日、お店のドアが開くの」

「ごめんね、忙しくて」

「彼と別れたら付き合ってくれるって言ったよね。

抱いてくれるって言ったよね。約束だからね」

理恵は泣き出した。


「うん、理恵ちゃんごめんなさい。あなたを傷つけました」

亮は肩を抱きながら理恵の耳元で囁き

理恵の目の化粧が落ち、次第に少女になっていた。

「じゃあ、抱いて・・・」

「今はちょっと・・・」

「パパがいなくなって、家の中が寂しくて・・・・」

「ええ」

亮は再び罪悪感でいっぱいになった。


「ねえ、パパの事だけど・・・」

亮が話しかけると理恵はそれを止めるように言った。

「それより、パパとママの離婚の原因の半分は

ママがホストに狂ったことなの」

「ええっホスト?」

「歌舞伎町のクラブルイの徹、一度行ったことがあるわ」

「不良がそのままホストになった感じ?」

亮は徹と聞いて理恵に聞いた。


「そうよ。知っているの?」

「あはは、まさか」

「写真があるわ」

理恵は写メールを見せた。


その写真を見て亮は驚きを隠せなかった。

その徹という男は数年前亮が付き合っていた女性

秋山良子を抱いた男だった。


「ママ今日もクラブに行っているはず」

「ママのホスト狂いを止めさせるのは簡単だけど・・・」

「ママと関係持つのは、嫌よ絶対いや」

「徹には僕も個人的にあるんです」


亮は確認のために美也子に電話した。

「クラブルイの徹って言うホスト知っていますか?」

「どうして知っているの?徹と付き合っていたのよ」

「あの、3千万円貢いだホストって?」

「そう、徹」

「今は?」


「実は時々お金の件で電話があるの」

「それで?」

「もちろん、断っているわ」

「ひょっとしたら・・・・」

「どうしたの?」

「ちょっと知り合いのお母さんが徹にはまっていて」


「懲らしめてやって」

「了解」

亮はそう言って美也子の電話を切った。

「徹か参ったな」

独り言を言ってスマートフォンを

切った亮は理恵の横になっている

ベッドに乗った。


「お母さん。最近なんか変な行動していない?」

「そう言えば、体にあざを作っていた事があったわ。

聞いたらテニスで転んだって言っていた」

「ええっ、ひょっとしたらDV?薬?」

亮は美也子の事も心配になってきた。


「ホストクラブは何時からですか?」

「8時からだけど徹が出勤するのは11時過ぎよ。

 お客が水商売や風俗だから」

「すると、お母さんは?」

「時間まで新宿のホテルHのラウンジで飲んでいるはずよ」

「OK、じゃあ今からお母さんと会ってみます」

亮は時計を見た。


「私は?」

「帰ってください」

「いや」

「駄目です。お母さんを説得するんですから」

「まさか、エッチはしないでしょ」

「もちろん」

亮は優しい目で理恵を見た。


「じゃあ、帰る。お母さんの事よろしくね」

「了解です」

「今日は嬉しかった。今度いつ会える?」

「来週」

亮はとりあえず言ってしまった。


「うん、うれしい」

亮と理恵は六本木から新宿駅へ向かい

新宿で二人は別れ、亮はHホテルのラウンジへ向った

新宿を歩く亮の異常なフェロモンで擦違う女は振り返り、

外人の女性は声をかけてきた。


ラウンジには、理恵の母杏子ともう一人の

女性が飲んでいるのを見つけ

亮は二人に近づいた。

「こんばんは、内村さんですよね」

「はい?」

杏子は初めて亮を見たので首をかしげた。

「松平亮です。以前テニスで、理恵さんも一緒に」

「ごめんなさい、憶えていないわ」

杏子はそっけなく返事をした。


「そうですか、一緒にお酒でもと思ったんですけど」

「でも」

杏子が躊躇していると杏子のと友達が言った。

「いいじゃないの、理恵ちゃんの知り合いなら

時間もまだだしホストよりいい男じゃない」

友達の栄子が杏子の耳元で囁いた。


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