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グッド・ジョブ媚薬 1部  作者: 渡夢太郎
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モデルプロモート

葉子が言うとみんなが笑った


亮はケーキをおいしそうにほうばると

みんなが笑っていた。

「本当に亮はスイーツが好きね」

直子はそんな亮がとても可愛く見えていた

「ただ1つ食べられないものがあるんです」

「何?」

「抹茶のスイーツです。抹茶が甘いのが許せないんです」

「あら、おいしいわよ。それはただの言いがかりだわ」

智子が反論した。

「ねえ、今度みんなでディズニーランドへ行こうよ」

葉子がはしゃいでいた。

「それは無理です」

「しっ、亮にはトラウマが有るのよ、学生時代の思い出が」

直子が亮をかばうように言った

~~~~~~~


翌日、デビッドから亮の元に連絡あった。

「知人が日本転勤になって亮へ連絡するように言ってある

一度会ってくれ。名前はロイ・ブラウン

ファンドWSO投資顧問のアジア代表

 で植物燃料の件でも協力を貰っているんだ」

「了解です」


月曜日に亮は森に森田の履歴書をメールで送って

すぐに電話を掛けた。

「森さんどうですか?」 

「ありがとう今から森田を張るよ。月曜だから動き出すだろう」

「ところでアシスタントは決まりました?」


「一人良いのがいるんだが。まだ現職なんだ」

「男?」

「いや女」

「森さんの彼女?」

「いや、分かれた女房の妹」

「へえ、何の仕事しているんですか?」


「交通課だ、刑事課志望なんだが、署長の推薦まで行っていない」

「やめさせるんですか」

「うん、交通課でくすぶっているよりましだろう」


「元奥さん怒るでしょ」

「いや喜ぶよ。女がてらに刑事なんて。今度紹介するわ」

「はい」

「亮、手を出すなよ」

「当たり前です」


森との電話を切ると美也子から電話がった

「亮、アメリカからメールが来たわ」

「ええ、本当ですか?」

「本当よ、だから会いたいの」


「ごめんなさい、昼間は会えないです」

「今日仕事が終わったら、お店に来て

プリントアウトして渡すわ」

「はい」

亮はファッションショーの準備が順調に

行っていることがとても嬉しかった。


その夜、森から再び電話があった。

「銀座の蝶ってクラブ知っているか?」

「ええ」


「森田が入っていた、高いんだろう」

「はい、高いです」

「俺は入れねえよ」

「わかりましたちょうど僕もそこへ行く

用事があるのですぐに行きます」


亮は美也子に電話を入れた。

本来店のママである絵里子に

電話を入れなければならないのだが

店を利用して情報を取る事を

絵里子は許さないと亮は思った。

「出るかな?」

10回コールして電話を切ると

美也子からすぐにかかってきた。

「もしもし、私」

「すみません仕事中に」


「ううん、大丈夫よ」

「今、DUN製薬販売の森田さんいるでしょ」

「ええ、私がついているわ」

「よかった」


「今日来るわよね」

「はい、カウンターで」

「いいわ、何処でも」

「僕の知人の森さんと言う人が行きますから

案内していただけますか」

「わかったわ」


亮はすぐに森に電話をした

「森さん、入れますよ」

「分かった、先に入って待っている」


「スーツ着ていますよね」

「ああ、そうだろうと思って着て来たよ。

 それにメガネをかけて変装をしてきた」


「なるほど、さすが探偵さん」

30分ほどして亮は蝶に入った。

「こんばんは」

「いらっしゃいませ」

絵里子が亮を迎えた


「お連れ様お持ちです」

「ありがとうございます」

「美也子ちゃん頑張っているわよ。

シンディが来るんですって?」

絵里子は腕を組んだ

「ええ」


「ありがとう。今銀座の

ホステスが燃えているわよ」

「はい」

亮は絵里子に褒められて嬉しかった

亮が森の脇に座ると美也子が二人のところへ来た。

「いらっしゃいませ、待っていたわ」

亮の脇に座ると名刺を森に渡した。


「美也子です」

森に挨拶をすると美也子は森の脇に

座っているホステスをかえした

「森です。亮とずいぶん親しいな」

「ええ、私、亮とできているの」

「ホントかよ」


亮がうなずくと美也子は信じられない顔をしていた。

「森田さんといる人、後で教えてください」

亮は美也子の耳元で囁いた


「わかった」

「女の子つけるわね。いい子を」

美也子がボーイを呼んで

指示をすると友子と明美が来た。


「はじめまして友子です」

「明美です」

「松平です」

 「森です」

「松平さん若いですね」

友子が嬉しそうに聞いた


「あはは、そうですか」

「お幾つですか?」

「27歳です」

「わあ、うちに来るお客さんで一番若い」

明美が高い声で言うと友子が聞いた。


「松平さん家がお金持ちなんでしょ」

亮は慌てて弁解をした

「いやいや、会社の経費です」

「おいおい金がないと相手にしてくれないのかい」

森が不満そうに言うと友子と明美が首を振った。


「そんなことないです。ただ、本当に若いから驚いたんです。

ここに来るお客さん、最低でも30代後半だもの」

「そう、みんな、接待に使っているのだから

気を使っちゃっているの。だからうれしいわ」

今まで警察の現場にいた森は

始めての銀座の高級クラブの

値段を知らなかった


「そんなにここ高いのかい?」

「今の段階で一人10万円プラスボトル代」

明美はそう言ってテーブルにある

VIPボトルを見て首をかしげた


「ええっそりゃ、若くちゃ無理だな。

会社も経費で落とさないだろう」

森は納得した

「大手企業の部長クラス以上か会社経営者じゃないと」

友子に言われて亮はうなずいた


「じゃあそう言う連中ばかりかいここにいるの?」

「そうですよ、みんな名前を聞いた事ある会社ばかりですよ」


友子が答えると

森田のいるボックスをみていた亮は森の耳元で囁いた。

「森さん、帰るみたいです」

「じゃ先に店を出る、支払い頼むよ」

「分かりましたお願いします」

そこへ森田を見送った美也子が戻ってきた。


「おまたせしました。あら、森さんは」

「急用で帰りました」

「明美さん、友子さんありがとう」

美也子は明美と友子を返すと体を亮に押し付けた。


「それで、森田さんは常連ですか?」

「時々、一緒にいたのは株式会社スワローという

医薬品販売会社矢島社長と三田記念病院理事長の

村田さん普通の関係よね」


「そうですね、薬品メーカーと販売会社、

総合病院理事長ですからね」

「そうよね」

「支払いは?」

「矢島社長よ。私の付けだもの」

「えっ払う人が違いますね」

「そうね、二人とも森田さんのお客さんのはずなのに」


「実は、森田さん関係の主催でパーティをやっていて、

そこで愛人を紹介しているんです」

「聞いたことあるわ。私にパーティに

行かないかって、言っていたわ」

「そうか、あの二人は参加者か」

「ところで、これ、メールのプリントアウトしたやつ」

亮は封筒を開けてみた

「こんなに返ってきたんですか?」


「ええ、全部で二十四人、そのうちシンディの

紹介というのを優先したわ」

亮は書類を見ながら計算をした。


「1ステージ5,000ドル~10,000ドル+交通費と

宿泊代とリハーサルの日当か」

「予想通りね、これで予算の見積もりができるわ」

「今度姉にあってください。ブティックⅮ

の責任者ですから」

「ありがとう。電波広告社の部長が

真剣に話を聞いてくれそうよ、

あなたも同席して」

「はい」


「それと、ホステスで仲間が集まりそうよ。

チケットの販売でママ達も協力してくれるように

言ってあるけど正式に、案内書を

プリントして配ろうと思うの」


「それなら銀座商店街の協力をもらいましょう。

ホステスさんの手作りのイベントならマスコミも

飛びつくし、ヤマトのイベントとは別に

昼夜2ステージできるんじゃないですか。

昼間は夜の仕事の人、夜は昼間の仕事の人」

「チケットはお客さんに買ってもらえば、軽くさばけるわ」


「後は会場探しですね。もしホテルを会場にするなら

タイアップで彼女たちを宿泊させればいい」

「ええ」

「具体的な計画は代理店に頼めばいいですね

そうすればプロモートに集中できますね」

美也子は亮の言葉を聞いて目頭を押さえた


「どうしたんですか?」

「素敵だなと思って」

「何が?」

「亮の事、出会えてよかった」

「帰ろう。かな」

「ええもう帰るの」


「だって美也子さんの指名が入って忙しそうだし、

仕事の邪魔したくないですから」

「ありがとう。その優しい言葉素敵」

「今度また森田さんが来たら教えてくださいね」


「はい。せっかくだからもう少しいて女の子呼ぶわ」

美也子は手招きをした。するとそれに気づき友子が戻ってきた。

友子はロングヘアでスレンダーな知的の感じのするいかにも

キャリアという感じの女性だった。


「友子さんあと、お願いするわ」

「はい」

友子は亮の脇に座ってホッとした様子だった。

「やはりチーママのお客さんなんですね。

美也子さんすごい人気なんです。

松平さんもやっぱり」

「違います、仕事の件で実はこんな

気取ったところは好きじゃないんです」


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