モデル
「S○Xはちょっと・・・」
亮にとって内村の娘を抱くには行かなかった。
「大丈夫よ、私もう処女じゃないんだから。
今から直ぐにでもして」
「ど、何処で?」
亮は人が変わった理恵をどう扱っていいか分からなかった
「トイレでも非常階段でもいいよ」
「無理です」
「ああ気が狂いそう」
理恵の呼吸がだんだん荒くなって、自分の胸と股を触りだした。
「ちょっとまってて。ママ」
亮が真知子を呼び理恵に上着をかけると駆け寄った真知子が言った。
「やっぱり」
「理恵ちゃんトイレでオ○ニーしたと言っていました」
「若いから大丈夫だと思っていたのに」
真知子の心配が的中した。
「大丈夫って?」
「ばかね、あなたまだ自分の事わかっていないのよ」
真知子は鈍感な亮を叱った。
「理恵ちゃんを休ませましょう」
亮は客に目立たないように更衣室へ理恵を運んだ。
「この子人気あるからやめてもらっても困るし、
後はあなたにお願いするわ」
真知子は亮に理恵を託し店に戻った。
亮は更衣室に理恵を置いて、店に戻り森に話しをした。
「森さんごらんの通り理恵ちゃんの介抱しますから、
明日の夜お話します」
「わかった、手伝わなくていいかな?」
「はい、大丈夫です。初美さんまた来ますね」
「はい」
亮は初美に挨拶して更衣室に戻ると理恵は
スカートの中に手を入れていた。
「理恵ちゃんちょっと外へ出ましょう」
「抱いてくれる?」
「とにかく、休みましょう」
理恵は白いミニドレスからジーンズに着替えて外に出ると
いきなり亮に抱きつきキスをした。
「理恵ちゃん、家まで送ります」
「やだ、家に帰っても一人なんだもの」
理恵は亮の抱きついたまま離れなかった。
「大丈夫?」
亮はフラフラする理恵を体で支えながら
聞くと理恵はやっと答えた。
「だめ、とにかく、駄目なの」
理恵はヒステリックに声を出した。
「しょうがない」
亮は理恵を渋谷の自分の部屋に
連れて行きベッドに寝せた
1時間ほどして理恵は目を覚ました。
「ああ、私寝ちゃった?」
「はい、ぐっすりと」
「抱いて」
理恵が亮の首に手を回すとキスをした。
「理恵ちゃん、大事な話が有る、お父さんの事だ」
「はあはい」
「君のお父さんは悪い事をしていた」
「うん・・・」
「言いにくいなあ」
「大丈夫、ちゃんと聞く」
「君のお父さんは人事課の立場を利用して
好みの女性を愛人にしたり
売春の斡旋をしたり」
それを聞いていた理恵は目に涙を浮かべていた。
「そうなんだ、それで飛ばされたんだ」
理恵は亮に抱き付いて泣き出した。
「ごめん」
「もういいんだ、大嫌いだったから」
亮は理恵の頭を撫でていると
理恵は亮にキスをして押し倒した。
「抱いてください、何もかも忘れたいんです」
理恵は強がりを言っているが両親の離婚で
精神的に疲れている様子が
見えていた。
「これだけ聞いてください、
お父さんの被害者に僕の友人が居ました。
それで僕は五島商事に告発の手紙を
書きました。お父さんの左遷は僕のせいかも
知りません」
「ううん、あなたの手紙だけで左遷なんて
ありえないわ、きっと内部調査が有ったのよ」
「そうか・・・」
「私に罪悪感があるなら抱いてください」
礼司はまだ二十歳の理恵を抱いた。
経験の豊富な絵里子、智子、直子に比べて
理恵はぎこちなく上に乗る事も口に咥える事もしなかった。
おそらく二人の男性と付き合っていると言ったのは
見栄だったのかもしれない。
毎日違う女性とマンションを出る亮は
フロントの人間がどう思っているか気になっていた。
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翌日、亮は会議の後ホテルの部屋でジュディとあった。
「亮、シャンプー出来たみたいね」
「はい、お店の顧客相手にアンケートとっています」
「吉井さんが銀座のクラブのママもマーケットにと言ってきた時。
亮が裏で何かしていたのはわかっていたわ。
だって、いくら銀座店のマネージャーでもお客様と
そんなに親しくなれないわ。まして銀座のママなんて」
ジュディの推測に亮は笑うだけだった。
「あはは」
「ね、吉井さんを連れて行ってくれたクラブ蝶は
高いでしょ。私のほうから払います」
「いえ、今回はこちらが」
「こちらって、まさかあなたの立場で
DUN製薬の経費では落ちないでしょう」
「はあ」
確かに亮たちが飲んだ飲み代は亮の付けになっていた。
「ところで、マテリアオープニング
ファッションショーの企画書読んだわ。
いいわね、やりましょうか」
「はい、父の会社が協力します」
「ところで、塚田美智子ってだあれ?」
ジュディは企画書に書いてある美也子こと
塚田美智子の事が気になっていた。
「クラブ蝶のチーママです」
「仕事出来る方?」
ジュディは銀座のホステスがなぜ
モデルのキャスティングをしていたか
不思議だった。
「はい。マテリアは銀座の女性の力が要ります。
彼女はきっと銀座のホステスを見方につけて
くれるでしょう、そしてスポンサーも」
「そうね、うちの広告宣伝費も
限られているから一緒にやっていければ
素敵だわ。ところで亮、あなたは
シャンプーの仕事から始まって
何処までやるつもりなの?」
ジュディは製薬会社の亮がなぜ
ファッションショーを企画しているか謎だった。
「マテリアを成功させたい。それだけです」
「ありがとう亮。がんばって」
ジュディは亮に胸を押し付けた。
「ちょっとだけいいでしょ」
「はい」
「亮、雨宮さんとうまくやっている?」
「はい」
「ありがとう。彼女元気になったし仕事張りきっているわ」
「良かった」
亮はジュディに嫉妬されて何を言われるか心配だったが
礼を言われてホッとしていた。
「そうそうマテリアの調度品はお父様の所へ頼んであるわ」
「ありがとうございます。でも忙しいですね体大切にしてください」
「うん、了解。大丈夫よ。あなたがいるから」
ジュディは亮にキスをして体を重ねた。
亮は美也子に企画が通った事を伝えに、
美也子の部屋に行った。
「ホント、ファッションショーOKなの」
「はい、ヤマトさんはOKです。あとは9月15日の
オープンの為にスーパーモデルのスケジュールを
おさえなければなりません、当日20人は必要ですから。
メールでエージェントにオファーを入れましょう。
この企画書を英訳して送ってください。
くれぐれもヤマトの主催と入れて下さい。
ヤマトのイベントを強調しましょう」
「はい」
「最後におまじない。Chisako danの紹介と入れて下さい」
「はい」
美也子は亮を信じてなんでも
言う事に従うつもりでいた。
「ファッションショーの企画運営は
こないだ来たヤマトの吉井さん?」
「いいえ、あの電公堂がします」
「えっ、ファッションショーはヤマトが主催なのに?」
美也子は広告代理店の仕事を良く理解していなかった。
「はい、ヤマトは広告宣伝費を年間予算で
全部広告代理店にまる投げしてしまうので
企画運営はすべて電公堂がやる事になります。
それに協賛する会社を探してくれます」
「なるほど」
美也子は亮に広告代理店の仕事を簡単に聞いた後
亮は紙数字を書いて説明を始めた。
「まずスーパーモデルのギャラは旅費、
宿泊代別で100万円から~200万円、
20人で2000万円~4000万円、
マイナス1000万円~3000万円。
翌日ファッションショーを開くとなると
会場費が500万円、製作費が1000万円
それに交通費と宿泊代がプラスされるわけですから
トータルで6000万円
ヤマトのファッションショーの予算の
1000万円とチケット代金2万円で
500枚売ったとして1000万円、
合計4000万円のマイナスです。
後は協賛で集めるしかありません」
「そんなにマイナスになるの?」
美也子は驚きを隠せなかった。
「はい、でもスタジオD、
美宝堂がタイアップ料を払います。
やりますか?」
「ええ、やりたい、やってみたい」
「電公堂が本気になって動いてくれて
協賛の会社を集めてくればいいんですけど」
「お客さんに電公堂の人がたくさんいるわ、
接待が多いから」
「じゃあ、コネクションはあるのですね。
後は美也子さんの言う事をどれだけまじめに
うけて貰えるかですね。
まず信じてもらえるように
スーパーモデルを確実に呼びましょう」
「そうですね」
「ファッションショーにスーパーモデルを
呼べれば2万円を出も高くない、
でも呼べなければ1万円でも高いです。
無理だったら、国内の外国人モデル使って
ヤマトのイベントだけで終わりです」
「はい」
亮の言っている事は正しかった。
「美也子さん。ギャラの支払いの立替もありますから
2~3000万円は用意しなくちゃいけませんよ」
「亮、私の貯金があるから。お願い力をかして」
「わかりました」
あの美しい美也子が目に涙を浮かべて亮の手を握った
亮は美也子から離れて電話をした。
「あ、千沙子姉さん。企画書届いてる?」
「うん届いているよ」
「どうですか?」
「いいけど。モデル呼べる?」
「うん、それが」
「まったく女性に甘いんだから
シンディに連絡してみるわ。
彼女が来るだけで代理店動くでしょう」
「お願いします」
「わかったわ」
千沙子は仕方なしに返事をして電話を切った。
しばらくすると、亮のスマートフォンの電話がなった。
「OKよ。シンディがうちのブランドのイメージ広告で
契約する事になったわ」
千沙子が興奮していた。
「本当?」
「それに彼女が何人かモデルを紹介するって」
「ありがとう、姉さん」
「その代わりあなたもこっちも手伝いなさいよ」
「はい」
亮はうれしくて大きな声で返事をした。
「ところで亮、ヤマトグループの
ジュディと付き合っているんだって?」
「ど、どうして知っているの?」
「本人に聞いたわよ。やるじゃない、
この間まで女の子の手を握れなくて
振られたくせに」
「やめてくださいよ。昔の話は」
「うふふ、じゃあまた連絡をするわ」
亮は電話を切ると
「美也子さん。一人確保です」
「えっ、だれ?」
「シンディです」
「あの、シンディ。出てくれるの?」
美也子はあまりの驚きに声が震えた。
「はい、日本に契約に来るからついでに
出演してくれるそうです」
「ほ、本当!うれしいわ」
「あとは美也子さん自分の力で」
亮は美也子のやる気に掛けてみた。
「ありがとう、なんてお礼を言っていいか」




