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グッド・ジョブ媚薬 1部  作者: 渡夢太郎
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加奈

「コラ!あなたは黙っていてもモテるんだから

そんなの相手にしていたらキリがないわよ。

ましてこの部屋に入れたらくっ付いて離れないわよ

少しは考えなさい」


「はい、すみません」

「そもそもどうして億のお金をもっているの?」

「株と役員報酬です」

「役員?」

「はい、子供の事から株取引をしていた上に

アメリカのナチュラルグリルの役員なので

役員報酬と上場益です」


「ナチュラルグリル聞いた事あるわ、

アメリカで大成功したレストランチェーンでしょ」

「そうです」

「あなたアメリカで何をやっていたの?」

「勉強です」

「うふふ」

そこにチャイムがなって直子の顔がモニターに映った


「いらっしゃいどうぞ」

亮はロビーのドアを開けた。

しばらくして玄関のチャイムが鳴ったので

亮は直子を招き

直子が玄関に入ると周りを見渡した。


「すすごいわね」

「ありがとうございます」

「こんにちは」

絵里子が玄関に来た。


「こんにちは直子さん」

「こんにちは、相談が会ってきました」

「直子さん、もうすぐ支度終わるので手伝って」

「はーい」

絢香が起き出して歩いてきた。


「亮!」

絢香は亮を呼んで亮の足に抱きついた。

「本当に親子みたいね」

直子が優しく笑った。

「絢香ケーキあるからね」

「はい」

絢香は笑って小さく頷いた


鍋料理が出来上がり四人で食べ始めると

直子がみどりの話を始めた。

みどりはマッチングアプリで知り合った

男性と週に1回麻布で会うらしい

がその次の日みどりの目つきが

おかしいと言っていた。


「そうですか、何か悪い薬でも」

「そんな気がします」

薬物は思っている以上に市中に出回っていて、

若者の中に浸透している。


「みどりさんに会った方がいいわね」

「僕もそう思います」

「直子さん、みどりさんのマッチング

アプリ聞いて貰えますか?」


「うん、すぐに聞いてみます」

「亮が登録するの?」

「はい」

「大変な事になるわよ」

「まさか」

亮はたかをくくっていた


「ケーキ食べたい」

絢香が亮の顔を見た

「ハイハイ」

亮がフルーツケーキを出すと絢香は

生クリームを口につけて食べていた。

「あら」


直子は亮と絢香が食べるものが同じ順番で

シンクロしているように見えていた


「この子最近人気があって電車に乗ると

周りの大人たちが近づいてくるのよ」

それを聞いた直子はただの自慢話には聞こえなかった。

直子は絢香の目を見ていると吸い込まれそうになった、

「絢香ちゃんまるで超能力があるみたい」


亮はマッチングアプリに自分のプロフィールを登録させた。

「実名なんですね」

亮は聞いた。

「そう、ここはマジな出会いの人ばかりらしいわよ」

直子がサイトを見て言った。

「まぁFacebookもそうですから問題はないんだけど

日本は実名が嫌がられてFacebookが

いまいちらしいですね」


「ええ実名が出せない理由があるのよ、

日本人は男女交際に慣れていないから

 とりあえず偽名を使って相手を確認してから会う感じ」


「でも、その前は写真も名前も偽物ですよね」

「うふふ、そう」

直子が自分のスマフォを見た。

「亮、月曜日の夜みどりちゃんと会えるみたい」

「OKです」


四人が食事を終えると亮は絵里子を家に送ることにした。

亮が車を出そうとすると絢香は助手席に座ろうとした。


「絢香、まだ小さいからダメよ、

大きくなったら亮の隣に乗れるからね」

絵里子は絢香を抱いて後ろの席に

座り直子は亮の脇に座った。


「絢香ちゃん、亮の事好きなのね」

直子が絢香の顔を見た。

勝どきのマンションに絵里子と絢香を

下ろすと直子が亮の手を掴んだ。


「亮の部屋に戻ってしよう」

直子は亮の腕を掴んだ。

「もちろん、もどりますけど。明日は目白で

テニスのコーチなのです終わったら

家まで送りますよ。


「そうなんだ…」

直子は一緒に夜を過ごせると思って寂しそうな顔をした。

「今度泊まって行ってください」。

「はい」


直子を家に送り12時近くに目白の家に着いた。

「亮、新しい住まいはどうだ?」

秀樹はまだ起きていてお酒を飲んでいた。


「最高ですけど便利すぎです」

「あまり女を連れ込むと苦労するぞ」

「わかっています」

「ところで、シャンプーは順調か?」


「はい、ヤマト美容専門学校と契約しました」

「ん?そうか」

秀樹は亮が困った時ヤマト美容専門学校紹介するつもりだった。


「明日はテニスクラブでコーチをします。

お父さん久しぶりにゲームやりませんか?」

「ああ、いいぞ」


「それから部屋の物色々買い揃えてくれてありがとうございます」

翌日、亮は9時からテニスラケットを持って秀樹と打ち合っていた。

「松平さん、お久しぶりです」

「ああ、小畑加奈さん?」

小畑加奈は以前紹介された大橋の大学の後輩だった。


「はい」

「お久しぶりです、来てくれたんですね」

「はい、日曜日にコーチをしていると言われたので

 スケジュール表を見て」

「そうですか、覚えていてくれたんですね。


そう言えば大橋君とは部署変わってしまって

最近あっていませんけど」

「私もあれ以来会っていません」


「そうですか、じゃあレッスンしますのでよろしく」

「はい」

「ああ、それでこの後時間ありますか?」

「はいあります」

加奈は元気に返事をした


「お父さんこのレッスン終わったら

お母さんとダブルスしませんか?」

「ああ、いいぞ誰と組むんだ?」

「僕は彼女です。亮は加奈を指さした」

「なかなかの美人じゃないか」

「ですね」


レッスンを終えると加奈をテニスクラブの

隣りの自宅に連れていった

「ここって?」

「僕の家です」

「はい、両親の支度ができるまで

リビングで待ってください」

「はい」

加奈はリビングから見える

テニスコートを眺めていた。


亮は紅茶を加奈に出す秀樹はと久美は着替えてきて

亮は小畑加奈を秀樹と久美に紹介した。

すぐにミックスダブルス、途中で女性を交換してゲームをした。


「小畑さん楽しかったですよ。食事でもいかがですか?」

秀樹は加奈を気に入って食事に誘った。

「は、はい」

加奈は亮と一緒にいたいので喜んでいた。


亮の運転で池袋のデパートの銀遊々亭に入った。

「ところで就活はどうですか?」

秀樹は3年生の加奈を気にして聞いた。

「はい、商社系が良いと思って」

「そうですか」

秀樹はニコニコ笑って

名刺を加奈に渡した


「美宝堂の社長さんなんですか?」

加奈は目を丸くして驚いていた。

「一応うちも商社系です、あはは」

「でもお名前が・・・」

亮の顔を見た。


「ああ、事情があって名前を隠しています。これは内密に」

「はい、かしこまりました」

「良かったらまた遊びにいらっしゃってね」

久美が笑顔で上品に話した。


「はい、でもここの肉とても美味しいですね」

加奈は遠慮なく肉を食べていた。

「亮加奈さんを家まで送りなさい。

私達は買い物をしてタクシーで帰るから」

「はい」


小畑の部屋は西武新宿線の下落合駅から5分ほどの

2階建てのアパートの2階で

亮は車を止めて話をしていた。


「ありがとうございます。送っていただいて」

「そう言えばご実家はどちらですか?」

「富山市です」

「そうですか、遠いですね」

「はい、電車で行くと乗り換えに時間がかかるので

新宿から高速バスで行きます」

「そうですか」


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